「So how can I help you, Agent?」と聞かれたら、何と返す?名乗りから用件を切り出すまでの英語|『メンタリスト』S04E18で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「So how can I help you, Agent?」と聞かれたら、何と返す?名乗りから用件を切り出すまでの英語|『メンタリスト』S04E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン4第18話には、CBI(カリフォルニア州捜査局)のリズボンとジェーンが、事件の被害者ブラドックのことで話を聞くために、シェック医師のクリニックを訪ねる場面があります。出迎えを受けての名乗り、手際をほめる言葉への返し、用件をめぐる問いかけが、同じ訪問の中で描かれています。

名乗りの形から用件の切り出し方まで、会話の流れに沿って順に見ていきます。

目次

「You must be the CBI people.」肩書き付きの名乗りと、担当者を待つ間の一言

クリニックに着いた二人を出迎えるところから、名乗りが連なります。

— Oh, you–you must be the CBI people.
(ああ、あなた方がCBIの方々ですね。)
Betsy: I’m Betsy Firth, nurse administrator.
(看護管理者のベッツィ・ファースです。)
Jane: I’m Patrick Jane. I’m a consulting, uh, consultant.
(パトリック・ジェーンです。コンサルティングの、ええと、コンサルタントをしています。)
Lisbon: And I’m Agent Lisbon.
(そして私は、リズボン捜査官です。)
— She’s a detective.
(彼女は刑事です。)
— Mm. Well, Dr. Scheck will be with you in a minute.
(ええ。シェック先生は、間もなくお相手します。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

you must be ~ は、相手の素性を推測して「〜の方ですね」と確かめる出だしです。名前を聞く前に立場を言い当てる形で、会話を始められます。must は「〜に違いない」という推量を表す語ですが、ここでは断定を避けて確かめる働きをしています。続く I’m Betsy Firth, nurse administrator. は、I’m ~ のあとに役職をそのまま並べる名乗りです。

ジェーンの I’m a consulting, uh, consultant. は、uh という言い淀みを挟んで、肩書きが組み立てられていきます。リズボンの And I’m Agent Lisbon. は、And で直前の名乗りに並べる形です。そのあとに入る She’s a detective. は、直前の名乗りを受けた補足と読み取れます。

最後の Dr. Scheck will be with you in a minute. は、担当者が来るまでの案内です。be with ~ は、ここでは「〜の相手をする、対応する」という意味合いで使われ、in a minute は「間もなく」を表します。

「That’s very efficient of you.」手際をほめる言い方と、「Well, we try.」という受け方

名乗りのあと、資料をめぐるやり取りが続きます。

— I pulled his files in case Dr. Scheck needs to consult them.
(念のため、シェック先生が参照されるかもしれないと思い、彼のファイルを出しておきました。)
— Well, thank you, Betsy. That’s very efficient of you.
(ありがとうございます、ベッツィ。とても手際がいいですね。)
— Mm. Well, we try. Come on in.
(ええ、努力はしています。どうぞ中へ。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

in case ~ は、「〜に備えて」と先回りの理由を添える形です。pull は資料を取り出す意味で使われ、シェック医師が consult(参照する)かもしれないという見込みで用意したことが、この一文から分かります。in case のあとは、起こるかもしれないことを現在形で述べる形になっています。

これに対する That’s very efficient of you. は、It’s 形容詞 of you の形で、相手の行いを評価する言い方です。efficient は、無駄なく手際がよいことを指します。呼びかけの Betsy が添えられていて、礼の言葉が向かう相手がはっきりしています。文頭の Well, は、礼からほめ言葉へ話を移すときの、ひと呼吸にあたります。

返しの Well, we try. は、直訳すると「私たちはやってみています」です。ほめられたことを大げさに受けず、「努力はしています」と軽く受け止める言い方と読めます。Come on in. が続いて、話は案内に移ります。Come in. にひと言足したこの形は、相手を中へ招き入れるやわらかい誘い方として使われることの多い言い方です。

「So how can I help you, Agent?」用件を尋ねる問いと、手伝いを申し出る問い

同じクリニックでの面会が進むと、用件を尋ねる問いが出てきます。

— So how can I help you, Agent?
(それで、どのようなご用件でしょう、捜査官。)
— Uh, Mr. Braddock’s last appointment– was he acting strangely at all?
(ええと、ブラドックさんの最後の予約のときですが、様子におかしなところは少しでもありましたか?)
— Not that I recall, no.
(私の覚えている限りでは、ありません。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

How can I help you? は、用件を尋ねるときに使われることの多い問いで、頭の So が話を本題へ進める合図になっています。呼びかけの Agent は、肩書きでの呼び方です。続く質問では、Mr. Braddock’s last appointment– と話題を先に置いてから、質問に入っています。

切り出す側の was he acting strangely at all? では、acting strangely が「様子がおかしい」を表し、at all が「少しでも」と範囲を広げています。返事の Not that I recall, no. は、記憶の範囲に限って答える形で、「ない」と言い切らずに済みます。

手伝いを申し出る問いは、場面が移った別の会話にも出てきます。

— Uh, can I help you find something?
(あの、何かお探しですか?)
— Oh, I’m just fishing around.
(ああ、ちょっとあちこち探っているだけですよ。)
The Mentalist Season4 Episode18 (Ruddy Cheeks)

Can I help you find something? は、help A 動詞 の語順で、探しものの手伝いを申し出る形です。返しの fish around は手探りであちこち探る意味で使われる口語で、just が「ちょっと〜しているだけ」という軽さを添えています。

まとめ|名乗りから用件までの英語

you must be ~ での出迎え、I’m ~ に肩書きを添える名乗り、That’s very efficient of you. での礼、How can I help you? での問いかけが、一続きの訪問の中でそろっています。形をつかんでおくと、役職つきの名乗りや用件の尋ね方を選びやすくなります。

次回も『メンタリスト』と一緒に、場面ごとの英語を見ていきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。

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