ルームメイトの模様替えが行き過ぎだと感じたとき、伝えて折り合いをつける英語|『フレンズ』S06E08で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: ルームメイトの模様替えが行き過ぎだと感じたとき、伝えて折り合いをつける英語|『フレンズ』S06E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン6第8話では、ジョーイが、ルームメイトのジャニーンが部屋に置いた写真や小物について話を切り出します。チャンドラーに話をするよう言われてからのことで、前置きを挟みながら少しずつ本題に入るジョーイの英語が続きます。

一緒に暮らす相手に「ちょっと変えすぎかも」と伝えるのは、英語でなくても気を遣う場面です。切り出し方、理由の伝え方、折り合いのつけ方を順に見ていきます。

目次

「Can I talk to you for a second?」改まった話を切り出す

部屋から出てきたジャニーンに、ジョーイは壁に掛かった写真のことから話し始めます。

Joey: Hey. Uh, can I talk to you for a second?
(なあ。えっと、ちょっと話せるか?)
Joey: This, uh, kid in this picture. Do you, uh, you know this kid? Is that like a relative or something?
(この、えっと、写真の子どもさ。その、この子のこと知ってるのか?親戚か何か?)
Janine: No, I just thought it was cute.
(ううん、かわいいと思っただけ。)
Joey: Yeah, that’s what I was afraid of.
(だよな、それが心配だったんだ。)
Friends Season6 Episode8(The One with Ross’s Teeth)

Can I talk to you for a second? は「ちょっといい?」と、相手の時間を少しもらう前置きです。for a second は「ほんの少しの間」で、深刻すぎない話だと伝える働きもあります。ジョーイはいきなり本題に入らず、写真の子が親戚かどうかという質問から入っています。

Is that like a relative or something? の like と or something は、どちらも言い切りを避けてぼかす口語の言い方です。「親戚か何か?」と軽く聞くことで、問い詰める調子を和らげています。

ジャニーンの答えを聞いたジョーイの That’s what I was afraid of. は、「心配していたとおりだ」という意味です。悪い予想が当たったときに使われることの多い言い方で、ここでは写真についての答えが予想どおりだったことを受けています。このあとジョーイは、新しく置かれたものの一部が自分には合わないと話を進めます。

「You’re changing too much around here」と伝えて折り合う

ジャニーンが写真について説明したあと、ジョーイは言いたいことをはっきり口にします。

Joey: I don’t want to be a jerk but you’re-you’re changing too much around here.
(嫌なやつにはなりたくないけど、ここをちょっと変えすぎなんだよ。)
Janine: Well, I’m sorry, I just thought I’d try and make the place a little nicer.
(そうね、ごめんなさい。この部屋を少し素敵にしてみようと思っただけなの。)
Friends Season6 Episode8(The One with Ross’s Teeth)

I don’t want to be a jerk, but ~ は、「感じの悪いことを言いたくはないけれど」と前置きしてから本題を言う形です。jerk はくだけた語で、親しい相手との会話で使われることがあります。around here は「このあたり」で、ここでは二人で使う部屋全体を指しています。too much を changing に添えることで、変えること自体ではなく、変える量が多すぎると伝えています。

ジャニーンの I just thought I’d try and ~ は、「〜してみようと思っただけ」とよかれと思った理由を説明する返しです。try and は口語で try to とほぼ同じ意味で使われます。

話はタオルにも及びます。ジョーイは、タオルがフックに掛かっていることにも触れます。

Janine: It’s clean.
(洗ってあるのよ。)
Joey: Yeah, well, it feels different.
(ああ、でも、感触が違うんだよ。)
Janine: It’s dry.
(乾いてるの。)
Joey: All right, I can make my peace with the clean, dry towels…
(わかった、きれいで乾いたタオルなら受け入れるよ……)
Friends Season6 Episode8(The One with Ross’s Teeth)

It feels different. は、理由をうまく言えない違和感を感覚で伝える言い方です。最後の make my peace with ~ は「〜を受け入れる、〜と折り合いをつける」という意味で、全部ではなく一部だけ譲る場面に合います。「洗ってある」「乾いている」と短い事実で返すジャニーンに対し、ジョーイはタオルの件だけは受け入れると答えています。

「If that’s what you want」相手の申し出を受けてお礼を言う

場面が後半に移り、ジョーイはリビングのものを片づけてほしいとジャニーンに伝えます。ジャニーンの返事はこうです。

Janine: Well, if that’s what you want, I’ll just put it all in my room.
(そう、それがあなたの望みなら、全部私の部屋に置くわ。)
Friends Season6 Episode8(The One with Ross’s Teeth)

If that’s what you want, ~ は、相手の希望を確かめつつ、それに合わせると伝える返事です。言い争いにせず受け止める言い方として使えます。I’ll just put it all in my room の just は「それなら〜するだけ」と、手間を大きく見せずに解決策を出す働きをしています。これを聞いたジョーイは、thanks for being so understanding(わかってくれてありがとう)とお礼を言います。understanding は形容詞で「理解のある、物わかりのいい」という意味です。

ところがジョーイは、写真やじょうろの写真を自分の部屋に置いてもいいと言い出し、さらに続けます。

Joey: And a couple of these little tiny boxes.
(あと、この小さい箱もいくつか。)
Janine: Joey, do you want me to put it all in your room?
(ジョーイ、全部あなたの部屋に置いてほしいの?)
Joey: Okay.
(うん。)
Friends Season6 Episode8(The One with Ross’s Teeth)

Do you want me to ~? は「私に〜してほしい?」と、相手の本当の希望を確かめる問い返しです。a couple of ~ は「2つ3つの〜」と、数をざっくり言うときに使われます。ジョーイの頼みが写真、じょうろの写真、小さな箱と少しずつ増えていき、ジャニーンの問い返しにつながります。片づけてほしいと言っていたジョーイが、最後は全部を自分の部屋に置くことに応じる流れになっています。

まとめ|同居相手と折り合う英語

Can I talk to you for a second? で切り出し、I don’t want to be a jerk, but ~ で前置きし、I can make my peace with ~ で一部を受け入れる流れを見てきました。言いにくい話も、前置きと譲る一言で角が立ちにくくなります。

ルームメイトとのやり取りに目を向けながら観ると、『フレンズ』の暮らしの英語がより身近になります。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の別の場面の英語を取り上げています。

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