「Or maybe you didn’t want it to end.」「2週間だけ」のはずだった恋を友達と話すときの英語|『フレンズ』S04E16で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「Or maybe you didn't want it to end.」「2週間だけ」のはずだった恋を友達と話すときの英語|『フレンズ』S04E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン4第16話では、ロスとエミリーが一緒に過ごす2週間も、残りわずかです。エミリーはもうすぐロンドンへ帰り、ロスは最初からそれをわかっていたと話します。

期間を決めて始めた関係について、友達とどう話すか。最初の約束を口にする言い方、言葉を一つ外して言い直す一言、根拠を挙げて相手の考えを揺さぶる言い方を、二つの場面から見ていきます。

目次

「We both knew we had two weeks together」期間を決めた付き合いを語る

カフェのセントラルパークで、エミリーが先に店を出たあと、ジョーイはロスに楽しそうだと声をかけます。ロスは、彼女は最高で、一緒にいると自分まで楽しい人間になれると話します。続く会話です。

Ross: She’s leaving in two days.
(彼女、2日後に発つんだ。)
Monica: Wow. Two days. You must be bummed.
(え、2日?それはがっかりでしょ。)
Ross: She’s got to go back to London but I’ve been prepared for this from the start. We both knew we had two weeks together and then that’s it, you know?
(ロンドンに帰らなきゃいけないんだ。でも最初から覚悟はできてた。一緒にいられるのは2週間で、それで終わりだって、二人ともわかってたんだよ。)
Joey: Hey, that’s what all my relationships are like.
(へえ、俺の付き合いはみんなそんな感じだぜ。)
Chandler: Yes, but in Ross’ case they both know in two weeks that’s it.
(ああ、でもロスの場合は、2週間で終わりだって二人ともわかってるんだよ。)
Friends Season4 Episode16(The One with the Fake Party)

モニカの You must be bummed. は、must be で「きっと〜でしょう」と相手の気持ちを推し量る言い方です。bummed は「がっかりした」「へこんだ」を表すくだけた語で、親しい相手との会話で使われます。

ロスの I’ve been prepared for this from the start. は、現在完了形と from the start を組み合わせて、「最初からずっと覚悟していた」と伝える形です。that’s it は「それで終わり」で、期間のはっきりした関係を説明するときにも使えます。

ジョーイが自分の付き合いもそうだと言うと、チャンドラーは they both know と both を入れて返します。ロスの場合は二人とも終わりを承知している、という点にチャンドラーの冗談の焦点があります。

「Or maybe you didn’t want it to end.」言葉を一つ外して言い直す

場面は移って、レイチェルが急に開いたパーティーの夜です。レイチェルが部屋から廊下へ出てくると、ロスが階段に座っています。パーティーのせいで、ロスがエミリーと過ごすはずだった夜の計画は流れていました。レイチェルは I completely ruined your evening.(あなたの夜を完全に台無しにしちゃった)と謝ります。少しやりとりが続いたあと、レイチェルはこう尋ねます。

Rachel: Is there room on that step for a pathetic loser?
(その段に、みじめな負け犬の座る場所はある?)
Ross: Yeah. Have a seat.
(ああ。座れよ。)
Rachel: I’m so sorry.
(本当にごめんね。)
Friends Season4 Episode16(The One with the Fake Party)

Is there room for ~? は「〜の入る余地はある?」で、隣に座ってもいいかを遠回しに聞く言い方です。a pathetic loser は、レイチェルが自分のことを指して言ったものです。そのあとのやりとりです。

Ross: I just didn’t want it to end this way, you know?
(ただ、こんな終わり方はしたくなかったんだよ。)
Rachel: Or maybe you didn’t want it to end.
(それか、終わってほしくなかったのかもね。)
Ross: What do you mean?
(どういう意味だよ?)
Rachel: You seem to really like her.
(彼女のこと、本当に好きみたいだから。)
Ross: Yeah. I really do. Yeah, but what am I going to do? I mean, we both agreed it was going to be a two-week thing. You know, no commitment.
(ああ、本当に好きだよ。でも、どうしろっていうんだ?二人とも2週間だけの関係だって決めてたんだ。ほら、約束はなしで。)
Friends Season4 Episode16(The One with the Fake Party)

レイチェルは、ロスの文から this way だけを外して言い返しています。「こんな終わり方はいやだ」が「終わること自体がいやだ」に変わり、話の焦点が終わり方から気持ちへ移ります。maybe を付けているので、断定ではなく「そうかもしれない」という投げかけです。seem to really like では、really が like を強めます。

a two-week thing は「2週間だけのこと」で、thing を付けると関係を軽く言い表せます。no commitment は「お互いに縛りなし」という意味で使われます。

「You don’t do that if you’re just in it for two weeks」根拠を挙げて考えを揺さぶる

ロスの言い分を聞いたレイチェルは、パーティーでのエミリーの様子を挙げます。

Rachel: Ross, that girl just spent the entire evening talking to your friends asking to hear stories about you looking through Monica’s photo albums. I mean, you don’t do that if you’re just in it for two weeks.
(ロス、あの子は一晩じゅうあなたの友達と話して、あなたの話を聞きたがって、モニカのアルバムを見てたのよ。2週間だけのつもりなら、そんなことしないって。)
Ross: You think?
(そう思う?)
Friends Season4 Episode16(The One with the Fake Party)

パーティーの途中には、エミリーがロスに、モニカから子どものころの話を聞いたと伝える場面もありました。レイチェルはそうした様子を並べて、2週間で終わる関係ならそこまではしない、と伝えます。

be in it for ~ は「〜のつもりでそれに関わっている」で、ここでは it が二人の関係を指します。You don’t do that if ~ の you は特定の誰かではなく「人は普通」という一般論で、自分の見立てを相手に押しつけずに伝えられます。ロスの You think? は「そう思う?」と相手の見立てを確かめる短い問いです。

レイチェルの文は、spend the entire evening ~ing(一晩じゅう〜して過ごす)のあとに、talking、asking、looking と ~ing の形を三つ続けます。ask to hear ~ は「〜を聞かせてほしいと頼む」です。具体的な様子が一つずつ積み重なり、最後の一文の根拠として並びます。

レイチェルは、エミリーが空港へ向かうまで14時間ほどしかないと言います。ロスは礼を言って、部屋の中へ戻っていきます。

まとめ|期間を決めた恋を話す英語

You must be bummed で気持ちを推し量り、a two-week thing や no commitment で最初の約束を語り、Or maybe you didn’t want it to end. で言葉を一つ外して問い直す流れを見てきました。相手の言葉を少し変えて返すだけで、話の焦点が移ることが分かります。

次回も『フレンズ』の会話から英語を拾っていきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、このパーティーの夜をまた違う角度から読み解きます。

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