「We’re Booth’s people.」所属と仲間意識を表す people の使い方|『BONES』S04E13で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「We're Booth's people.」所属と仲間意識を表す people の使い方|『BONES』S04E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

BONESシーズン4 第13話には、ジェファソニアンの面々とFBI側の人たちが一つの会議室で言い合う、短くもにぎやかな場面があります。そこで何度も飛び交うのが、「my people」のように所有格と people を組み合わせた言い方です。

誰が誰を「うちの人間」と呼ぶのか。その取り合いをたどると、people という身近な単語が所属や仲間意識まで運んでいることが見えてきます。

目次

「my people」が表す「うちのチーム」という感覚

ホッジンスとウェンデルが、FBI捜査官の同行なしに被害者の部屋を調べ、手がかりを見つけてきます。会議室でそれを問題にしたキャロラインが、ペロッタ捜査官に詰め寄ると、カムがすかさず割って入ります。

Caroline: Why didn’t you go with these two idiots to the victim’s home?
(どうしてこのおバカさん2人と一緒に、被害者の家へ行かなかったの?)
Cam: Please don’t call my people idiots.
(うちの部下をおバカさん呼ばわりしないでください。)

BONES Season4 Episode13 (Fire in the Ice)

my people は直訳すると「私の人々」ですが、ここでは「私の部下」「うちのスタッフ」という意味です。上司やリーダーが、自分が責任を持つチームのメンバーをまとめて指すときによく使われる言い方で、「私が守る側の人たち」という響きを帯びます。

ホッジンスとウェンデルが口々に反応したあと、カムは2人を黙らせ、キャロラインにこう言い切ります。キャロラインも負けずに言い返します。

Cam: You don’t speak right now– neither of you. It’s a crime scene. My people are very often at crime scenes. It’s what we do.
(2人とも、今は口を開かないで。そこは現場です。うちの部下はしょっちゅう現場に出ています。それが私たちの仕事ですから。)
Caroline: No, it’s not. You’ve got it in your heads that you’re crime scene types. This is Booth’s fault for indulging your fantasies. You are not crime scene types. You are lab rats.
(いいえ、違うわね。あんたたちは自分が現場向きの人間だと思い込んでる。そんな夢を見させたのはブースのせいよ。あんたたちは現場の人間じゃない。研究室のネズミなの。)

BONES Season4 Episode13 (Fire in the Ice)

カムの my people が内側からの「うちの人間」なら、キャロラインの crime scene types(現場向きのタイプ)や lab rats(研究室にこもる人)は、外から貼られるレッテルです。type は「〜向きの人」「〜っぽい人」という分類の言い方で、He’s not the outdoor type.(彼はアウトドア向きじゃない)のように日常でもよく使われます。

「Your people?」に込められた、所属をめぐるおかしみ

キャロラインはさらに、ペロッタまで研究所側に取り込まれたとからかいます。ペロッタは、死んだ魚の写真から手がかりにたどり着いた2人のひらめきを評価していました。

Caroline: You’ve been taken hostage by the squints, Agent Perotta. Turns out these items were reported destroyed in a fire.
(すっかり学者先生たちの人質ね、ペロッタ捜査官。で、この品々、火事で焼けたと届けが出ていたものだったのよ。)

BONES Season4 Episode13 (Fire in the Ice)

squints は、劇中でブースが研究所の科学者たちをまとめて呼ぶときのあだ名として知られます。ここでも、外から見た集団のくくり方です。

やがてホッジンスとウェンデルの推理が当たっていたと分かると、ペロッタがうれしそうにこう口にします。その一言に、部屋中が反応します。

Perotta: My people were right.
(うちの部下の読みが当たりましたね。)
Cam, Caroline, Wendell and Hodgins: Your people?
(あなたの部下?)
Wendell and Hodgins: We’re Booth’s people.
(俺たちはブースのチームだよ。)

BONES Season4 Episode13 (Fire in the Ice)

カムが「my people」と呼んでいた2人を、ペロッタが同じ言い方で引き取ろうとするので、全員がそろって聞き返すわけです。最後に当の2人が、その場にいないブースの名前を挙げて「自分たちはブースの側の人間だ」と名乗るのが、この場面のオチと言えます。

言い方 主なニュアンス
my team 中立的に「私のチーム」
my staff 職場の部下・従業員。ややかしこまった響き
my people 責任を持つ身内として「うちの人たち」
〇〇’s people 誰の側に属する人たちか

所有格を付け替えるだけで所属がくるりと変わるのが、この言い方の面白いところです。

まとめ|people ひとつで伝わる「誰の側か」

my people は「うちの部下」、〇〇’s people は「誰の側の人たちか」。一方で types や squints は、外からひとくくりにする呼び方です。この対比を押さえておくと、職場の会話で誰が誰をかばい、誰が誰を引き取ろうとしているのかが聞き取りやすくなります。

ラボとFBIが入り混じる『BONES』の会議室には、こうした言葉の綱引きがまだまだ隠れています。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事とあわせて読むと、チームの空気がより立体的に見えてきます。

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