「confide in someone」の意味と使い方|『モダンファミリー』S10E02で学ぶ英会話

「confide in someone」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

気がかりそうな相手に、「何かあるなら私に話して」と声をかけたくなる場面が、ドラマにはときどきあります。

そんな声かけにぴったりの「confide in someone」を、『モダンファミリー』シーズン10第2話の中盤、クレアが娘のヘイリーに、自分は打ち明ける相手にうってつけだと切り出すシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「confide in someone」の意味とニュアンス

confide in someone
意味:(人)に秘密や悩みを打ち明ける、(人)を信頼して心の内を話す

confide in someoneは、相手を信頼して、他人には言いにくい個人的な悩みや秘密を話すことを表します。confideは「信頼して打ち明ける」という意味の動詞で、inのあとに打ち明ける相手を置きます。話す側の信頼が前提にあるため、単に内容を伝えるtellよりも、内緒の話を相手に預ける重みがあります。

形は、confide in + 人が基本です。I confided in my sister.のように、相手に焦点を当てて「姉に打ち明けた」と言います。打ち明ける内容を言いたいときは、confide that 〜やconfide 内容 to 人の形に切り替えます。今回のシーンのように、an excellent person to confide inと言えば、「打ち明ける相手として申し分ない人」という意味になります。この形ではinのあとに人が来ず、前の語であるpersonが打ち明ける相手を受けています。

使う場面は、友人や家族への相談、職場で信頼できる同僚に悩みを話すとき、先生やカウンセラーに個人的な話をするときなど、「この人になら話せる」という信頼が働く場面です。聞き手の側から言うときは、「私は話しやすい相手ですよ」という自己紹介にもなります。打ち明けられた側を主語にして、She was someone he could confide in.(彼女は彼が打ち明けられる相手だった)と言うこともできます。

【ここがポイント!】

  • 「confide in someone」の核は、信頼を前提に、秘密や悩みを相手に預けること
  • confide in + 人は相手に、confide that 〜は内容に焦点を置く形
  • an excellent person to confide inのように、聞き役として自分を名乗る言い方もできる

『モダンファミリー』S10E02のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

クレアが、娘のヘイリーに声をかける場面です。何か気にかかっていることがあるなら自分が聞き役にぴったりだと切り出し、批判はしないと先に約束します。続けて自分も誇れないことをしてきたと添え、ヘイリーが「たとえば?」と返す流れに注目です。

Claire: You know, if something was on your mind, I’m an excellent person to confide in. No judgment. God knows I’ve done some stuff I’m not proud of.
(ねえ、もし何か気にかかっていることがあるなら、私は打ち明けるのにうってつけの相手よ。批判なんてしないわ。私だって、誇れないことをいろいろやってきたんだから。)

Haley: Like what?
(たとえば?)

Claire: J-Just like shoplifting.
(え、えっと、万引きとか。)

Haley: Wow. Really?
(うわ。ほんとに?)

Claire: Mm-hmm.
(ええ。)

Haley: I mean, no judgment here I do it, too.
(いや、批判なんかしないよ。私もやってるし。)

Modern Family Season10 Episode2 (Kiss and Tell)

シーン解説と心理考察

「私は打ち明けるのにうってつけの相手よ」というクレアの一言は、聞き役として自分を売り込む言い方です。続くNo judgment.で、批判しないという安心を先に差し出し、God knows I’ve done some stuff I’m not proud of.で、自分にも誇れない過去があると添えています。話を聞き出す前に、話しやすい空気を整えようとする段取りが見えます。聞き手の側が先に立場を示してみせる言い方にもなっています。

ヘイリーに「たとえば?」と聞かれると、クレアはJ-Justとどもりながら、万引きの例を出します。このあとクレア自身が明かすとおり、この万引きの話は、ヘイリーに話をさせるための作り話です。confide inで「打ち明けてもらう側になりたい」と願うクレアが、自分から先に「打ち明けた」ふりをして、相手の口を開かせようとしています。

ヘイリーは「うわ。ほんとに?」と驚きつつ、「批判なんかしないよ。私もやってるし」と返します。クレアが先に差し出した「批判なし」の言葉を、ヘイリーも同じ言い方で返している点が見どころです。聞き出したい母と、話に乗って返す娘のやり取りが、短い会話の中に収まっています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

