「prepper」とは?アメリカの非常時の備えの文化と英語|『BONES』S08E19で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「prepper」とは?アメリカの非常時の備えの文化と英語|『BONES』S08E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード19の終盤、ブースとブレナンの家では、非常時への備えがたびたび話題になります。prepper、prepared、emergency、generator といった言葉が次々に出てくる、にぎやかなやり取りです。

災害や停電への備えは、アメリカでも多くの家庭が関心を寄せるテーマとされています。作中の言葉を手がかりに、アメリカの非常時の備えの文化と、それを語るときの英語を見ていきます。

目次

「prepper」と「be prepared」

場面の始まりは、こんなやり取りです。

— I’m not a prepper or anything.
(別に prepper ってわけじゃない。)

— I just think that we should be prepared.
(ただ、備えはしておくべきだと思うだけ。)

— Like a prepper.
(それって prepper みたい。)

— Like a person who cares about his family, you know, if an asteroid’s gonna hit us.
(家族を大事にする人みたいに、ってこと。ほら、小惑星がぶつかってくるかもしれないし。)

BONES Season8 Episode19 (The Doom in the Gloom)

prepper は prepare(備える)から来た言葉で、災害や非常時に備えて水や食料を蓄えたり、いざというときの手順を考えたりする人を指すとされています。備えの度合いは人それぞれで、身近な防災に気を配る人から、長い期間の自給を目指す人まで幅があると言われます。

be prepared は「備えておく」という状態を表す言い方で、prepper のような呼び名を使わずに、ふつうの心がけとして備えを語れます。小惑星という大げさなたとえが添えられることで、会話に軽さが出ているのが分かります。

家庭の備蓄と「emergency kit」

少しあとで、家にある備えを挙げる言葉が出ます。

— We have clean water, canned food in the basement.
(地下にきれいな水と缶詰がある。)

— That should be sufficient for an emergency.
(非常時にはそれで十分なはず。)

BONES Season8 Episode19 (The Doom in the Gloom)

sufficient は enough の改まった言い方です。アメリカの公的な防災情報では、水を1人1日約1ガロン(約3.8リットル)として数日分、日持ちする食料も数日分そろえておくことが勧められているとされます。地下室のある家では、そこが備蓄の置き場になることもありますが、住まいの形は地域や家庭によってさまざまです。

備えに関する言葉を整理すると、次のようになります。

英語 意味
emergency kit 非常用の備えをまとめたセット
non-perishable food 日持ちする食品
canned food 缶詰
bottled water ボトル入りの水
flashlight 懐中電灯
power outage 停電

「rations」と「generator」

スイーツを送り出したあと、ブースがこんな心配を口にします。

Booth: Geez, I hope Sweets is, uh, prepared if there’s an emergency.
(まったく、スイーツのやつ、非常時の備えができてるといいんだが。)

Brennan: It’s not our concern anymore, Booth.
(それはもう私たちが心配することではないわ、ブース。)

Booth: I mean, what if he shows up back here and we only have enough rations for two weeks? That’s…
(だってさ、あいつが戻ってきて、食料が2週間分しかなかったらどうする?それじゃ…)

BONES Season8 Episode19 (The Doom in the Gloom)

rations は、もともと1人あたりに割り当てられた食料の量を指す言葉で、ここでは非常時用の蓄えという意味で使われています。

話は発電機を買うところまで進み、こんな言葉が続きます。

— I’m gonna get a generator and an extra generator, and I’m gonna buy beef jerky. You know what?
(発電機と予備の発電機を買う。それにビーフジャーキーも。あのね。)

— That stuff lasts forever, plus it’s delicious.
(あれはずっと日持ちするし、おいしいんだから。)

BONES Season8 Episode19 (The Doom in the Gloom)

嵐などで停電が長引くことのある地域では、家庭用の generator を備える家もあるとされます。使うときは一酸化炭素中毒を防ぐため屋外に置き、ドアや窓から離すよう、アメリカの消費者製品安全委員会などが呼びかけています。乾燥させた牛肉の beef jerky は、常温で持ち運べる保存食としておなじみの食品です。

まとめ|備えを語る英語は身近なところから

prepper は非常時に備える人を指す言葉で、be prepared を使えば、ふつうの心がけとして備えを語れます。emergency kit、non-perishable food、generator などの言葉を知っておくと、アメリカの防災の情報も読みやすくなります。

家族を思う気持ちが、ちょっと大げさな備えの話になって表れる場面です。ブースとブレナンの会話を観ながら、備えにまつわる英語にも目を向けると、防災の話題がぐっと身近に感じられます。

同じエピソードの他のコラムでは、make と let の使い分けや、「文句なし」とOKを伝える一言を扱っています。

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