「get in the way」の意味と使い方|『モダンファミリー』S01E23で学ぶ英会話

「get in the way」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

やりたいと思っていたことが、日々の忙しさに追われて、いつまでも後回しになってしまう経験はありませんか。作ろう作ろうと思いながら、気づけば何日も先延ばしにしてしまうこともあるはずです。

そんなもどかしさを言い表す「get in the way」を、『モダンファミリー』シーズン1第23話の後半、フィルがふと漏らす一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「get in the way」の意味とニュアンス

get in the way
意味:計画や行動の妨げになる、邪魔をする

get in the wayは、the way(道)の途中にget in(入り込む)という組み合わせで、進もうとしている物事の途中に何かが割り込んで妨げるというイメージを持つ表現です。物理的な障害物にも、抽象的な事情にも使えるのが特徴です。前置きなしにさらっと言えるほど口語に馴染んだ表現で、会話のテンポを崩さずに背景を添えられる便利さも持っています。

主語には、仕事や忙しさ、予定、あるいは恐れといった感情までさまざまなものが置かれます。忙しさで予定が実現しないとき、何かが計画の障害になっているとき、人間関係で物事がうまく進まない事情を説明するときなど、日常のいろいろな場面で使われる汎用性の高い表現です。誰かを名指しで責めることなく、状況そのものを主語にできる点も、この表現が広く使われている理由のひとつです。

二人だけの時間を作ろうとしても、思わぬところで妨げられてしまうことがあります。この一言は、そうしたもどかしさを言い表すのにぴったりです。

【ここがポイント!】

  • 「get in the way」の核は、進む道の途中に何かが割り込んでくるイメージ
  • 主語には物事・忙しさ・感情まで幅広いものが置ける
  • 物理的な障害にも、抽象的な事情にも使える懐の広さが持ち味

『モダンファミリー』S01E23のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。旅行中、フィルが夫婦としての時間についてふと漏らす一言です。日々に追われるあまり後回しになってしまっているという本音が、短い独白の中ににじみます。

Phil: We say we’ll make time, but life gets in the way.
(時間を作るって言っても、結局は日々の生活が邪魔をするんだよね。)

Phil: I mean, I know we’re parents, but can’t we be lovers too?
(つまり、俺たちは親だってわかってるけど、恋人同士でもいられないのかな?)

Modern Family Season1 Episode23 (Hawaii)

シーン解説と心理考察

フィルがふと漏らすように「時間を作るって言っても、結局は日々の生活が邪魔をするんだよね」とつぶやきます。続けて「つまり、俺たちは親だってわかってるけど、恋人同士でもいられないのかな」と問いかける口ぶりには、子育てに追われる中で夫婦二人の時間を持ちたいという本音がにじんでいます。作ろうと思っていても後回しになってしまう「二人の時間」というテーマを、フィルらしい率直な言葉で言い表した一言です。誰かを責める調子ではなく、あくまで日々の忙しさそのものを相手取っているような言い方に、フィルの穏やかな性分も表れています。

親であることと同時に一人の伴侶でもありたいという願いは、多くの家庭で共感を呼びそうな感情です。旅行という非日常の中でも、日々の忙しさに追われてしまう皮肉が、この短い独白に凝縮されています。ふだんの生活からいったん離れたはずの旅先でさえ、同じ悩みがふと顔を出してしまうところに、日常のままならなさも透けて見えます。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

歩いている道(the way)の途中に、何かがすっと入り込んで(get in)進路をふさぐイメージを思い浮かべてみましょう。目的地に向かって進もうとしているのに、その道の途中に障害物が割り込んでくる感覚が、「妨げになる」という意味につながります。時間を作ろうと思っても日々の生活に阻まれてしまうフィルの一言も、まさにこの道をふさがれる感覚そのものでした。障害物を取り除こうと躍起になるのではなく、そういうものだと受け止めながら少しずつ回り道を探す姿勢も、この表現が持つ柔らかい響きに合っています。進みたい道の途中に何かが割り込んでくる様子を思い浮かべておくと、似た場面でこの表現がすっと浮かんでくるはずです。

