旅先で名所をめぐり、お土産の露店で買い物をするときの英語|『フレンズ』S04E23で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 旅先で名所をめぐり、お土産の露店で買い物をするときの英語|『フレンズ』S04E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン4第23話では、ロスの結婚式に出るため、モニカ、チャンドラー、ジョーイがロスと一緒にロンドンへ向かいます。ロンドンに着くと、チャンドラーとジョーイは街の名所をめぐります。

出発前の荷造りから、名所めぐり、お土産の露店、旅先からの電話まで、作中に描かれた旅の場面を順に追いながら、海外旅行の観光にまつわる習慣と英語を見ていきます。

目次

「first stop」荷造りから名所めぐりの一日目へ

出発の日、モニカは荷物をかばんに入れながら、パスポート、カメラ、トラベラーズチェックと一つずつ確かめ、そのたびに check と口にしています。それを見ていたレイチェルが尋ねます。

Rachel: Who are you saying check to?
(だれに「チェック」って言ってるの?)
Monica: Myself. You know, for remembering to pack the thing. You know, you do a good thing, you get a check.
(自分によ。ほら、ちゃんと荷物を詰めたことに対してね。ほら、いいことをしたらチェックがもらえるでしょ。)
Monica: My mom does it. I never realized it was weird.
(ママがやってるの。変だなんて気づかなかった。)
Friends Season4 Episode23(The One with Ross’s Wedding, Part 1)

check はここでは、リストの項目に付ける「チェック印」のことです。持ち物を一つずつ声に出して確かめるやり方は、人や家庭によってさまざまで、モニカは母親もやっていると話しています。

ロンドンに着いたチャンドラーとジョーイは、ホテルの前の通りに出てきます。ジョーイはビデオカメラでチャンドラーを撮っています。

Joey: Come on do something.
(ほら、何かやれよ。)
Chandler: I am. I’m ignoring you.
(やってるよ。お前を無視してる。)
Joey: I’m going to be the on-camera guy.
(俺が映る役をやる。)
Joey: All right, first stop: Westminster Abbey.
(よし、最初の行き先はウェストミンスター寺院だ。)
Friends Season4 Episode23(The One with Ross’s Wedding, Part 1)

first stop は「最初の立ち寄り先」で、観光の行程を順に回るときの言い方です。on-camera guy は「カメラに映る役」を指します。このあとジョーイは、地図でホテルの位置と行き先を確かめます。寺院の前では、ジョーイがチャンドラーに寺院の感想を尋ねています。

感想を聞くときの What do you think of ~?(〜をどう思う?)は、名所で同行者に印象を尋ねるときにも使いやすい形です。チャンドラーは I think it’s great. と答えたあと、寺院の名前を使った冗談を続けます。abbey はもともと修道院を指す語で、名所の名前の一部として使われている例もあります。旅先の名所で映像を撮ったり、その場の感想を記録したりする楽しみ方は、人によってさまざまです。

「They’re all tourists」お土産の露店でのやりとり

二人はロンドンの公園で、お土産の露店に立ち寄ります。ジョーイが帽子を買おうとすると、チャンドラーは止めようとします。そこへ露店の店員が口をはさみます。

The Vendor: He’s just jealous. You’ll fit right in. All Londoners wear them.
(お連れさんはうらやましいだけですよ。すぐなじみますって。ロンドンっ子はみんなかぶってますから。)
Chandler: Oh, really? Then how come no one here anywhere is wearing one?
(へえ、そう?じゃあ、なんでここにはだれひとりかぶってる人がいないんだ?)
The Vendor: They’re all tourists.
(みんな観光客なんですよ。)
Friends Season4 Episode23(The One with Ross’s Wedding, Part 1)

fit right in は「すぐになじむ」「違和感なく溶け込む」という意味です。店員は、地元の人はみんなかぶっていると言って帽子を勧めます。チャンドラーに周りにかぶっている人がいないと指摘されると、周りにいるのはみんな観光客だと返します。地元の人を指す Londoners と、旅行者を指す tourists の対比が、このやりとりの落ちになっています。

観光地の近くには、旅行者向けの品を並べた露店が出ていることが多いと言われます。こうした店では、店員から声をかけられて品物を勧められる場面もあります。地元の人が実際にその品を身につけているかどうかは、場所や品物によって異なります。作中のやりとりは、売り文句と実際の様子のずれを笑いにしたものと読み取れます。

「homesick」旅先から家に電話をかける

旅先から、留守番をしている友達に電話をかける場面もあります。ジョーイがロンドンから電話をかけると、ニューヨークのモニカとレイチェルの部屋で、フィービーが出ます。フィービーの地下鉄での話を聞いたジョーイは、今ので4ドルかかったと言い、そのあとこう続きます。

Phoebe: So do you miss me?
(で、私に会えなくて寂しい?)
Joey: Kind of, but I’ve just been having way too much fun.
(まあね、でもこっちが楽しすぎてさ。)
Phoebe: Oh, so you’re not homesick yet?
(へえ、じゃあまだホームシックになってないの?)
Joey: No. I don’t think so.
(うん。なってないと思う。)
Friends Season4 Episode23(The One with Ross’s Wedding, Part 1)

miss は「(人や場所が)いなくて寂しい」、homesick は「家や故郷が恋しい」という意味です。way too much fun の way は too を強め、「楽しすぎる」と勢いをつけています。Kind of, but ~ は「まあね、でも〜」と、いったん認めてから別のことを付け足す返し方です。ジョーイは寂しさを少し認めたうえで、楽しさのほうを伝えています。旅先から近況を伝える電話では、相手が寂しいかどうかを聞き合うやりとりが交わされることもあります。

ジョーイの「4ドルかかった」という一言は、国際電話の料金に触れた一言です。旅先で家や友達を思い出す気持ちは、miss や homesick を使って短く伝えられます。

まとめ|旅の場面をたどる英語

荷造りの check、名所めぐりの first stop、露店の fit right in と tourists、旅先からの電話の miss と homesick を見てきました。旅の段取りに沿って言葉を並べると、海外旅行の場面をイメージしながら覚えやすくなります。

チャンドラーとジョーイのロンドン観光を観ながら、旅先の英語にふれていきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事では、同じ旅の別の場面の英語を取り上げています。

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