「junk food」や「all natural」とは?アメリカのスナック菓子と食品表示の文化と英語|『BONES』S09E10で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「junk food」や「all natural」とは?アメリカのスナック菓子と食品表示の文化と英語|『BONES』S09E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード10は、食品業界が舞台のひとつになる回です。作中には、色とりどりのスナック菓子や、パッケージの表示をめぐる言葉が次々に登場します。今回は、アメリカのスナック菓子の文化と、食品表示でよく見かける英語を読み解きます。

アメリカのスーパーで食品を手に取ると、パッケージには短い英語の宣伝文句がたくさん並んでいます。その意味を知っておくと、買い物の英語がぐっと読みやすくなります。

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「junk food」とアメリカのスナック菓子

捜査で訪ねた先では、相手を待つ間に、こんな声が上がります。

— Donut dogs, grilled cheese flavored chips, are you kidding me?
(ドーナツドッグに、グリルドチーズ味のチップス?冗談でしょう?)

BONES Season9 Episode10 (The Mystery in the Meat)

~ flavored chips は「〜味のポテトチップス」のことです。アメリカのスナック売り場では、チーズ、バーベキュー、サワークリーム&オニオンなど、さまざまな味のチップスが棚一面に並ぶのが一般的な光景とされています。食事のメニューの味をそのままお菓子にしたような商品が多いのも特徴です。

こうした、手軽でおいしい反面、栄養のかたよった食べ物をまとめて junk food と呼びます。junk は「がらくた」という意味で、少し否定的な響きのある言葉です。研究所の場面では、作中のホットソースについて、こう言い返す声があります。

— Our hot sauce is not junk food, thank you very much.
(うちのホットソースはジャンクフードじゃありません。お言葉ですが。)

BONES Season9 Episode10 (The Mystery in the Meat)

thank you very much を文末に添えると、感謝ではなく「お言葉ですが」と相手の言い分をはねつける皮肉な響きになります。junk food と呼ばれるのを心外に思う気持ちが伝わってきます。

junk food と関わりの深い言い方に empty calories があります。昆虫を食べ物に使う研究の話の中では、こんな言葉が出てきます。

— And for your information, fried crickets are a wonderful snack food with no empty calories.
(ちなみに、コオロギの素揚げは余計なカロリーのない、すばらしいスナックです。)

BONES Season9 Episode10 (The Mystery in the Meat)

empty calories は「カロリーはあるのに栄養がほとんどない」という意味で、砂糖や脂肪の多いお菓子や飲み物を指すときに使われる言い方とされています。snack food は「軽食・おやつ向けの食べ物」で、junk food のような否定的な響きはありません。

食品表示でよく見かける英語

パッケージの表示の言葉も、作中で話題になります。ヨーグルト飲料の箱の表示について、こんな疑問が投げかけられます。

— Wow, look at this, huh? Yogurt drink box, all natural flavoring. What does that mean?
(ほら、見てください。ヨーグルトドリンクの箱に「すべて天然香料」とあります。どういう意味でしょう?)

BONES Season9 Episode10 (The Mystery in the Meat)

all natural は「すべて自然のもの」という宣伝文句です。ただ、アメリカの食品を管轄する FDA(食品医薬品局)は「natural」という語に正式な定義を定めていないとされています。長年の方針として「本来入っているはずのない人工的・合成的なものが加えられていない」という考え方を示しているものの、法的な基準ではないとされています。なお、原材料表示の natural flavor(天然香料)には別に定義があるとされ、同じ natural でも表示によって重みが違います。

一方、ホットソースの場面では、自分たちの商品をこう説明する声があります。

— There are no preservatives, no artificial flavors, all organic and all natural.
(保存料なし、人工香料なし、すべてオーガニックで、すべて天然です。)

BONES Season9 Episode10 (The Mystery in the Meat)

食品表示によく出てくる言葉を整理すると、次のようになります。

表示 意味
no preservatives 保存料を使っていない
no artificial flavors 人工香料を使っていない
all natural 自然のものだけ(正式な定義はないとされる)
organic 有機栽培・有機原料(認証制度がある)
low-sodium 減塩

organic は natural と違い、アメリカでは農務省(USDA)の認証制度があるとされています。緑と白の「USDA ORGANIC」のマークを付けられるのは、原則として有機原料が95%以上の商品に限られるとされ、同じ「体によさそう」な言葉でも、表示の重みに違いがあることが分かります。

まとめ|表示の言葉を知ると買い物の英語が読める

junk food・snack food・empty calories はスナック菓子の文化を語るときの基本語で、no preservatives・no artificial flavors・all natural・organic は食品表示でよく見かける言葉です。natural と organic で表示の重みが違う点も、知っておくと役立ちます。

『BONES』を観ながら、作中に並ぶ食べ物の英語にも目を向けてみると、アメリカの日常が少し身近に感じられます。

このエピソードの英語は、仕事ぶりをほめる言い方や、「Okay.」の受け取り方を扱ったコラムでも読み解いています。

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