愛用の古い物をからかわれたら、何と返す?「classic」と「junk」の英語|『BONES』S10E02で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 愛用の古い物をからかわれたら、何と返す?「classic」と「junk」の英語|『BONES』S10E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード2には、古い車をからかわれて、むっとしながら言い返す短いやり取りがあります。今回はこの場面を手がかりに、大事にしている物をけなされたときの返し方と、同じ物をほめる言葉・けなす言葉の違いを読み解きます。

長年使っているかばんや、少し古くなったパソコンを「まだそれ使ってるの?」と言われることは、だれにでもあります。冗談には冗談で返せる英語を知っておくと、軽いやり取りを楽しめるようになります。

目次

「Excuse me」で言い返す:けなされたときの第一声

捜査で、ある空き家へ向かう車の中。車ががたんと鳴ったところで、こんなやり取りが始まります。

— Where did you get this car, anyway?
(そもそも、この車ってどこで手に入れたんですか?)

— Excuse me. This baby is a classic.
(おいおい、聞き捨てならないな。こいつは由緒ある一台なんだぞ。)

— People think calling something classic makes you forget that it’s junk. But hey, enjoy.
(古い物を「クラシック」と呼べば、ガラクタだってことを忘れてもらえると思うものなんですよね。まあ、どうぞ楽しんで。)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

Where did you get this ~, anyway? は、文字どおりには入手先をたずねる問いですが、anyway が付くと「そもそもこれ、どこで見つけてきたの」というあきれ気味の響きになります。からかいの定番の言い方と言えます。

それを受ける Excuse me. は「すみません」ではなく、「ちょっと、今のは聞き捨てならない」とむっとして言い返すときの第一声です。続く This baby は、車や楽器など愛着のある物を親しみを込めて呼ぶ言い方で、この車への思い入れが伝わってきます。

「classic」と「junk」同じ物をほめる言葉とけなす言葉

このやり取りの面白さは、同じ車が classic と junk という正反対の言葉で呼ばれているところです。古い物を表す英語は、ほめる側とけなす側で次のように分かれます。

ほめる言葉 意味 けなす言葉 意味
classic 名作・定番の一品 junk ガラクタ
vintage 年代物で味がある piece of junk ポンコツ
retro 懐かしい雰囲気 ancient 化石みたいに古い
old-school 昔ながらの良さ beat-up 使い古してぼろぼろ

たとえば古いギターを That’s a piece of junk. と言われたら、Excuse me, it’s vintage.(失礼な、ヴィンテージなんだよ)と返せます。古い腕時計なら It’s a classic. They don’t make them like this anymore.(名品だよ。今はもうこういうのは作られていないんだ)と言えば、価値を伝える返しになります。

作中の But hey, enjoy. は、言い返されても引かずに「まあ、好きにして」と受け流す皮肉です。hey が入ることで、とげが少し和らいでいます。

欠点を認めて受け流す返し方

行き先の話をはさんで、車はさらにからかわれます。

— But that’s why I’m riding in your bumper car. They tell me you’re a genius.
(でも、だからこそ、このバンパーカーみたいな車に乗っているんです。天才だって聞いてますからね。)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

bumper car は遊園地でぶつけ合って遊ぶ小さな車のことで、がたがた揺れる様子をからかうたとえです。そのあとまた車が鳴ると、こうつぶやかれます。

— Suspension needs a little work.
(サスペンションは、もうちょっと手入れが必要だな。)

BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)

needs a little work は「少し手を入れる必要がある」という意味で、欠点をあっさり認める言い方です。言い返すだけでなく、一部を認めて笑いに変えるのも大人の返し方と言えます。

ほかにも、It’s seen better days.(だいぶくたびれてはいるけどね)、It has character.(味があるんだよ)、It still works fine.(まだちゃんと使えるよ)などが使えます。古いノートパソコンをからかわれたら、It’s seen better days, but it still works fine. と返すと、認めつつも愛着が伝わります。

まとめ|「classic」と言い張るか、欠点を認めて笑うか

今回は『BONES』シーズン10エピソード2から、からかいの Where did you get this ~, anyway?、言い返す Excuse me. と This baby is a classic.、ほめる言葉とけなす言葉、欠点を認める needs a little work を読み解きました。

愛用の物をけなされても、言葉ひとつで冗談の応酬に変えられることが分かります。古い物にまつわる英語を、これからも楽しんでいきましょう。

このエピソードの英語は、名前が出てこないときの言い方や、世代の呼び方をめぐるコラムでも扱っています。

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