海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン7エピソード6では、ブースとブレナンが家族で暮らす家を探しています。物件をほめる言葉とけなす言葉が行き交うなかで、最後の場面のブレナンが口にするのが「I can see the bones, Booth.」というひと言です。今回はこの台詞を手がかりに、これから手を入れる家の良さを伝える英語を読み解きます。
家探しの会話では、欠点を言う言葉よりも、良いところを見つけて言葉にする表現のほうが意外と身につきにくいものです。
「perfect」のはずの物件と「cozy」
電話で物件の話を終えたところで、こんなやり取りがあります。
— Possible house?
(家の候補?)— Hey, real estate agent said it was perfect.
(ああ、不動産屋は完璧だって言ってた。)BONES Season7 Episode6 (The Crack in the Code)
少しあとで、その物件の話に戻ると、こんな声が上がります。
— Perfect?!
(完璧?)— That’s not the perfect place.
(完璧な物件なんかじゃない。)BONES Season7 Episode6 (The Crack in the Code)
否定の言葉が重なったあと、こう続きます。
— My car is bigger than that.
(自分の車のほうがまだ大きい。)— It’s cozy.
(こぢんまりしてるんだよ。)BONES Season7 Episode6 (The Crack in the Code)
Perfect?! は、相手の言った perfect をそのまま聞き返して、驚きや疑いを表す言い方です。My car is bigger than that. は「車のほうが大きい」と大げさに言って、物件の狭さを強調する言い方です。
cozy は「居心地がいい」「こぢんまりして温かい」という意味です。不動産の紹介では、狭い物件をやわらかく言う語として使われることがあるとされています。ほめ言葉にも遠回しな表現にもなる、便利な一語です。
「I can see the bones」家の骨組みを見るひと言
最後の場面で、二人は物件が見つかったという家を訪れます。家の中で、こんなやり取りがあります。
— It’s perfect.
(完璧。)— What?
(え?)Brennan: I can see the bones, Booth.
(骨組みが見えるのよ、ブース。)— The bones of the house.
(この家の骨組みが。)— It’s going to be wonderful.
(すばらしい家になる。)BONES Season7 Episode6 (The Crack in the Code)
bones はもともと「骨」ですが、the bones of the house では、建物を支える柱や梁などの「骨組み」を指しています。骨の専門家であるブレナンらしい言い方で、ドラマの題名でもあり、ブースが彼女を呼ぶあだ名でもある bones が、ここでは家の構造の意味で使われているのが面白いところです。
不動産の場面では good bones という言い方もあり、「骨組みがしっかりした家」を表すと言われることがあります。The house needs some work, but it has good bones.(手直しは必要だけれど、骨組みはしっかりしている)のように、手を入れれば良くなる家をほめるときに使えます。
「structurally sound」と「imagine it whole」
本気かと確かめる声に、家の良さが具体的に語られます。
— You mean that?
(本気で言ってる?)— The beams and the doorways appear to be structurally sound, and the proportions are very pleasing.
(梁も戸口も構造的にしっかりしているようだし、つり合いもとても心地いい。)— I can imagine it whole.
(完成した姿が目に浮かぶ。)— So can I.
(同じく、目に浮かぶよ。)— There’s a backyard, there’s room for a swing… a tree house!
(裏庭もあるし、ブランコを置く場所もある……ツリーハウスも!)BONES Season7 Episode6 (The Crack in the Code)
You mean that? は「本気で言ってる?」と相手の言葉を確かめる短い問いです。structurally sound は「構造上しっかりしている」、appear to be は「〜のようだ」と断定を避ける言い方です。the proportions are very pleasing は、部屋や建物のつり合いが心地よいという、ていねいなほめ言葉と言えます。
I can imagine it whole. は「完成した姿を思い描ける」という意味で、So can I. は「私も(そう思える)」と同じ気持ちを返す形です。There’s room for 〜 は「〜を置く余地がある」で、内見でも There’s room for a desk here.(ここに机が置ける)のように使えます。
まとめ|「骨組み」から家の良さを語る英語
今回は『BONES』シーズン7エピソード6から、遠回しにも使える cozy、家の骨組みを表す the bones of the house と good bones、さらに structurally sound や imagine it whole を読み解きました。欠点より先に良いところを言葉にできると、家探しの会話が前向きになります。
ブレナンの「I can see the bones, Booth.」からは、骨の専門家らしいものの見方と、これからの暮らしへの期待が一緒に込められていることが見えてきます。
同じエピソードのほかのコラムでは、house と home の違いや、おなかの赤ちゃんが動いたときの英語を扱っています。


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