大切なものをしまった小さな箱を、信頼できる人の手のひらにそっと預ける様子を思い描いてみましょう。箱の中身が秘密や悩みで、預ける先が相手です。confide inは、この「相手の中に預ける」動作を表しています。

クレアが口にしたのは、「その箱を預かる手として、私は最適よ」という名乗りでした。前置詞のin(〜の中に)が、預ける先の相手を指していると思うと、confide in + 人の形が自然に思い出せます。信頼(trust)して預ける、と頭の中で補っておけば、単なるtellとの違いも浮かびます。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「confide in someone」

信頼して話す動作を表すconfide inを、場面の違う3つの例文で見ていきましょう。

She is the only person I can confide in at work.
(彼女は職場で唯一、打ち明けられる人です。)
職場での人間関係を説明する場面です。the only personと組み合わせると、頼れる相手の限られた貴重さが伝わります。

A: Do you have anyone you can confide in?
B: Yes, my best friend always listens.
(A:打ち明けられる人はいる?)
(B:うん、親友がいつも聞いてくれるよ。)
悩みを抱えていそうな友人を気づかう往復会話です。anyone you can confide inと、相手を名指しせずに尋ねる形になっています。

He confided in me that he was thinking about changing jobs.
(彼は転職を考えていると、私に打ち明けてくれました。)
秘密を預かった場面を振り返る例文です。confided in me that 〜の形で、相手と内容の両方を一文に収めています。

あわせて覚えたい関連表現

open up to someone
((人)に心を開く、本音を話す)
open upは、閉じていた気持ちを見せる動きに重点があり、態度を指します。confide inは、信頼して個人的な話を預ける行為に重点があります。

tell someone in confidence
((人)に内緒で話す)
in confidenceは、「他言無用」という条件を付けて話す言い方です。confide inは、話す相手への信頼を前面に出します。

turn to someone
((人)を頼る)
turn toは、助けや助言を求めて頼る行為全般を指し、秘密の打ち明けに限りません。confide inは、個人的な悩みを話す場面に絞られます。

Note|tell・share・confide in の「話す」の違い

日本語では、tell・share・confide inのどれも「話す」「伝える」と訳せてしまいます。ただ、英語ではそれぞれ焦点が違います。3つを並べて、何に目を向けた言い方なのかを確認します。

tellは、内容を相手に伝えることに焦点があります。I told her the news.なら、ニュースという内容が相手に届いたことを述べる文です。shareは、気持ちや経験を相手と分かち合うことに焦点があります。I shared my worries with her.と言えば、悩みを一緒に抱えてもらう感覚が出ます。confide inは、相手への信頼に焦点があります。I confided in her.と言えば、内容を言わなくても、「信頼して預けた」ことが伝わります。

言い換えると、tellは「何を」、shareは「誰と一緒に」、confide inは「誰を信頼して」に目が向く言葉です。

つまり、内容を伝えるならtell、気持ちを分かち合うならshare、信頼して預けるならconfide in、と選び分けられます。今回のクレアは、聞き手として「私なら信頼に応えられる」と名乗っているので、confide inが選ばれています。tell(ただ話す)でもshare(分かち合う)でもなく、信頼して預ける相手になりたいという意図が、この動詞の選び方に表れています。

どれを使うかは、話の中心をどこに置くかで決まります。同じ出来事を話すときでも、選ぶ動詞で聞き手に伝わる焦点が変わります。迷ったときは、「内容」「共有」「信頼」のどれを言いたいのかを先に決めると選びやすくなります。

まとめ|信頼して預ける相手になる

confide in someoneは、相手を信頼して、秘密や悩みを打ち明けることを表す表現です。単に内容を伝えるtellと違い、話す側の信頼が前提にあります。

confide in + 人で相手に、confide that 〜で内容に焦点を置けるほか、聞き手の側から名乗る形にも使えます。悩みを聞く側でも話す側でも、形を入れ替えるだけで使える表現です。打ち明ける動作と、打ち明けられる相手の両方に使えるので、人間関係の場面を語るときに役立ちます。

クレアの一言には、聞き役になりたい気持ちと、少し強引な作戦の両方が重なっていて、母と娘のやり取りに独特の温度を与えていました。

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