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『メンタリスト』シーズン4第18話では、CBI(カリフォルニア州捜査局)の捜査をめぐる会話の中で、時間や日付についての短い指摘が何度か出てきます。報告された時間帯の幅、手帳に書かれた時刻の細かさ、クリニックで確かめられる日付の食い違いが、それぞれ別の場面に出てきます。
同じ形の指摘が正反対の意味になる点と、日付を正す言い方を、順に見ていきます。
「That’s a pretty big window.」報告された時間帯の幅を指摘する一言
捜査の情報を共有する場面で、報告された時間帯について、こんな一言が出てきます。
— That’s a pretty big window.
(ずいぶん幅が広いですね。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)
pretty は、形容詞の前に置いて「かなり」「ずいぶん」を表す語です。big window の window は、ここでは「ある出来事が起こりうる時間の幅」を指す使い方です。窓のように開いている範囲、という比喩表現にあたり、big が付くことで、範囲が広すぎて絞り込めないという指摘になります。
この一言は、報告された時間帯の内容そのものではなく、幅の広さに目を向けています。数字を挙げて反論するのではなく、That’s ~ で報告全体を受けて、pretty big という評価だけを返しています。そのため、会話の流れを止めずに、「情報が足りない」と伝えることができます。
window をこの意味で使う形は、a window of time のように見かけることのある言い回しです。big の一語で「幅が広い」と伝わるため、数字に触れなくても、報告への指摘として成り立っています。
「That’s a pretty specific time.」今度は、細かすぎる時刻を指摘する一言
同じ会話の少しあとには、手帳に書かれた最後の予約の時刻をめぐる指摘があります。
— That’s a pretty specific time.
(ずいぶん細かい時刻ですね。)
— The entry just says “Treatment.”
(記載は「治療」とだけあります。)
— And a lot of entries like that over the last few weeks, each one at a weird time.
(そういう記載がここ数週間、たくさんあります。しかも、どれも変な時間に。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)
specific は「具体的な」「細かく決まった」という意味で、直前の話題になった時刻が午後4時17分のように、分単位まで書かれていることを受けた一言です。pretty big window と同じ pretty +形容詞 の形ですが、こちらは情報が足りない側ではなく、詳しすぎる側を指摘しています。
続く The entry just says “Treatment.” の entry は、手帳の一項目を指し、just says ~ が「〜とだけ書かれている」を表します。この記載は、予定や記録の一行を指す語で、just が「それしか書かれていない」という限定を加えています。治療の中身が書かれていないため、細かい時刻に比べて情報が乏しい点が、続く指摘につながります。
最後の each one at a weird time は、a lot of entries like that を受けて、そうした記載のどれもが weird な時間に入っていることを指摘しています。weird は「変な」「普通でない」という意味で、時間そのものが記載ごとに不自然だという指摘になっています。
「Yesterday? No, no, no.」聞き返して日付を正し、「According to his calendar, ~」で根拠を示す
場面が移り、クリニックでの会話では、日付の食い違いが確かめられます。
— It was just yesterday afternoon.
(ほんの昨日の午後のことでした。)
— Yesterday? No, no, no. Uh, Braddock’s last drug treatment was two days ago… in the morning.
(昨日? いえいえ、違います。ええと、ブラドックさんの最後の薬の治療は、2日前……午前中でした。)
— According to his calendar, he had a treatment yesterday at 4:17 p.m.
(彼の手帳によると、昨日の午後4時17分に治療があったそうです。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)
最初の just yesterday afternoon の just は、「ほんの」と時間の近さを強めています。これに対して Yesterday? と繰り返すのは、聞いた内容を確かめ直す聞き返しの形です。続く No, no, no. で打ち消し、two days ago… in the morning と、別の日付と時間帯を挙げています。
According to ~ は、「〜によると」と情報の出どころを示す前置きです。ここでは his calendar が出どころで、手帳に書かれた日時を根拠に、食い違いを指摘しています。at 4:17 p.m. のように時刻まで添えると、聞いた内容との差が具体的に見えます。
前の二つが時間の幅と細かさを評価する言い方だったのに対し、ここは日付そのものを聞き返して正す形になっています。Yesterday? で確かめ、According to ~ で根拠を出す組み合わせは、食い違いを順を追って指摘する流れになっています。さらに two days ago… in the morning と、日と時間帯の両方を添えているため、どこが違うのかが具体的に示されます。
まとめ|幅と細かさ、そして日付を指摘する英語
pretty big window は幅の広さ、pretty specific time は細かさを指摘し、同じ pretty +形容詞 でも向きが逆になっていました。Yesterday? No, no, no. と According to ~ は、日付の食い違いを聞き返して正す言い方です。
次回も『メンタリスト』と一緒に、場面ごとの英語を見ていきましょう。
同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。


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