「I’m sorry」と「I’m gonna be sorry」はどう違う?|『メンタリスト』S03E09で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「I'm sorry」と「I'm gonna be sorry」はどう違う?|『メンタリスト』S03E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第9話には、sorry を使った台詞がいくつかの場面に出てきます。同じ語でも、謝る言葉として使われる台詞もあれば、名前を聞き返す前置きとして使われる台詞、後悔を口にする台詞もあります。

日本語なら「すみません」と「後悔する」で別の言葉になる内容を、英語では同じ語で表します。その違いが何で決まるのかを、順に確かめていきます。

目次

謝る言葉としての「I’m very sorry」と、約束の言い方

まず、謝罪とその約束が並ぶ台詞です。sorry の基本の働きから見ます。

— So anyhow, I’m–I’m very sorry.
(とにかく、本当にすみません。)
— I swear it will never happen again.
(二度と起こらないと誓います。)
The Mentalist Season3 Episode9 (Red Moon)

I’m sorry. は、謝る言葉の基本の形です。ここでは very が入って I’m very sorry. となり、謝る気持ちを強める形になっています。So anyhow, は「とにかく」という意味で、前の話を区切って次の言葉に移るときの前置きです。

続く I swear it will never happen again. は、謝罪に約束を足す文です。swear は「誓う」という意味で、will never happen again は「二度と起こらない」を表します。It には、直前の話題が入ります。謝罪の言葉のあとに約束を続けると、謝る内容に重みが加わる組み立てになります。

この台詞が何についての謝罪かは、ここでは触れません。謝る言葉と、約束の言葉の組み立てだけを見ておきます。

名前を聞き返す前置きとしての「I’m sorry.」

次は、謝罪ではない I’m sorry. です。

— I’m sorry. I never caught your name.
(すみません。お名前を聞き取れなくて。)
The Mentalist Season3 Episode9 (Red Moon)

ここでの I’m sorry. は、悪いことをして謝る言葉ではなく、相手に尋ねる前置きとして働いています。直後の I never caught your name. は、名前を聞き取れなかったという内容で、catch には「聞き取る」という意味があります。never は「一度も〜ない」という意味で、名前をまだ聞き取れていない状態を示します。

このあとに名前が返ってくる流れです。I’m sorry. を頭に置くことで、尋ねる前に一言添える形になっています。日本語の「すみません、お名前をもう一度」に近い使い方です。

catch は、聞こえた音を受け止めるという意味合いで、I didn’t catch that. のように、聞き取れなかったと伝える場面でも使われます。

謝る場面でも、聞き返す場面でも、I’m sorry. という形は同じです。違いは、後ろに続く内容で決まります。謝罪なら約束や理由が、聞き返しなら尋ねる内容が続きます。

後悔を口にする「I’m gonna be sorry」と「I’m already sorry」

最後に、sorry が「後悔している」の意味で使われる場面です。

— Yes. I think I will call the feds.
(ええ。連邦に連絡しようと思います。)
— No, don’t do that. I don’t know why, but I… I want this case.
(いや、やめてくれ。理由はわからないが、この事件を扱いたいんだ。)
— Or vice versa.
(あるいは逆かもしれない。)
— All right, but I have a feeling I’m gonna be sorry.
(わかった。でも、あとで後悔する気がする。)
The Mentalist Season3 Episode9 (Red Moon)

feds は、連邦の捜査機関を指す口語です。call the feds は、そうした機関に連絡するという意味になります。I want this case. の case は、ここでは事件を指しています。Or vice versa. も台詞のまま並びます。この場面では、連絡するという話と、それをやめてほしいという話が交わされたあと、最後に I have a feeling I’m gonna be sorry. が出てきます。

I have a feeling ~ は「〜という気がする」という意味です。gonna は going to の口語の形で、be sorry は「申し訳ない」ではなく「後悔する」を表します。つまり I’m gonna be sorry. は、これから後悔することになりそうだ、という予想を述べる言い方です。

同じ場面の少しあとには、同じ構文のこんな台詞も出てきます。

— Yep. I’m already sorry.
(ああ。もう後悔している。)
The Mentalist Season3 Episode9 (Red Moon)

already は「もう」「すでに」という意味です。I’m gonna be sorry. が先の予想なら、I’m already sorry. は、いまの時点ですでに後悔している、という言い切りです。

gonna be と already という時の置き方の違いで、後悔の位置がずれます。sorry の前に置く語が変わると、同じ後悔でも、これからのことなのか、いまのことなのかが分かれます。

三つの場面を並べると、sorry は謝る、切り出す、後悔するという三つの働きを持ちます。どの働きかは、後ろに続く内容と、前後に置かれる語で見分けられます。

まとめ|sorry は「謝る」「切り出す」「後悔する」の3つで働く

I’m very sorry. は謝る言葉、I’m sorry. I never caught your name. は聞き返す前置き、I’m gonna be sorry. と I’m already sorry. は後悔を表す言い方でした。後ろに続く内容と時の置き方で、意味が変わります。

同じ sorry でも、場面ごとに働きが違います。次回も『メンタリスト』と一緒に、英語表現を見ていきましょう。

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