「I just didn’t want you to worry」は言い訳になる?隠し事を問い詰められたときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E19で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「I just didn't want you to worry」は言い訳になる?隠し事を問い詰められたときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン12 第19話から、隠し事を問い詰められたときの英語を取り上げます。ハワードがバーナデットに内緒でスクーターを買い、それをめぐって2人が言い合う流れが題材です。

「心配させたくなかった」は、日本語でも隠し事の言い訳としてよく耳にする一言です。英語ではどう言い、どう言い返されるのかを、場面の順に見ていきます。

目次

「ばれたらどうする?」と様子を怪しまれる英語

ある場面で、ハワードはラージに、自分用にスクーターを買ったことを明かします。ラージはすぐに気になる点を尋ねます。

Raj: Wait, one second. Won’t Bernadette be mad when she finds out?
(ちょっと待って。バーナデットが知ったら怒るんじゃない?)

Howard: She’s not gonna. I’m keeping it here at the university.
(知ることはないさ。大学に置いとくんだ。)

TBBT Season12 Episode19

Won’t she be mad when she finds out? は「知ったら怒るんじゃない?」と、隠し事が見つかった後を心配する言い方です。find out は「(隠れていたことを)知る・気づく」で、隠し事の話題では中心になる句動詞です。ハワードの She’s not gonna. は、後ろの find out を省いた「知ることはない」という打ち消しです。

別の場面では、ハワードが古いヘルメットを捨てようとしているところに、バーナデットがやって来ます。ハワードは話を切り上げようとし、バーナデットはその様子を突きます。

Howard: Great story. I need to make a phone call.
(いい話だな。俺、電話しなきゃ。)

Bernadette: Howard, why do you look all guilty?
(ハワード、どうしてそんなに後ろめたそうな顔してるの?)

TBBT Season12 Episode19

Great story. は相手の話を打ち切る軽い一言で、続く I need to make a phone call. は、その場を離れる口実として使われています。look guilty は「後ろめたそうに見える」で、all を挟むと「すっかり」と強調するくだけた形になります。様子のおかしさを指摘する問いかけとして、日常会話でも使いやすい形です。

「I just didn’t want you to worry」と、同じ形での言い返し

後の場面では、すでに事情を知ったバーナデットがハワードを問い詰めています。

Bernadette: I can’t believe you were sneaking around my back like a child.
(子どもみたいにこそこそ隠れて動いてたなんて、信じられない。)

Howard: I just didn’t want you to worry.
(ただ心配させたくなかったんだよ。)

Bernadette: No, you just didn’t want to get caught.
(違う、ばれたくなかっただけでしょ。)

TBBT Season12 Episode19

sneak around は「こそこそ動き回る」で、一般には behind someone’s back(〜の陰で)と組み合わせる形がよく知られています。ハワードの I just didn’t want you to worry. は、隠した理由を「相手のため」に置き換える言い方です。just が「ただそれだけ」と言い訳の響きを強めています。

バーナデットは、この文の形をほぼそのまま借りて you just didn’t want to get caught と返しています。主語を you に、目的を get caught(見つかる・ばれる)に差し替えるだけで、「相手のため」という理由を「自分のため」に言い直しているのが分かります。相手の言葉の形を使って言い返すと、短くても反論がはっきり伝わる、という例です。

言い方 働き
Won’t she be mad when she finds out? ばれた後を心配する
Why do you look all guilty? 様子のおかしさを突く
I just didn’t want you to worry. 隠した理由を相手のためにする
You just didn’t want to get caught. 同じ形で理由を言い直して返す

この口論でバーナデットは Why do you want to ride that stupid thing anyway?(そもそもどうしてあんなものに乗りたいの?)と理由も尋ねます。ハワードは Maybe I just miss the freedom I had as a younger man.(若い頃の自由が懐かしいだけかもな)と答えています。さらにバーナデットは I’m done talking about this. Do whatever you want.(この話はもうおしまい。好きにすれば)と話を打ち切ります。

まとめ|言い訳と言い返しは同じ形で読む

今回は、隠し事の言い訳 I just didn’t want you to worry と、それを同じ形で返す You just didn’t want to get caught を中心に見てきました。文の形がそろうことで、言い訳と反論の対比がくっきりします。

スクーター1台をめぐる夫婦のやり取りに、身近な口げんかの英語が詰まっています。次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、別の場面の英語を扱っています。

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