「I love you」と言われたら、何と返す?「Thank you」の返事で行き違う告白の英語|『フレンズ』S04E17で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「I love you」と言われたら、何と返す?「Thank you」の返事で行き違う告白の英語|『フレンズ』S04E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン4第17話では、ロンドンへ帰るエミリーを空港で見送るロスが、思い切って気持ちを伝えます。ところが返ってきたのは、I love you, too ではなく別の一言でした。

I love you と言われたときの返事は、ひと言の違いで意味合いが変わります。空港での別れ際、友達への報告、電話でのおわび、そして最後の場面まで、告白と返事の英語を順に見ていきます。

目次

「I had the most amazing time with you」別れ際に気持ちを伝える

空港で、ロンドン行きの便に乗ろうとしているエミリーのもとへ、ロスがやって来ます。もう一度会いたかったと伝えたあと、二人はこう言葉を交わします。

Ross: I had the most amazing time with you.
(君と過ごせて最高に楽しかった。)
Emily: Me, too.
(私もよ。)
Friends Season4 Episode17(The One with the Free Porn)

I had the most amazing time with you. は、一緒に過ごした時間をふり返って「最高の時間だった」と伝える言い方です。返事の Me, too. は「私も」と同じ気持ちを短く返す形で、相手の言葉をそのまま受けて同意を示しています。

このあと、乗り込もうとするエミリーをロスが呼び止めます。

Ross: I have to tell you something. Um… I’ve been thinking. I’m just going to come out and say it, okay? Uh… I… I think… I love you.
(話さなきゃいけないことがあるんだ。えっと……ずっと考えてた。思い切って言うよ、いい? その……俺……たぶん……愛してる。)
Emily: Thank you.
(ありがとう。)
Ross: It’s no problem.
(どういたしまして。)
Friends Season4 Episode17(The One with the Free Porn)

I have to tell you something. と come out and say it(思い切って言う)は、大事なことを言う前の前置きです。間にはさまる I’ve been thinking. は「ずっと考えていた」で、思いつきではないことを伝えています。エミリーの Thank you. は相手の言葉を受け取るお礼で、I love you, too. のように同じ気持ちを返す言い方ではありません。ロスの It’s no problem. は、お礼を言われたときに返す決まった形です。

作中では、エミリーが Thank you. と言って飛行機に乗り込んだあとで、ロスがこの一言を口にしています。

「She said, “Thank you.”」報告と電話でのおわび

チャンドラーとジョーイの部屋にやって来たロスは、モニカに結果を聞かれて、そのときのやりとりを伝えます。

Monica: What’d she say?
(彼女、何て言ったの?)
Ross: She said, “Thank you.” I said, “I love you” and she said… “Thank you.”
(「ありがとう」って言われた。俺が「愛してる」って言ったら、彼女は……「ありがとう」って。)
Friends Season4 Episode17(The One with the Free Porn)

モニカの What’d she say? は What did she say? を縮めた形で、「何て言われたの?」と結果をたずねる質問です。She said, “~.” は、相手の言葉をそのまま引いて伝える形です。ロスは自分の言葉と相手の返事を並べて言い直し、やりとりを順に再現しています。

その後、エミリーからの電話を待つうちに眠ってしまったロスのもとに、電話がかかってきます。

Ross: How was, how was your flight?
(フライトは、フライトはどうだった?)
Emily: It was dreadful. I felt terrible about how I acted when you said those wonderful things.
(ひどかったわ。あなたがすてきなことを言ってくれたときの自分の態度、本当に申し訳なく思ったの。)
Ross: No, no. Th-that’s-that’s all right. Um… I’m just glad you called.
(いや、いいんだ、気にしないで。その……電話をくれただけでうれしいよ。)
Emily: There’s something that I-I’ve got to tell you. Uh, there’s-there’s someone else.
(話さなきゃいけないことがあるの。その、ほかに……ほかに人がいるの。)
Friends Season4 Episode17(The One with the Free Porn)

feel terrible about ~ は「〜を申し訳なく思う」で、how I acted(自分のふるまい)と組み合わせると、自分の態度を謝る言い方になります。dreadful は「ひどい」を表す語です。

ロスは That’s all right.(いいんだ)でおわびを受け止め、I’m just glad you called. と電話をくれたことへの気持ちを続けています。エミリーの There’s someone else. は、恋愛の話では、ほかに付き合っている人や気になる人がいることを伝える表現として使われることの多い一言です。

「I love you」と言われたときの返事

ロスはその後ロンドンへ向かい、エミリーは入れ違いでニューヨークのチャンドラーとジョーイの部屋を訪ねます。ロスと話しに来たと言うエミリーは、ロスの部屋にも行ったものの会えなかったと話します。

同じころロンドンにいたロスは、電話ボックスからエミリーに電話をかけます。電話に出たエミリーと、ロスの会話です。

Emily: Ross, I love you.
(ロス、愛してる。)
Ross: Thank you.
(ありがとう。)
Friends Season4 Episode17(The One with the Free Porn)

空港でロスが受け取った Thank you. という返事を、今度はロスが口にしています。同じ I love you に対して、I love you, too. と Thank you. のどちらを返すかで、伝わる内容が変わることが分かる流れです。

I love you, too. は同じ気持ちを返す返事、Thank you. は言葉を受け取ったことへのお礼です。どちらも短い返事ですが、働きはまったく違います。エミリーのように I love you の前で相手の名前を呼ぶと、誰に向けた言葉かがはっきりしやすい形です。この場面では、too の有無がそのまま返事の中身の違いになっています。

まとめ|「I love you」への返事の英語

前置きの come out and say it、I love you への返事 I love you, too. と Thank you. の違い、おわびの I felt terrible about how I acted. を見てきました。返事の働きを知っておくと、告白の場面が追いやすくなります。

空港から電話まで続く二人のやりとりを観ていると、短い返事が持つ重みが見えてきます。

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