相手の思いつきについていけないとき、素直にそう伝える英語|『BONES』S05E13で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 相手の思いつきについていけないとき、素直にそう伝える英語|『BONES』S05E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード13では、研究所のインターン、ナイジェル・マリーが、調べものの途中で突然ひらめきを口にします。ところが説明が一足飛びなので、周りはなかなかついていけません。今回はこの場面を起点に、相手の思いつきについていけないとき、それを素直に伝える英語を読み解きます。

置いていかれたと伝える、案をひとまず受け入れる、連想をつないだ相手を認める、取り残されて聞き返す。立場の違う反応が、同じ回の中に並んでいるのが見どころです。

目次

「置いていかれた」と伝える left me in the dust

研究所で、カムとナイジェル・マリーが調べを進めていると、ナイジェル・マリーが突然、手を打って叫びます。

Vincent: Rhubarb!
(ルバーブ!)

BONES Season5 Episode13 (The Dentist in the Ditch)

野菜の名前を急に叫ばれたカムは戸惑って聞き返しますが、ナイジェル・マリーが答えるのは「10キロほど」という分量だけです。カムはこう伝えます。

Cam: All right, I’m usually pretty good with following your jumpy little brain, but you’ve totally left me in the dust on this one.
(いいわ、ふだんならあなたの飛び回る頭にもかなりついていけるほうだけど、今回は完全に置いていかれたわ。)

Vincent: If you can acquire for me the rhubarb, I can deliver unto you a skeleton free of clay. Rhubarb!
(ルバーブを手に入れていただければ、土がきれいに取れた骨格をお届けしてみせます。ルバーブ!)

Cam: Rhubarb, it is.
(ルバーブね、分かったわ。)

BONES Season5 Episode13 (The Dentist in the Ditch)

followは「後をついていく」から転じて、「話や考えについていく」「理解する」という意味で使われます。I’m not following you.(話が見えないんだけど)のような形でもよく出てきます。

leave someone in the dustは、前を走る人が巻き上げた土ぼこりの中に取り残される様子から来たたとえで、「大きく引き離す」「置き去りにする」という意味です。カムはI’m usually pretty good with 〜, butと、ふだんはできるのに今回は無理だと伝えています。相手を責めずに「分からない」と言える組み立てです。

最後のX, it is.は「じゃあXで決まり」と、相手の提案をひとまず受け入れるときの言い方です。理由は分からなくても任せてみる、というカムの判断が読み取れます。

連想をつないだ相手を認める英語

その後、別の実験室で、ナイジェル・マリーはホッジンスと一緒に作業を進めます。どうやってその方法にたどり着いたのか、彼は連想を次々につないだ道筋を説明し、ホッジンスがその続きを受け取ります。

Hodgins: Silicate causes clay to adhere…
(ケイ酸塩が粘土をくっつけて…)

Vincent: …and rhubarb is full of oxalic acid.
(…そしてルバーブには、シュウ酸がたっぷり含まれているわけです。)

Hodgins: Okay. Next time someone says your brain is a jumble of disconnected chaos, you just send them to me.
(なるほどな。今度だれかに、お前の頭はばらばらでめちゃくちゃだなんて言われたら、俺のところに寄こせ。)

Vincent: I wi-… People say that?
(そうしま…。そんなことを言う人がいるんですか?)

BONES Season5 Episode13 (The Dentist in the Ditch)

二人が一つの文を分け合うように話をつなぐことで、ホッジンスが道筋をきちんと追えていることが分かります。you just send them to meは「そいつを俺のところへ寄こせ」で、相手の味方につくと伝える言い方です。

ナイジェル・マリーは返事をしかけてから引っかかり、People say that?と聞き返します。平叙文の語順のまま語尾を上げるだけの疑問文で、驚きや意外さを表すときによく使われます。

取り残されて聞き返す What wow?

後半、骨の部屋でホッジンスとナイジェル・マリーが手がかりを検討している場面では、立場が逆になります。

Vincent: I was hoping that you’d say it had something to do with those bulbous seedy jobbers that I thought were spider eggs.
(クモの卵だと思っていた、あのぷっくりした種みたいなやつと何か関係がある、と言っていただけるのを期待していたんですが。)

Hodgins: No. I mean… Oh. Wow.
(いや。というか…あっ。すごいぞ。)

Vincent: Wow? What wow?
(すごい? 何がすごいんです?)

BONES Season5 Episode13 (The Dentist in the Ditch)

ホッジンスは何かに気づいて部屋を飛び出し、今度はナイジェル・マリーが取り残されます。What wow?は文法的には崩れた形ですが、相手の言葉をそのまま拾ってWhat 〜?を付けることで、「その〇〇って何のこと?」と説明を求める言い方になっています。

まとめ|分からないときこそ、言葉にして伝える

follow と left me in the dust で置いていかれたと伝え、X, it is で案を受け入れ、People say that? や What wow? で聞き返す流れが見えてきます。分からないことを素直に口にすると、会話はむしろ前に進みやすくなります。

研究所のにぎやかなやりとりを思い出しながら、『BONES』の英語をこれからも味わっていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。

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