海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『メンタリスト』シーズン5第14話には、CBI(カリフォルニア州捜査局)のリズボンに声がかかったあと、これから進める調べ方を言葉にして確かめ合う場面があります。やり方を一度言い直し、「ここまでは問題なし」と受けてから、次の一手を尋ねる流れです。
相手の説明を言い直す文型と、そのあとに続く短い受け答えの英語を、場面の順に一つずつ見ていきます。
「So far, so good.」説明を言い直して確かめる
リズボンへの呼びかけに「なぜ」と問い返す発言が続き、そのあとで It’s time to play bingo. と切り出されます。It’s time to ~ は「〜の時間だ」「そろそろ〜しよう」と区切りを示す形で、ここでは bingo という遊びの名前が入っています。直後の説明を読むと、プロフィールにあった言葉の一覧と、学生たちが口にする言葉を照らし合わせるやり方を、この名前で呼んでいると読み取れます。
— It’s time to play bingo.
(ビンゴをやる時間だ。)
— So we have a list of words from the fake dating profile.
(それで、偽の交際サイトのプロフィールにあった言葉の一覧があるわけだ。)
— We talk to the students and compare what they say to the words in the list, and if what they say matches up with the words on the list, then they’re the one that wrote the profile?
(学生たちに話を聞いて、彼らの言うことを一覧の言葉と照らし合わせて、言ったことが一覧の言葉と一致したら、その人がプロフィールを書いた人、ということ?)
— So far, so good.
(ここまでは問題なしだ。)
The Mentalist Season5 Episode14 (Red in Tooth and Claw)
長い一文の中に、使いやすい形が並んでいます。compare A to B は「AをBと比べる」、match up with ~ は「〜と一致する」「〜と合致する」という意味です。if ~, then … の形で条件と結論を順に並べ、最後に疑問の調子で終えることで、聞いた内容を自分の言葉で確認する言い方になっています。「つまり〜ということですか」と相手の説明を整理し直したいときに、この語順がそのまま使えます。
それを受けた So far, so good. は、「ここまでは順調だ」「ここまでは問題ない」という意味の短い決まり文句です。全体を認めたわけではなく、確認できた範囲までを受け止める言い方で、次の発言が But で始まっている点にも注目できます。いったん受け止めたうえで、残っている課題を切り出す流れです。
「How do we get them to ~?」次の一手を尋ねる
「ここまでは問題なし」に続けて、まだ決まっていない部分が質問として出てきます。
— But how do we get them to say the right words?
(でも、どうやって彼らに狙いの言葉を言わせるんだ?)
— What do we ask them about?
(何について聞けばいいんだ?)
— You have to try to get their words flowing.
(言葉が流れ出すように仕向けないといけない。)
The Mentalist Season5 Episode14 (Red in Tooth and Claw)
How do we get them to ~? は、「どうやって彼らに〜させるか」と、相手に動いてもらう方法を尋ねる形です。get 人 to ~ は、人に何かをしてもらう、させる、という意味で使われます。主語が we なので、問いを個人ではなく全体の課題として投げかける言い方になりやすいとされます。続く What do we ask them about? も同じ we で、「何について聞くか」を絞り込みます。
答えの get their words flowing は、直訳すると「言葉が流れている状態にする」です。get + 目的語 + -ing の形で、何かが動き出した状態にする、という意味を作ります。話の糸口をつくって相手が自然に話し出すように仕向ける、という使い方が読み取れます。You have to try to ~ は「〜するように努める必要がある」という意味で、やり方の方針を示すときの言い方です。
この三つの発言は、方法を尋ねる→話題を尋ねる→方針を答える、という順に並んでいます。質問を重ねて少しずつ具体化していく流れです。ただし、ここでの質問の相手と、答える側の関係は、発言だけでは分かりません。
「Why do I need a reason?」理由を聞かれて軽く返す
その少しあとの会話にも、短い受け答えが続きます。骨格標本の話題で、好きな理由を尋ねられた側の返しです。
— So… skeletons.
(それで……骨格標本だって?)
— Why are you into them?
(どうして好きなんだ?)
— Why do I need a reason?
(理由なんて必要か?)
— I’ll just go with “weird.”
(「変わってる」ってことにしておくよ。)
The Mentalist Season5 Episode14 (Red in Tooth and Claw)
be into ~ は「〜に夢中だ」「〜が好きだ」という口語的な言い方です。Why do I need a reason? は、理由を求められたときに、そもそも理由はいらないのでは、と問い返す形になっています。続く I’ll just go with ~ は、いくつかある答えの候補から「とりあえず〜にしておく」と選ぶ言い方で、just が付くと軽く済ませる響きが加わります。weird は「変わっている」「風変わりな」という意味です。
このあとにも、短い発言が二つ続きます。
— Did I pass?
(合格かな?)
— I’ve taken a psych test before.
(心理テストは前に受けたことがあるんだ。)
The Mentalist Season5 Episode14 (Red in Tooth and Claw)
Did I pass? は、試験や審査のあとに「合格でしたか」と確かめる問いです。ここでは会話の中での確認として出てきて、続く I’ve taken ~ before は、「以前に〜を受けたことがある」と経験を述べる形です。誰が誰を試しているのかは、これらの発言だけでは確かめられません。
まとめ|言い直しと短い受け答え
It’s time to ~ で段取りに入り、then they’re the one that ~? で言い直し、So far, so good. で受け、How do we get them to ~? で次の一手を尋ねる。この場面には、段取りを確かめ合う英語が順に並んでいます。Why do I need a reason? や Did I pass? のような短い発言も並んでいます。
次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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