「Call me anytime」と「Feel free to drop by anytime」はどう違う?|『メンタリスト』S05E07で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Call me anytime」と「Feel free to drop by anytime」はどう違う?|『メンタリスト』S05E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第7話には、CBI(カリフォルニア州捜査局)の捜査官リズボンが事件の調べで人に会う場面が続きます。そのなかで、「いつでも」を意味する anytime を使った申し出が、別々の場面で二度出てきます。

同じ語を使っていても、連絡を促す言い方と、立ち寄りを誘う言い方では働きが違います。詫びの前置きや切り上げの言い方もあわせて、順に見ていきます。

目次

「Call me anytime.」連絡先を渡して申し出る

捜査の聞き取りが一区切りしたところで、次のやりとりが出てきます。

— So sorry about this, Agent Lisbon. If there’s anything I can do to help your investigation, I will. Um…
(慌ただしくてすみません、リズボン捜査官。捜査の力になれることがあれば、そうします。ええと……)
— Uh, here’s my personal number. Call me anytime.
(ええと、これが私の個人の番号です。いつでも電話してください。)
— And I mean that.
(本気で言っていますよ。)
— Okay. Thanks.
(わかりました。ありがとう。)
The Mentalist Season5 Episode7 (If It Bleeds, It Leads)

最初の発言には、リズボンへの呼びかけが入っています。If there’s anything I can do to ~ は「〜のためにできることがあれば」という申し出の型で、will で言い切ると、できることがあれば実行するという意思が伝わります。後ろに続く I will は、直前の help your investigation を省いて受けた形です。

次の here’s my personal number は、番号を差し出すときの表現です。Call me anytime. は命令の形をしていますが、anytime が付くことで、時間を選ばずに連絡してよいという申し出として働きます。ここで渡されているのは電話番号ですから、連絡の手段が相手の手に渡る形です。

And I mean that. は、直前の申し出に念を押す一言です。mean は「本気で言う」の意味で、that が指すのは、すぐ前の申し出です。この一言を添えることで、申し出が言葉どおりのものとして伝わります。

最後の Okay. Thanks. は、申し出を受け取る側の短い返事です。受け取ったことを示す Okay と、礼を述べる Thanks が並んでいます。

「I’m sorry to blind-side you」詫びてから質問を切り出す

場面が移り、リズボンに呼びかける発言から、次のやりとりが始まります。

— Agent Lisbon. Is there something wrong?
(リズボン捜査官。何かありましたか?)
— What’s the matter?
(どうしたんですか?)
— I’m sorry to blind-side you, but I have some questions I need to ask you, if you don’t mind.
(不意を突いてすみませんが、伺いたいことがいくつかあります。差し支えなければ。)
The Mentalist Season5 Episode7 (If It Bleeds, It Leads)

最初の二つの発言は、様子をたずねる短い問いです。Is there something wrong? は「何か問題がありましたか」、What’s the matter? は「どうしたのか」という意味で、どちらも相手の状態を確かめる場面で使われます。

最後の発言は、質問を切り出す前に詫びを置く組み立てです。blind-side は「不意を突く」という意味の動詞で、相手が身構えていないところへ何かを持ち込むことを指します。I’m sorry to ~ の形で、これからすることを先に詫びています。続く but のあとで本題の I have some questions に入ります。

末尾の if you don’t mind は、「差し支えなければ」と相手の都合を尋ねる付け足しです。質問したいという意思を先に述べ、そのあとで許可を求める順序になっています。

同じ会話の後半では、気を悪くしていないかを念押しするやりとりがあります。

— Agent, I know you’re under a lot of pressure right now.
(捜査官、今はかなりのプレッシャーの中にいるでしょう。)
— People want you to solve this case yesterday. I know what that’s like.
(誰もが、この事件を昨日のうちに解決してほしがる。それがどんなものかは分かります。)
— I appreciate that.
(ありがとうございます。)
— So I don’t want you to worry that you’ve offended me in any way.
(ですから、私の気を少しでも悪くさせたのではないかと、心配してほしくないんです。)
— You don’t, do you?
(心配していませんよね?)
— No, if you say I haven’t.
(いいえ。私が気を悪くさせていないと、そちらが言うのなら。)
— Well, that’s a relief. Now I really must be going.
(それは安心しました。さて、そろそろ失礼しなければ。)
The Mentalist Season5 Episode7 (If It Bleeds, It Leads)

under a lot of pressure は「大きな重圧の下にある」、solve this case yesterday は「昨日のうちに解決してほしい」という誇張で、一刻も早く解決を求められている様子を表します。I know what that’s like. は相手の状況に理解を示す言い方として使われます。

念押しの核は、You don’t, do you? です。You don’t worry を省いた付加疑問の形で、否定の内容を確かめるときに使われます。返事の No, if you say I haven’t. は、if で条件を付けた答え方で、「そちらがそう言うのなら」という言い方になります。最後の Now I really must be going. は、must と really で、切り上げる必要があることを強めています。

「Please, feel free to drop by anytime.」立ち寄りを誘う

別れ際の場面では、再び anytime が出てきます。

— We’ll talk again, I’m sure. Mm.
(またお話しすることになるでしょう、きっと。うーん。)
— Please, feel free to drop by anytime.
(どうぞ、いつでも気軽に立ち寄ってください。)
The Mentalist Season5 Episode7 (If It Bleeds, It Leads)

feel free to ~ は「遠慮なく〜してください」という意味で、相手に行動の許可を与える形です。drop by は「ちょっと立ち寄る」という句動詞で、約束なしで訪ねることにも使われます。冒頭に Please が付くと、誘いの形がていねいになります。

ここまでの二つを並べると、違いが見えてきます。Call me anytime. は電話番号を渡して連絡をうながす申し出で、距離があっても成り立ちます。Feel free to drop by anytime. は相手の足をこちらへ向けさせる誘いで、会う場所に来てもらうことが前提です。どちらも anytime が時間の制約を外している点は共通しています。

We’ll talk again, I’m sure. は、再び話すことへの見通しを述べています。I’m sure を後ろに置くと、見通しに確信を添える形になります。この二つの発言の話し手は、台詞だけでは確かめられません。

まとめ|「いつでも」の二つの言い方と、場を整える前置き

Call me anytime. は連絡の窓口を開け、Feel free to drop by anytime. は訪ねる扉を開けます。I’m sorry to blind-side you で質問の前に詫び、Now I really must be going. で切り上げるまでの英語がそろっています。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

このエピソードの英語は、ほかのコラムやフレーズ記事でも取り上げています。

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