海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
「もしも〜だったら?」という想像の話は、雑談を盛り上げる定番の話題です。『BONES』シーズン5エピソード11では、ブースとブレナンが宇宙人の姿を想像して言い合います。今回はこの雑談を手がかりに、想像を持ちかける言い方、別の案で返す言い方、話を付け足していく言い方を学びます。
答えのない話だからこそ、英語の仮定の言い方がたくさん出てくるのが分かります。
「Can you imagine if …?」で想像に誘う
物語の冒頭、二人は砂漠を歩いて現場へ向かいます。その道すがら、ブースがこう持ちかけます。
Booth: Can you imagine if we found an alien – a real one?
(もし宇宙人を見つけたらって、想像できるか? 本物のだぞ。)BONES Season5 Episode11 (The X in the File)
Can you imagine if …?は「もし〜だったらと想像できる?」と、相手を想像の世界に誘う言い方です。ポイントは、if のあとがfoundと過去形になっていることです。現在や未来の話でも、「現実にはありそうにないけれど」という気持ちのときは過去形を使います。これが英語の仮定法で、実際に見つかるとは思っていないからこそ、気軽に夢を語れる形になっています。
このあとブースはyou don’t believe that …?と問いかけ、「ほかにも生命がいると思わないのか」とブレナンに迫ります。想像に誘い、相手の考えを聞く流れが自然につながっています。
想像を持ちかける言い方は、ほかにもいくつかあります。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| Can you imagine if …? | 想像できる?と相手を巻き込む |
| Imagine if … | 想像してみて、と軽く投げかける |
| What if …? | もし〜だったら?と仮定を出す |
| Picture this: … | こんな場面を思い描いて、と前置きする |
どれも雑談の入り口で使いやすく、if のあとを過去形にすると「あくまで仮の話」という響きになります。
別の案で返し、想像を足していく
その後、次の目的地へ向かう車内で、宇宙人の話がまた始まります。ブースが「本物」の宇宙人の話を蒸し返すと、ブレナンが聞き返します。
Brennan: What, an extraterrestrial?
(何、地球外生命体のこと?)Booth: Yeah, look, you said it was possible, all right? But they have big eyes and big heads, you know, for the super smart brain.
(ああ、ほら、ありえるって言っただろ。でも、目も頭もでかいんだよ。すごく賢い脳みそを入れるためにさ。)Brennan: That’s far more logical if they had the eyes of flies and the exoskeleton of a cockroach.
(ハエの目とゴキブリの外骨格を持っているほうが、ずっと理にかなっているわ。)Booth: Insect people? Insects can’t fly a spaceship.
(虫人間か? 虫に宇宙船は操縦できないだろ。)Brennan: Well, the cockroach is an evolutionary marvel. They can withstand radiation, live without breathing for almost an hour, go without eating for weeks. Imagine that combined with an intelligence that evolved over many millennia.
(あら、ゴキブリは進化の驚異よ。放射線に耐えられて、1時間近く息をしなくても生きられて、何週間も食べずにいられる。それが何千年もかけて進化した知性と組み合わさったところを想像してみて。)Booth: Plus, they do have extra arms.
(しかも、腕も多いしな。)BONES Season5 Episode11 (The X in the File)
ブースのyou said it was possibleは、前に相手が言ったことを持ち出して「だから想像してもいいだろ」と食い下がる言い方です。ブレナンはThat’s far more logical if …と、比較の形で自分の案を出しています。ここでも if のあとはhadと過去形で、仮の話であることが分かります。
Imagine that combined with …は、「それが〜と組み合わさったところを想像して」と、相手の頭の中に絵を描かせる言い方です。最後のブースのPlus,は「しかも」「おまけに」と話を付け足す一語で、反論していたはずのブースが、いつの間にか想像に乗っているのが面白いところです。
まとめ|仮定の言い方で、想像を一緒に広げる
Can you imagine if や Imagine that で想像に誘い、That’s far more logical if で別の案を出し、Plus で話を足していきます。if のあとの過去形を意識すると、「あくまで仮の話」として気軽に語り合えるようになります。
答えの出ない雑談も英語の練習の場になることを感じながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
返事の言い方ににじむ本音や、帰りかけの相手を引き留める英語も、このエピソードの別のコラムで読み解いています。


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