危ない橋を渡るなと上司に引き止められたとき、「自分で対処できる」と伝える英語|『BONES』S05E18で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 危ない橋を渡るなと上司に引き止められたとき、「自分で対処できる」と伝える英語|『BONES』S05E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード18には、ブースが上司のハッカー副長官に引き止められる場面があります。今回は、FBI本部の廊下で交わされる二人の短いやりとりを起点に、上司の思惑を問いただし、心配や申し出に「自分で対処できる」と返す英語を読み解きます。

上司に止められたとき、どこまで食い下がるか。立場の違う相手に自分の意思を伝える言い方が、この会話にまとまっています。

目次

「時間稼ぎしてませんか?」と問いただす

ブースは、捜査で話を聞こうとしている人物のもとへ向かうつもりです。ところが廊下を一緒に歩くハッカー副長官は、みんなでお金を出し合って牧場でも買おうかと、関係のない話を始めます。ブースはその意図に気づいて切り込みます。

Booth: Wha-wh – sir, sir, why do I feel like you’re stalling so I don’t talk to this guy?
(ちょ、ちょっと、副長官。なんだか、俺にこの男と話をさせないように時間稼ぎしてるように思えるんですが。)

Hacker: I am stalling, yes.
(ああ、時間稼ぎしてる。)

Booth: Why?
(なぜです?)

Hacker: Why go out on a limb when you know it’s gonna break?
(折れると分かっている枝の先に、わざわざ出ていくことはないだろう?)

BONES Season5 Episode18 (The Predator in the Pool)

Why do I feel like …?は「なぜか〜な気がするんですが」と、相手の様子から感じたことを問いかけの形で示す言い方です。「時間稼ぎをしていますね」と断定するより柔らかく、上司にも使いやすい形です。ブースは上司への敬称sirを重ねて呼びかけ、話を止めています。

stallは「わざと話や作業を引き延ばして時間を稼ぐ」という意味の動詞です。ハッカーはそれを隠さず、あっさり認めてしまいます。

ハッカーが理由として持ち出すgo out on a limbは、木の枝の先へ出ていく様子から、「危険を冒す」「思い切った立場をとる」という意味で使われる言い回しとされています。日本語の「危ない橋を渡る」に近い感覚です。ハッカーは「折れると分かっている枝」と付け足し、うまくいかないと分かっている挑戦をするな、と遠回しに止めています。ハッカーはこの言葉に続けて、相手がこれまで誰も手を出せずにいる人物だと説明します。

心配と申し出に「自分で対処できる」と返す

それでもブースは引き下がりません。

Booth: Yeah, well, I’m not afraid to bring this guy in.
(でも、俺はこいつを引っ張ってくるのは怖くありませんよ。)

Hacker: You should be. You value your pension, you should be.
(怖がるべきだ。年金が大事なら、怖がるべきだよ。)

BONES Season5 Episode18 (The Predator in the Pool)

I’m not afraid to …は「〜するのは怖くない」と、ためらいがないことを伝える言い方です。それに対するYou should be.は「怖がるべきだ」と、相手の言葉をそのまま受けて切り返す短い返しです。年金を引き合いに出すのは、仕事上の立場に響くという意味合いの、冗談まじりの念押しと読み取れます。

最後にハッカーは、別の形で手を差し伸べます。

Hacker: You want me with you when you talk to him?
(話を聞くとき、私も一緒に行こうか?)

Booth: Why?
(なぜです?)

BONES Season5 Episode18 (The Predator in the Pool)

You want me with you …?は「私も一緒にいようか?」と同行を申し出る、くだけた言い方です。同行の理由を聞いたブースは、こう答えます。

Booth: Nah, I can handle it.
(いや、一人で何とかなります。)

BONES Season5 Episode18 (The Predator in the Pool)

I can handle it.は「自分で対処できる」と伝える定番の言い方です。Nahはnoのくだけた形で、ブースのように上司でも気安い間柄なら使われます。上司や目上の相手に使う場合は、申し出への感謝を添えるとより丁寧になります。

言い方 意味 場面
I can handle it. 自分で対処できます 簡潔に意思を伝える
I’ve got this. 任せてください くだけた場面で自信を見せる
Thanks, but I’ll be fine. ありがとう、でも大丈夫です 気づかいへの感謝を添える
I appreciate the offer, but I can manage. お申し出はありがたいのですが、何とかなります 目上の相手に丁寧に断る

まとめ|止められても意思を伝える

why do I feel like you’re stalling?で上司の時間稼ぎを問いただし、go out on a limbで危ない橋を渡るなと止められる会話を見てきました。I’m not afraid to …やI can handle it.を使うと、心配してくれる相手に対しても、自分の意思をはっきり伝えられることが分かります。

上司と部下の短い攻防に耳を澄ませながら、『BONES』の英語をこれからも味わっていきましょう。

このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも取り上げています。

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