「I was an idiot for doubting you.」に見る、信じなかったことを謝る言葉と、謝罪を受け止める側の英語表現|『モダンファミリー』S04E10で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「I was an idiot for doubting you.」に見る、信じなかったことを謝る言葉と、謝罪を受け止める側の英語表現|『モダンファミリー』S04E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン4第10話では、家を買って転売する計画をめぐり、フィルとミッチェルが本当は反対だったことがクレアとキャメロンに知られてしまいます。信じてもらえなかった側の怒りと、謝る側の言葉がぶつかる回です。

謝るときに何をどう認めるか、謝られた側がどう返すかは、英語でも言い方が分かれます。2組のやりとりから、謝罪と仲直りの表現を順に見ていきます。

目次

「I was an idiot for doubting you」で非を認める

フィルが反対していたと分かったクレアは、フィルにこう言います。

Claire: You know what really kills me? Is you didn’t believe in me, and you believe in everything!
(何が一番こたえるか分かる? あなたが私を信じてくれなかったことよ。何でも信じる人なのに!)

Modern Family Season4 Episode10 (Diamond in the Rough)

What really kills me is ~ は「一番こたえるのは〜だ」と、傷ついた点を名指しする言い方です。believe in someone は「人の力や可能性を信じる」という意味で、単に言葉を本当だと思う believe someone とは違います。後半の you believe in everything は、何でも信じるはずのフィルが自分だけは信じなかった、という当てこすりと読み取れます。

後の場面で、フィルは花束を手に、クレアとキャメロンが整えた球場に来ます。花はミッチェルと取り合ううちに傷んでしまっていました。直前の一言を受けて、フィルは謝ります。

Phil: I deserve that.
(そう言われても仕方ない。)

Phil: I was an idiot for doubting you.
(君を疑うなんて、俺がバカだった。)

Phil: Please, honey, forgive me.
(頼むよ、ハニー、許してくれ。)

Claire: How could I not, when you give me this bouquet of crumpled flowers?
(許さないわけないでしょ、こんなくしゃくしゃの花束をくれるんだもの。)

Phil: Mitchell did that!
(それはミッチェルのせいだ!)

Modern Family Season4 Episode10 (Diamond in the Rough)

I deserve that. は「そう言われて当然だ」と、相手の言葉を甘んじて受け止める一言です。言い返さずにこう受けることで、反省が先に伝わります。I was an idiot for ~ing は「〜するなんてバカだった」と、自分の何が悪かったのかを具体的に言う謝り方です。for のあとに doubting you と動作を置くことで、謝る対象がはっきりします。forgive me は「許してくれ」とそのまま許しを求める言い方で、呼びかけの honey が親しい相手への頼み方らしさを添えています。

クレアの How could I not? は「どうしてそうしないでいられる?」という反語で、「許すに決まっている」という意味です。そこに crumpled flowers をからかう一言を添え、許しながらも少しだけ意地悪を返す受け止め方が印象的です。花の傷みをミッチェルのせいにするフィルの弁解が、さらに笑いを重ねる場面です。

  • A: I was an idiot for not calling you.
    (君に電話しなかったなんて、僕がバカだった。)
  • B: How could I stay mad at you?
    (怒り続けられるわけないでしょ。)

「I’m sorry for not supporting you」と「I’m on board」

同じ場で、ミッチェルもキャメロンに花を渡して謝ります。

Cameron: Broken and mangled Just like my heart.
(折れて、ぐしゃぐしゃだ。僕の心と同じだね。)

Mitchell: Cam, I’m sorry for not supporting you.
(キャム、応援しなくてごめん。)

Cameron: What about the sweater?
(セーターのことは?)

Mitchell: That’s unforgivable.
(あれは許されないことだよ。)

Mitchell: I mean, you put all that time and work into it, and I just toss it out the car window.
(だって、君があんなに時間と手間をかけたのに、僕は車の窓から放り投げたんだから。)

Cameron: Tossed it out the car window?!
(車の窓から放り投げた!?)

Mitchell: I’m forgetting how much you knew.
(君がどこまで知ってたか、忘れてた。)

Modern Family Season4 Episode10 (Diamond in the Rough)

キャメロンは傷んだ花を自分の心にたとえ、皮肉を込めて受け取ります。

mangled は「ぐしゃぐしゃにつぶれた」という意味で、Just like my heart と続けて、花の状態をそのまま自分の気持ちの説明に変えているのが面白いところです。

I’m sorry for not ~ing は「〜しなくてごめん」で、not を動名詞の前に置くと「しなかったこと」への謝罪になります。That’s unforgivable. は自分のしたことを「許されない」と認める強い言い方です。ミッチェルはセーターのことを問われ、言い訳をせずに非を認めます。ただ、謝るうちにキャメロンの知らなかった細部まで口にしてしまい、I’m forgetting how much you knew. と続ける流れがおかしみを生んでいます。

  • A: I’m sorry for not listening to you.
    (話を聞かなくてごめん。)
  • B: Thanks for saying that.
    (そう言ってくれてありがとう。)

その場で、フィルは「I think we should go for the house.」と、家の計画を進めようと切り出します。go for ~ は「〜に踏み切る、狙いにいく」という意味です。

Claire: Okay, but careful, honey.
(分かった、でも気をつけて、ハニー。)

Claire: Don’t say something if you don’t mean it.
(本気じゃないなら言わないで。)

Phil: No, I do mean it.
(いや、本気だよ。)

Phil: I think you two will do a fantastic job.
(君たち2人なら、すばらしい仕事をすると思う。)

Mitchell: You know, I do, too.
(実は、僕もそう思う。)

Mitchell: I’m on board.
(賛成だよ。)

Modern Family Season4 Episode10 (Diamond in the Rough)

mean it は「本気で言っている」という意味で、I do mean it の do は強調です。be on board は「(計画に)乗っている」から「賛成している」を表します。謝罪の言葉だけでなく、相手の計画を後押しする言葉で気持ちを示す流れが分かります。

  • A: Are you sure about this?
    (本当にいいの?)
  • B: Yes, I do mean it. I’m on board.
    (うん、本気だよ。賛成する。)

まとめ|謝る言葉と受け止める言葉

I was an idiot for ~ing や I’m sorry for not ~ing で非を具体的に認め、How could I not? や皮肉まじりの一言で受け止める。I do mean it や I’m on board は、謝罪を行動で示す言葉と言えます。

『モダンファミリー』の仲直りの場面を観ながら、謝る側と受け止める側の英語を拾っていきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事では、同じ騒動の駆け引きや少年野球の場面を別の角度から見ています。

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