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『メンタリスト』シーズン4第6話には、警察官になりたいと語る子と、それを受け止める側とのやりとりがあります。希望を聞き返し、喜びを伝え、決めなくていいと添える流れが、短い台詞の中に収まっています。
この記事では、希望を聞いたときの返し方、決めつけずに伝える言い方、自分の生活を例に挙げる言い方を、やりとりの順に、実際の台詞とあわせて見ていきます。
「kid stuff」と「I wanna be a cop.」子どもの希望を聞き返す
やりとりの途中で、ほかの経験を勧める言葉が出てきます。それに対する返しと、希望を尋ねる短い問いが続きます。
— It’s good that you spend time with your dad, but you should do other stuff too– kid stuff.
(お父さんと時間を過ごすのはいいことだけど、ほかのこともしたほうがいいよ。子どもらしいこととかね。)
— Why? I already know what I want to do.
(どうして?やりたいことはもう分かってる。)
— Really? What’s that?
(本当に?それって何?)
— I wanna be a cop. Like you.
(警察官になりたい。あなたみたいに。)
The Mentalist Season4 Episode6 (Where in the World Is Carmine O’Brien?)
do other stuff too の stuff は「こと・もの」を広く指す口語的な語で、kid stuff は、ここでは子どもらしい活動を指しています。親と過ごす時間のほかにも子どもらしい経験をしたほうがいい、という提案で、you should ~ が「〜したほうがいい」の助言を作っています。
返しの冒頭の Why? は、一語で理由を尋ねる形です。続く I already know what I want to do. は、already で「もう決まっている」を前に出し、know what I want to do と名詞節を続けた形です。Really? What’s that? は、相手の言葉を確かめ、中身を尋ねる短い組み合わせになっています。What’s that? は、直前に出た内容を指して「それは何か」と聞く問いです。
答えの I wanna be a cop. Like you. は、希望を具体的に言い切っています。wanna は want to を発音どおりに書いた口語的な綴りで、Like you の like は「〜のように」を表す前置詞です。この Like you から、聞いている側が警察官であることが分かります。
「I’m flattered. I am.」喜びを受けとめて、決めつけないでと伝える
警察官になりたいという言葉を受けて、返ってくるのは次の台詞です。
— I’m flattered. I am.
(光栄だよ。本当に。)
— But I don’t think you really know what you want yet. You don’t have to. It’s okay.
(でも、まだ本当に何がしたいのかは分かってないんじゃないかな。分からなくていいんだよ。大丈夫。)
— Yeah, I do.
(いや、分かってる。)
The Mentalist Season4 Episode6 (Where in the World Is Carmine O’Brien?)
I’m flattered. は、慕われたり褒められたりしたときに「光栄です」と受けとめる言い方です。そのあとの I am. は、直前の文を繰り返して念押しする形で、I am flattered の後半を省いています。
But で話が切り替わり、I don’t think you really know what you want yet. と続きます。I don’t think ~ は「〜ではないと思う」という控えめな言い方で、really と yet が「まだ本当には決まっていないのでは」という含みを作っています。そのうえで You don’t have to. と It’s okay. が、決めなくてよいことを伝えています。You don’t have to. は、to のあとの動詞を省いた形です。
これに対する Yeah, I do. では、do が know what I want を受けています。直前の don’t think you really know に対して、肯定の do で言い返す短い切り返しです。
「That’s not what you want.」「My point still stands.」自分の例を挙げる言い方と、主張を変えない言い方
そのあとのやりとりでは、言う側が自分の生活を例に挙げます。
— I sleep five hours a night.
(寝るのは一晩に5時間。)
— I haven’t been able to get away to see you and your dad and your uncles in over a year.
(あなたやお父さん、おじさんたちに会いに抜け出せないまま、1年以上たつ。)
— That’s not what you want.
(それは、あなたが望んでいることじゃない。)
The Mentalist Season4 Episode6 (Where in the World Is Carmine O’Brien?)
短い返しを挟んだあと、こう続きます。
— My point still stands.
(私の言いたいことは変わらない。)
The Mentalist Season4 Episode6 (Where in the World Is Carmine O’Brien?)
I sleep five hours a night. は、数字を一つ挙げて自分の生活を示す短い文です。a night の a は「〜につき」を表します。続く I haven’t been able to get away to see you ~ in over a year. は現在完了の形で、get away は「都合をつけて抜け出す」、in over a year は「1年以上のあいだ」を表します。
That’s not what you want. は、what you want という名詞節を使って、相手の望みを否定する言い方です。相手に代わって望みを述べる形になるため、前の台詞の I don’t think you really know ~ と比べると、断定の度合いが強くなっています。
少しあとの My point still stands. は、point が「言いたいこと・論点」、stand がここでは「有効なままである」の意味です。still が加わって、「それでも変わらない」を表します。
まとめ|希望を聞き、受けとめ、決めつけずに伝える
希望を聞き返す What’s that?、喜びを受けとめる I’m flattered.、決めなくていいと添える You don’t have to.、論点は変わらないと示す My point still stands. を、やりとりの順に見てきました。
次回も『メンタリスト』と一緒に、場面ごとの英語を読み解いていきましょう。
同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語をさまざまな角度から眺められます。


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