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『BONES』シーズン10エピソード2には、若手について「どう、役に立ってる?」とたずねられ、自分たちの世代を millennials と呼んで冗談で返す場面があります。今回はこのひと言を手がかりに、アメリカで使われる世代の呼び方と、その背景を紹介します。
ニュースや会話で耳にする「ミレニアル世代」「Z世代」といった言葉は、主にアメリカで広まった呼び方とされています。言葉の成り立ちを知っておくと、英語のニュースや雑談がぐっと分かりやすくなります。
「Be nice to the millennials」世代を名乗る冗談
捜索の状況を伝え合う流れの中で、こんなやり取りがあります。
— So how’s junior here working out, cher?
(で、ここにいる若いのはうまくやってる?)— Be nice to the millennials. We’ll be controlling your Medicare soon.
(ミレニアル世代には優しくしてくださいよ。そのうち、あなたのメディケアを動かすのは私たちの世代になるんですから。)BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)
Medicare は、アメリカで主に65歳以上の人を対象にした公的な医療保険とされています。この冗談は、「年長の世代が使う制度も、いずれは若い世代が担う側になる」という構図をもとにしたものと読み取れます。自分を若い世代の一員として名乗りながら、軽く牽制しているところが面白い返しです。
問いかけの How’s ~ working out? は「〜はうまくいっている?」という意味で、新しく来た人や始めたばかりのことの様子をたずねる定番の形です。Be nice to ~. は「〜に優しくしてね」という冗談めかしたお願いで、からかわれた側がやんわり言い返すときによく使われます。
アメリカの世代の呼び方
アメリカでは、生まれた年でおおまかに世代を分けて呼ぶ習慣があります。調査機関によって区切りは異なりますが、アメリカの調査機関ピュー・リサーチ・センターの区分では、おおよそ次のようになるとされています。
| 呼び方 | 日本語でのよく見る呼び名 | 生まれ年の目安 |
|---|---|---|
| Baby Boomers | ベビーブーマー | 1946〜1964年ごろ |
| Generation X | X世代 | 1965〜1980年ごろ |
| Millennials | ミレニアル世代 | 1981〜1996年ごろ |
| Generation Z | Z世代 | 1997年以降 |
millennial は、2000年(新しい千年紀=millennium)前後に大人になった世代、という意味合いから来た呼び名と言われています。Generation Y と呼ばれることもあります。会話では I’m a millennial.(私はミレニアル世代です)や Gen Z(ジェン・ズィー)のような短い形もよく使われます。
ただし、世代の呼び名は一人ひとりの性格や考え方を決めるものではありません。相手に向けて You millennials ~ のように言うと、ひとくくりにした決めつけに聞こえることがあるため、作中のように自分の側について言うのが無難な使い方と言えます。
年下の相手を「junior」と呼ぶ英語
冒頭の問いに出てきた junior は、年下や新入りの相手を親しみ半分・からかい半分で呼ぶ言い方です。別の場面でも、ある推理を先回りして言い当て、感心されたところで、こう返されます。
— You’ve just scratched the surface, junior.
(こんなのはまだ序の口だからね、ジュニア。)BONES Season10 Episode2 (The Lance to the Heart)
人の名前の後ろに付く Jr.(John Smith Jr. など)は、父親と同じ名前の息子を区別するための正式な呼び方で、この junior とは使われ方が違います。呼びかけの junior は、目上の人が目下の人に向けて使うくだけた言い方なので、職場で自分から使う場合は相手との関係に注意が必要とされています。
新入りを指す言葉には、ほかに rookie(新人)や the new guy(新しく来た人)もあります。どれも親しい間柄なら気軽に使われますが、本人を前にすると子ども扱いに聞こえることもあるため、場の空気を見て選ぶのが無難です。
まとめ|世代の呼び名は「自分の側」から使う
今回は『BONES』シーズン10エピソード2から、millennials を名乗る冗談をきっかけに、Baby Boomers、Generation X、Generation Z といったアメリカの世代の呼び方と、年下を呼ぶ junior を紹介しました。
世代の言葉は、使い方次第で親しみにも決めつけにもなることが見えてきます。次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
同じエピソードからは、名前が出てこないときの英語や、古い物をからかわれたときの返し方もコラムで読み解いています。


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