「that wasn’t an actual apology」謝ったつもりが謝罪になっていないときの英語|『BONES』S05E14で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「that wasn't an actual apology」謝ったつもりが謝罪になっていないときの英語|『BONES』S05E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード14では、ブレナンの一言をきっかけに、捜査で訪れた施設の医師コープランドとの間に気まずい空気が流れます。今回はこの言い合いを起点に、謝ったつもりでも謝罪として受け取られない言い方と、きちんと謝るときの英語の形を読み解きます。

謝罪の言葉は、何を言うかと同じくらい、何を言わないかで印象が変わります。その違いが、二人の短いやりとりによく表れています。

目次

皮肉の一言と、角を立てずに切り出す前置き

信頼していた職員について自分の見立てが外れていたと、コープランドが認める場面から始まります。

Copeland: Patients liked Lloyd, the staff. He honestly wanted to help people. Or at least fooled me into thinking that was the case.
(患者もスタッフも、ロイドのことを好いていました。彼は本当に人の役に立ちたいと思っていた。少なくとも、私はそう思い込まされていたわけです。)

Brennan: Well, so much for penetrating psychological insights.
(あら、鋭い心理学的洞察とやらもその程度ね。)

Copeland: Can I speak to you for a moment?
(少しお話しできますか?)

BONES Season5 Episode14 (The Devil in the Details)

ブレナンのso much for 〜は「〜もそこまでか」と、期待外れを皮肉る言い方です。相手の専門分野を当てこする一言に、コープランドはCan I speak to you for a moment?と、ブレナンを脇へ呼び出します。人前で言い返さずに場所を移す、落ち着いた切り出し方です。

Copeland: I’ve listened to you take shots at my profession, and that’s okay, I’m a big boy. A tolerant man. But I want you to think about something.
(あなたが私の仕事を当てこするのを聞いてきましたが、それは構いません。私は大人ですし、寛容な人間ですから。ですが、ひとつ考えてみてほしいことがあります。)

BONES Season5 Episode14 (The Devil in the Details)

take shots at 〜は「〜をあてこする、けなす」という口語表現です。I’m a big boy.は「子どもじゃないから平気だ」と受け流す言い方で、そこからI want you to think about something.と本題に入る流れが見どころです。コープランドはこのあと、自分の仕事にも価値があると伝えます。

「that wasn’t an actual apology」と指摘されるまで

ブレナンの返事と、それへの指摘です。

Brennan: Intentions, however misguided, do count, I understand that.
(意図というものは、たとえ見当違いでも意味がある。それは理解しているわ。)

Copeland: I hope you won’t think I’m too picky when I point out that that wasn’t an actual apology. But perhaps it’s the best you can manage.
(細かいと思わないでいただきたいのですが、今のは本当の謝罪ではありませんね。でも、それがあなたの精一杯なのでしょう。)

Booth: Oh, look at that, you’re shaking hands. Great, everyone’s made up and we’re friends now. Great.
(おっ、見ろよ、握手してる。いいね、みんな仲直りして友達になった。よかったよかった。)

BONES Season5 Episode14 (The Devil in the Details)

ブレナンの返事は、相手の意図を認めてはいても、sorryもapologizeも入っていません。しかもhowever misguided(たとえ見当違いでも)と、評価を下げる一言まで添えています。「理解している」と言うだけでは謝罪にならない、というのがコープランドの指摘です。

I hope you won’t think I’m too picky when I point out that 〜は、「細かいと思わないでほしいのですが」と前置きしてから指摘する、角を立てにくい言い方です。the best you can manageは「あなたにできる精一杯」で、皮肉を含みつつ引き下がる対応が読み取れます。握手を見たブースのeveryone’s made up(みんな仲直りした)は、場をまとめる一言です。

何について謝るかを言う I apologize for 〜

同じ場で起きた出来事を経て、ブレナンは今度ははっきりと謝罪の言葉を口にします。

Brennan: I apologize, Dr. Copeland, I apologize for undervaluing your work.
(謝罪するわ、コープランド先生。あなたの仕事を軽く見ていたことを謝ります。)

BONES Season5 Episode14 (The Devil in the Details)

I apologize for 〜ingは、謝る動詞と、何について謝るのかを一文で言い切る形です。違いを整理すると次のとおりです(表は一般的な表現の例です)。

謝罪として受け取られにくい言い方 きちんと謝る言い方
I understand that.(理解している) I apologize for 〜ing.
I’m sorry if you were offended.(気を悪くしたのなら) I’m sorry I 〜.

主語を自分にして、何をしたかを具体的に言うと、謝罪として伝わりやすくなります。

まとめ|謝罪は「何について」まで言い切る

皮肉の so much for 〜 から、that wasn’t an actual apology という指摘を経て、I apologize for 〜ing で言い直すまでの流れが、この言い合いに詰まっていました。謝罪の形を知ると、受け止め方の違いまで見えてきます。

ブレナンが言葉を選び直す場面を観ながら、次回も『BONES』の英語を一緒に味わっていきましょう。

このエピソードの英語表現は、別のコラムやエピソードまとめでも扱っています。

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