人の名前がすぐに出てこないときの英語|『BONES』S10E02で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 人の名前がすぐに出てこないときの英語|『BONES』S10E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード2には、名前をめぐる短いやり取りが2つあります。ひとつは、ある人の名前がどうしても出てこない場面。もうひとつは、以前会った相手を再び訪ねて、自分のことを覚えているか確かめながら名乗り直す場面です。今回はこの2つを手がかりに、名前にまつわる英語を読み解きます。

顔は浮かぶのに名前が出てこない、という経験はだれにでもあります。そんなときのひと言を英語で用意しておくと、会話が止まらずにすみます。

目次

「What’s his name?」名前が出てこないときのつなぎ言葉

話し合いの途中、ある人物の名前を言いかけて、言葉に詰まる声があります。

— It was, uh… Damn, what’s his name? It was, um…
(あれは、ええと…ああもう、あの人の名前、何だったかな。たしか、ええと…)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

what’s his name? は「あの人、何て名前だっけ」と自分に問いかけるような言い方です。女性なら what’s her name?、物の名前なら what’s it called? になります。uh や um は言葉を探すあいだのつなぎで、Damn は「ああもう」程度の軽いいら立ちを表す言葉です。くだけた響きなので、仕事の場では省いたほうが無難とされています。

同じ「出てこない」でも、言い方によって響きが変わります。

表現 意味 響き
It’s on the tip of my tongue. のどまで出かかっている もう少しで思い出せそう
I’m blanking on his name. 名前が頭から抜けている くだけた会話向き
His name escapes me. 名前が思い出せない やや改まった言い方
I can’t think of his name. 名前が浮かばない いちばん素直な言い方

たとえば同僚の話をしていて名前が出てこないときは、Oh, what’s his name? It’s on the tip of my tongue.(ええと、何て名前だったかな。ここまで出かかってるんだけど)と言えば、思い出そうとしている様子がそのまま伝わります。

「It’ll come to me」そのうち思い出すと伝える

名前が出てこないまま、話は急に別の方向へ進みます。

— What movies have you seen lately?
(最近、どんな映画を観ました?)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

突然の映画の話に戸惑う反応が返ると、こう説明されます。

— Yeah, yeah. But if I’m distracted by something else, it’ll come to me… it’s how the brain works.
(ええ、分かってます。でも、ほかのことに気を取られていると、ふっと浮かんでくるんです…頭ってそういうふうにできてるんですよ。)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

it’ll come to me は「そのうち思い出す」という意味で、思い出せないまま話を先へ進めるときに便利な言い方です。主語が it(思い出したいもの)で、それが向こうから「やって来る」という発想になっています。思い出した瞬間は It just came to me!(今、思い出した)、記憶が少しずつよみがえるときは It’s coming back to me. と言います。

聞き手の側は、Take your time.(ゆっくりでいいよ)や No rush. と返すと、相手を急かさずにすみます。Was it Mike? のように候補を挙げて手伝う方法もあります。

「I don’t know if you remember who I am」名乗り直すときの英語

名前をめぐるやり取りは、自分の名前を伝える側にもあります。以前会った相手を再び訪ねた場面では、こう切り出しています。

— I’m sorry that I had to leave last time that I was here. I don’t know if you remember who I am.
(前回は途中で失礼してしまって、すみませんでした。私のことを覚えておいでかどうか分かりませんが。)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

名乗りの続きのあと、相手からはこう返されます。

— I know who you are.
(あなたがだれかは、分かっているよ。)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

I don’t know if you remember who I am. は、相手が忘れていても気まずくならないように先回りする、気づかいのある切り出し方です。続けて We met at ~.(〜でお会いしましたね)や You may not remember me, but ~. と添えると、相手も思い出しやすくなります。

逆に相手の名前が出てこない側は、Sorry, remind me of your name?(ごめんなさい、お名前をもう一度伺えますか)と正直に聞くのがいちばん感じのよい方法とされています。

まとめ|出てこない名前は「そのうち来る」と考える

今回は『BONES』シーズン10エピソード2から、名前が出てこないときの what’s his name? や It’s on the tip of my tongue.、そのうち思い出すと伝える it’ll come to me、名乗り直すときの I don’t know if you remember who I am. を読み解きました。

名前を忘れる場面は気まずくなりがちですが、決まったひと言があれば会話を続けられます。次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードの古い物をめぐる言い返しや、世代の呼び方のコラムもあわせて読むと、この回の英語がさらに身近になります。

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