「She never admits when she’s wrong.」非を認めない相手と向き合うときの英語|『モダンファミリー』S09E03で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「She never admits when she's wrong.」非を認めない相手と向き合うときの英語|『モダンファミリー』S09E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン9第3話では、グロリアの車にへこみがあることに気づいたジェイが、事故を起こしたのではないかと何度も確かめようとします。グロリアのほうは、なかなかそれを認めません。

自分の非を認めない相手について話すときや、相手から本当のことを引き出したいときの英語は、身近な場面でも出番があります。ジェイと家族の会話から、その言い回しを拾っていきます。

目次

「just tell me」と「can never admit to」

車のへこみについて、グロリアは店の中にいる間に誰かにぶつけられたのだと説明します。それでも納得しないジェイと、グロリアの会話がこちらです。

Jay: If you crashed the car, just tell me.
(車をぶつけたんなら、そう言えばいいんだ。)

Gloria: I didn’t.
(ぶつけてないわ。)

Gloria: And I don’t appreciate being called a liar.
(それに、嘘つき呼ばわりされるのは心外よ。)

Jay: Are you kidding? You can never admit to making a mistake and it drives me crazy.
(冗談だろ? お前は自分の間違いを絶対に認めない。それが頭にくるんだよ。)

Modern Family Season9 Episode3 (Catch of the Day)

just tell me の just は「ただ〜すればいい」と、相手に求めるハードルを下げる働きがあります。「怒らないから言ってごらん」に近い促し方で、If something’s wrong, just tell me.(何かあったなら、とにかく言って。)のようにも使えます。

グロリアの I don’t appreciate ~ は直訳すると「〜をありがたく思わない」ですが、実際には「〜は心外だ、不愉快だ」と抗議するときに使う、丁寧でいて強い表現です。being called a liar と受け身の動名詞を続けると、「嘘つき呼ばわりされること」への不満をはっきり示せます。

ジェイの admit to making a mistake は、admit のあとに to +動名詞 を置く形です。admit (that) I made a mistake と節で言うこともでき、どちらも「間違いを認める」という意味になります。can never と組み合わせると、一度のことではなく「いつも認められない」という性格への不満として響きます。

「We need to talk.」で本題を切り出す

ジェイは、グロリアと一緒にいた幼いジョーにも話を聞こうとします。眠っていたジョーへの声かけはこう始まります。

Jay: Hey, kid.
(おい、坊主。)

Jay: Wake up.
(起きろ。)

Jay: We need to talk.
(話がある。)

Joe: What?
(なに?)

Jay: Your mom’s car got a big dent in it.
(ママの車に大きなへこみができてる。)

Jay: Now, I know you were with her.
(お前がママと一緒にいたのは分かってるんだ。)

Modern Family Season9 Episode3 (Catch of the Day)

We need to talk. は「話がある」と本題を予告する決まった形で、大人どうしでは、深刻な話の前置きとして受け取られることもある言い方です。ここでは、その形を幼いジョーに向けて使っています。

続く Your mom’s car got a big dent in it. は、get を使って「〜の状態になった」と事実だけを伝える文です。誰がぶつけたかには触れず、まず状況を共有してから質問に進む流れになっています。I know you were with her. は「一緒にいたのは知っている」と、相手が答えを知っている前提をはっきり示します。I know you were there.(その場にいたのは分かってるよ。)のように、相手が話をはぐらかしにくくする効果があります。

相手から本当のことを聞きたいときは、この「本題の予告」「事実の共有」「相手が知っているという前提」の順に言葉を重ねると、問い詰める調子を和らげながら話を進められます。

「She never admits when she’s wrong.」から「It happened.」まで

別の場面では、グロリアの息子マニーがジェイにこう言います。

Manny: She never admits when she’s wrong.
(母さんは、自分が間違ってても絶対に認めないんだ。)

Jay: Thank you.
(だよな。)

Jay: I was beginning to think I was the crazy one.
(俺の頭がおかしいのかと思い始めてたところだ。)

Manny: Yeah, she’ll do that to you.
(うん、母さんといるとそうなるんだよ。)

Modern Family Season9 Episode3 (Catch of the Day)

never admits when she’s wrong は、admit のあとに when 節を置いて「間違っているときに、それを認めない」と第三者の性格を語る形です。ジェイの Thank you. はお礼というより、「そう、それが言いたかった」という同意の返事として読み取れます。マニーの she’ll do that to you の will は習慣を表し、「あの人と一緒にいると、そういう目にあう」というニュアンスになります。

マニーは、以前に自分の劇場パンフレットのコレクションを母が捨てたのに認めなかった件を持ち出しています。そのあと、二人はこう言葉を交わします。

Manny: At least she’s worth it, right?
(でも、それだけの価値がある人だよね?)

Jay: Definitely.
(もちろんだ。)

Jay: So, did she ever cop to the Playbills?
(で、母さんはパンフレットの件、結局認めたのか?)

Modern Family Season9 Episode3 (Catch of the Day)

cop to ~ は「〜を認める、白状する」というくだけた言い方で、admit よりも口語的な響きです。マニーは、最終的には認めたと答えます。

その後、ジェイはグロリアに、事故の件はもう追及しないと告げます。

Jay: That whole accident thing? I’m dropping it.
(例の事故の件だがな。もうやめにする。)

Jay: You say it didn’t happen, it didn’t happen.
(お前が起きてないって言うなら、起きてないんだ。)

Gloria: It happened.
(起きたのよ。)

Jay: What, are you admitting it?
(何だって、認めるのか?)

Gloria: Yes.
(ええ。)

Gloria: The accident it was my fault.
(事故は……私のせいだったの。)

Modern Family Season9 Episode3 (Catch of the Day)

drop it は「その話をやめる、追及をやめる」という意味で、Just drop it.(もうその話はやめて。)のようにも使います。ジェイが手を引くと言った直後に、グロリアが It happened. と短く認めるのが、この場面の流れです。

まとめ|認めない相手と、認める一言

never admits when she’s wrong で認めない相手を語り、just tell me や We need to talk. で本当のことを促す言い方も登場します。最後の It happened. まで追うと、「認める」をめぐる英語がそろいます。

ジェイと家族の会話を観ながら、問いかける側と答える側の言葉を見比べてみると、言い回しの使いどころが見えてきます。

迷信をめぐる夫婦の会話や、扱いの差の理由を聞く英語は、同じ回のほかのコラムで取り上げています。

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