例文で覚える「get in the way」

忙しさが計画の妨げになる場面で幅広く使えるget in the wayを、3つの例文で確認していきましょう。

We wanted to travel more, but work always gets in the way.
(もっと旅行したかったけど、いつも仕事が邪魔をするんだ。)
実現できていない計画について話す場面です。alwaysを添えることで、繰り返し妨げられてきたニュアンスが伝わります。

Don’t let fear get in the way of your dreams.
(恐れに、自分の夢の邪魔をさせてはいけない。)
目標に向かって励ます場面です。fearのような感情を主語に置くことで、抽象的な妨げも表現できます。

A: Why haven’t you finished the project?
B: A lot of things got in the way this week.
(A:なんでプロジェクトが終わってないの?)
(B:今週はいろいろなことが邪魔をしてね。)
進捗の遅れを説明するビジネスの会話です。a lot of thingsとぼかすことで、詳しい事情を省いて答えられます。

あわせて覚えたい関連表現

stand in someone’s way
(人の邪魔をする、行く手を阻む)
get in the wayが物事・事情が主語になることが多いのに対し、stand in someone’s wayは人が主語になり、人が意図的に邪魔をするというニュアンスが強くなります。

interfere with
((物事に)干渉する、支障をきたす)
get in the wayが口語的な表現であるのに対し、interfere withはよりフォーマルな響きを持ち、ビジネス文書などでも使われます。

hold someone back
(人の足を引っ張る、妨げる)
get in the wayが進行を妨げる一般的な表現であるのに対し、hold someone backは人の成長や前進を引き止めるという、人に焦点を当てたニュアンスが強くなります。

Note|「邪魔をする」の主語が違う、get in the wayとstand in someone’s way

「邪魔をする」を表す表現には、get in the wayのほかにstand in someone’s wayもあります。どちらも似た意味ですが、主語に何を置くかが大きく違います。

get in the wayは、Work gets in the way of my hobbies.のように、仕事や忙しさ、予定といった「物事」を主語に置くことが多い表現です。妨げの主体に意図があるわけではなく、状況や事情が結果として邪魔になっているというニュアンスが中心にあります。誰も悪くないのに物事が思うように進まないという、少しやるせない状況を語るのにぴったりの表現でもあります。一方stand in someone’s wayは、Don’t stand in her way.のように「人」を主語に置き、その人が意図的に、あるいは立場として誰かの行く手をふさいでいるという場面で使われます。ビジネスの場面で「彼の昇進を邪魔するつもりはない」と言うときにはI won’t stand in his way.が選ばれ、日常生活で「忙しさのせいで計画が実現しない」と言うときにはget in the wayが自然に選ばれるというように、主語が物事か人かで使い分けられています。

フィルが漏らした「日々の生活が邪魔をするんだよね」という一言も、誰か特定の人物のせいではなく、忙しい日常そのものを主語に置くget in the wayらしい言い方でした。誰のせいでもないからこそ、深刻になりすぎずに気持ちを吐き出せる言い方とも言えます。

何が邪魔をしているのかによって、選ぶ表現も変わってきます。

まとめ|日々の忙しさに阻まれる、二人だけの時間

get in the wayは、仕事や日々の忙しさといった物事が主語になり、計画や行動の妨げになる様子を表す表現です。誰かのせいというより、状況そのものが立ちはだかっているというニュアンスで使われます。

親としての役割に追われながらも夫婦の時間を持ちたいと漏らしたフィルの一言には、親であることと伴侶であることを両立させたいという願いがにじんでいました。旅先という非日常でさえ日々の忙しさに追われてしまうところに、多くの家庭に共通するもどかしさも重なります。

忙しさに追われる毎日にも、ふとした瞬間に二人だけの時間を取り戻せることがあるのかもしれません。

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