「いま付き合っている人はいる?」と聞かれたら、何と返す?|『BONES』S04E13で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「いま付き合っている人はいる?」と聞かれたら、何と返す?|『BONES』S04E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

BONESシーズン4 第13話では、ラボの作業室で、以前交際していたアンジェラとホッジンスが互いの近況をそっと探り合う場面があります。交わされるのは「いま誰かと付き合っている?」という問いと、それへの答え方です。

恋愛の近況は、英語でも日本語でも聞き方・返し方に気をつかう話題です。2人のやり取りから、定番の聞き方と、ユーモアで返す言い回しを順に見ていきます。

目次

「Are you seeing anybody?」交際の有無をたずねる定番の聞き方

ホッジンスに近況をたずねられたアンジェラは、自分の新しい交際はゆっくり進めていると軽く答えたあと、くるりと話の向きを変えます。

Angela: Uh, good… good. Taking it slow, you know. Letting things unfold in a… Are you seeing anybody?
(ええ、うまくいってる……いい感じよ。ゆっくりね。自然な流れに任せて……。あなたは誰かと付き合ってるの?)
Hodgins: I, um… actually went out on a date last night.
(俺は、その……実は昨日の夜、デートに行ったんだ。)
Angela: I’m glad to hear that.
(それはよかったわ。)

BONES Season4 Episode13 (Fire in the Ice)

be seeing someone は「(特定の人と)付き合っている」という意味で、進行形で使うのが基本です。see は「会う」ですが、進行形にすると「継続的に会っている=交際している」というニュアンスになります。疑問文の Are you seeing anybody? は、相手に決まった人がいるかどうかを、直接的すぎずにたずねる定番の聞き方と言えます。

これに対してホッジンスは、付き合っているとは言わず、went out on a date(デートに行った)という出来事だけを伝えています。交際とまでは言えない段階を、事実だけで控えめに伝える答え方で、相手が元交際相手であることを思えば、ちょうどいい距離感の返事だと読み取れます。

答え方を整理すると、段階によって次のように使い分けられます。

状況 返し方の例
決まった相手がいる Yes, I’m seeing someone.
デートを始めたばかり I went out on a date.
今は誰もいない No, I’m not seeing anyone right now.
はぐらかしたい Nothing serious.

Nothing serious. は「真剣な相手はいない」という意味で、深く聞かれたくないときに軽くかわす返し方です。

「back in the saddle」乗馬のたとえで返すユーモア

アンジェラの「よかった」に、ホッジンスは少しだけ踏み込んで聞き返します。このあと続く3つの発言が、この場面の見どころです。

Hodgins: Any little twinge there?
(ちょっとは胸がチクッとした?)
Angela: Definitely a little twinge, yeah, but…despite the twinge, I’m glad you’re back in the saddle.
(ええ、確かにちょっとはチクッとしたわ。でも……チクッとしたけど、あなたがまた鞍にまたがったのは嬉しいわ。)
Hodgins: Oh, I’m not back in the saddle exactly. It was just a first date. Barely got out of the barn.
(いや、鞍にまたがったってほどじゃないよ。最初のデートってだけさ。まだ馬小屋を出たばかりだ。)

BONES Season4 Episode13 (Fire in the Ice)

twinge は「チクッとした痛み」のことで、体の痛みにも、嫉妬や未練のような小さな心の痛みにも使われます。ホッジンスが a little twinge と小さく聞き、アンジェラが同じ語を繰り返して認める。この受け渡しに、別れた2人の気まずさと思いやりの両方がにじんでいます。

back in the saddle は直訳すると「鞍(くら)に戻る」で、しばらく離れていた活動に「復帰する、再開する」という意味の言い回しです。落馬してもまた乗る、という乗馬のイメージから来た表現とされ、恋愛だけでなく、休職明けに He’s back in the saddle at work.(彼は仕事に復帰した)のようにも使えます。

面白いのはホッジンスの返しです。アンジェラのたとえをそのまま受け取り、「鞍どころか、まだ barn(馬小屋)を出たばかり」と同じ乗馬の世界で話を広げて、復帰と言うには早すぎると控えめに訂正しています。たとえを打ち消すのではなく、たとえの中で答えることで、会話の軽さを保った切り返しになっているのが分かります。

まとめ|近況の聞き方と、たとえで返す余裕

Are you seeing anybody? は交際の有無をたずねる定番の聞き方で、答えは went out on a date のように段階に合わせて選べます。back in the saddle のような乗馬のたとえは、そのまま受けて広げると会話にユーモアが生まれます。

ラボの片隅で交わされる2人の短い会話には、相手を気づかう英語のさじ加減が詰まっています。

このエピソードのチームの会話や観戦シーンは、同じ回の他のコラムでも取り上げています。

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