捜査が行き詰まったとき、次の一手を提案し、分担を決め、却下されるまでの英語|『メンタリスト』S04E18で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 捜査が行き詰まったとき、次の一手を提案し、分担を決め、却下されるまでの英語|『メンタリスト』S04E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン4第18話では、CBI(カリフォルニア州捜査局)の捜査が進む中で、次に何をするかを決める言葉が何度か出てきます。手分けを告げる指示、閉まった店先での疑問と推測、人の居場所を絞る手段をめぐる提案と返答が、それぞれ別の場面で短いやり取りになっています。

分担を決める言い方、軽い推測の言い方、提案の形の違いを、順に見ていきます。

目次

「You two stay here and keep pushing.」手分けを告げ、引き続き頼む言い方

被害者の手帳をめぐる話が続いたあと、同じ会話の少しあとで、手分けが告げられます。

— I’ll go and talk to the wife about it. You two stay here and keep pushing.
(私は妻のところへ行って、その件を聞いてくる。二人はここに残って、引き続き進めておいて。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

この一続きの言葉には、自分の動きを告げる部分と、相手に頼む部分が入っています。I’ll go and talk to ~ about … は、「〜のところへ行って…について話してくる」という予告の形です。I’ll は、その場で決めた行動を告げるときに使われる形で、go and ~ が移動と用件をひとつにまとめています。

後半の You two stay here は、You two で相手を二人まとめて呼び、stay here で今の場所に残るよう頼んでいます。命令の形ですが、相手を名指しせずに人数だけで呼ぶため、手分けの指示として手短にまとまります。

keep pushing の keep -ing は、「〜し続ける」を表す形です。push の目的語は言い切られておらず、今取り組んでいることをそのまま続けるよう促す形と読み取れます。なお、the wife は定冠詞が付くため、その場の人たちの間で誰を指すか分かっている相手で、about it も、直前までの話題を受けた言い方です。

「Who closes shop in the middle of the day?」疑問と軽い推測のかけ合い

場面が移り、閉まっているように見える店の前でのやり取りです。ここは提案や却下ではなく、不審に思う疑問と、それを受けた軽い推測の組み合わせとして読めます。

— Who closes shop in the middle of the day?
(昼間に店を閉める人なんて、いるだろうか。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

同じ会話の少しあとで、短い声をはさんで、次の言葉が続きます。

— They probably just forgot to flip the sign.
(たぶん、看板を裏返すのを忘れただけだよ。)
— Hello? Is anyone here?
(もしもし? 誰かいますか?)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

Who closes shop in the middle of the day? は、形は「誰が〜するのか」という問いですが、「そんな人はふつういない」という含みの疑問と読めます。close shop は店じまいを指し、in the middle of the day が昼間である不自然さを際立たせています。

これに対する They probably just forgot to ~ は、probably と just を重ねて、深刻な理由ではない可能性を軽く挙げる言い方です。forgot to ~ は「〜し忘れた」で、flip the sign は看板を裏返す動作を指します。

最後の Hello? Is anyone here? は、返事を求める呼びかけです。Hello? に疑問符が付くと、「誰かいますか」と呼びかける声になり、Is anyone here? で内容を言葉にしています。この一連は、疑う、軽く解釈する、呼びかけると、気づきから行動へ進む順に並んでいます。

「Why don’t we ~?」と「Can we ~?」案を出し、見込みの薄さを理由に返す

探している相手の居場所を絞る話し合いでは、案が出て、それに返答が続きます。

— Well, he has to collect his pay, right? Why don’t we stake out the banquet hall?
(でも、給料は受け取りに来なきゃならないだろう? 宴会場を張り込んではどうかな。)
— He’s not gonna risk getting caught for that paycheck.
(あの給料のために、捕まる危険を冒すことはないよ。)
— Can we track his cell phone?
(彼の携帯電話を追跡できる?)
— Tried. It’s powered off.
(試した。電源が切られてる。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

Why don’t we ~? は、直訳すると「なぜ〜しないのか」ですが、実際には「〜してはどうか」と提案する形です。その前の he has to collect his pay, right? が、案の根拠を先に示し、right? で同意を求めています。stake out は、場所を見張ることを指す語です。ここでは、案の根拠を先に示してから提案に入る運びになっています。

これに対し、He’s not gonna risk ~ は、gonna がくだけた言い方で、「〜する危険は冒さないだろう」と見込みの薄さを理由に添えています。案を直接否定するのではなく、理由で返す形です。risk -ing は「〜する危険を冒す」で、for that paycheck が、危険に見合わないという比較の基準になっています。

次の Can we track ~? は、可否を尋ねる形で別の案を出しています。返事の Tried. は、主語を省いた短い過去形で「もう試した」と伝え、It’s powered off. が結果を述べています。

まとめ|次の一手を出し合う英語

You two stay here and keep pushing. での手分け、They probably just forgot to ~ での軽い推測、Why don’t we ~? と Can we ~? での提案が、別々の場面に出てきました。状況に合わせた形を選ぶ手がかりになります。

次回も『メンタリスト』と一緒に、場面ごとの英語を見ていきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。

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