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『BONES』シーズン11エピソード16には、息子のパーカーの夏の過ごし方をめぐって、ブースとブレナンが言葉を交わす場面があります。今回はこの会話を手がかりに、be up to ~ を使って「決めるのは誰か」を伝える言い方と、意見が分かれたときの切り出し方を読み解きます。
家族や同僚と話していると、「それを決めるのは君じゃない」「決めるのは本人では?」と言いたくなる場面があります。決定権のありかを角を立てずに示す英語を知っておくと、話し合いを落ち着いて進めやすくなります。
「isn’t up to you」で、決めるのは誰かを示す
会話の山場では、次のやり取りが交わされます。
Booth: Wait, “predicament”? Look, Bones, I love you and all but this decision isn’t up to you.
(待てよ、「苦しい立場」?いいか、ボーンズ、君のことは愛してるけど、これは君が決めることじゃない。)Brennan: I know, but isn’t it up to Parker?
(わかってる。でも、決めるのはパーカーじゃない?)BONES Season11 Episode16 (The Strike in the Chord)
be up to ~ は「〜次第だ」「〜が決めることだ」という意味で、決定権が誰にあるかを示す言い方です。ブースは isn’t up to you と否定の形で「君が決めることではない」と線を引き、ブレナンは isn’t it up to Parker? と疑問の形で「決めるのは本人では?」と返しています。同じ表現を、否定と問いかけの両方で使い分けているのが見どころです。
ブレナンの返しは I know, but ~(わかってる、でも〜)で始まります。相手の言い分をいったん受け止めてから別の見方を出す形で、言い返しの響きをやわらげる働きがあります。
決定権を伝える言い方には、次のようなものがあります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| It’s up to you. | あなたが決めていいよ |
| It’s your call. | 決めるのはあなた |
| That’s not my call. | それは私が決めることじゃない |
| Let him decide. | 本人に決めさせよう |
It’s your call. はくだけた言い方で、仕事の場面でも「ご判断にお任せします」に近い意味で使われるとされています。
意見が分かれたとき、やんわり別の見方を出す英語
山場の少し前には、夏をどう過ごすかについて、見方の違う言葉が続きます。
Brennan: He’s an excellent writer, Booth.
(あの子は文章がとても上手なのよ、ブース。)— Yeah, I… But summer’s all about having fun.
(ああ、それは…。でも、夏は楽しむためにあるものだ。)— Well, it might be equally fun for him to focus on a specific area of his academic interest.
(でも、関心のある分野に打ち込むのも、同じくらい楽しいかもしれない。)BONES Season11 Episode16 (The Strike in the Chord)
~ is all about … は「〜は…がすべて」「〜で大事なのは…だ」という言い方で、自分の考える一番大切な点をはっきり示せます。一方の it might be equally fun for him to ~ は、might(かもしれない)と equally(同じくらい)を組み合わせて、相手の考えを否定せずに別の見方を差し出す言い方です。直前の発言にあった fun という語がそのまま使われ、楽しさの中身が広げられているのも印象的です。
ブースの I love you and all but ~ も、反対意見の前置きとしてよく使われる形です。and all は「〜とか、いろいろ」と言葉をぼかす添え言葉で、「大事に思っているのは前提として」という気持ちを込めながら本題に入れます。
そして最後には、次のような言葉が出てきます。
— I’m gonna let him go to Oxford this summer.
(この夏は、オックスフォードに行かせることにする。)— Really?
(本当に?)BONES Season11 Episode16 (The Strike in the Chord)
let ~ go to … は「〜を…に行かせる」、I’m gonna ~ は「〜することにする」と決めたことを伝える言い方です。
まとめ|決める人を示す言葉と、やわらげる前置き
今回は『BONES』シーズン11エピソード16から、be up to ~ で決定権のありかを示す言い方、I know, but ~ や I love you and all but ~ で反対意見をやわらげる前置き、it might be equally ~ で別の見方を差し出す英語を読み解きました。
言い方ひとつで、同じ意見でも受け取られ方が変わることが見えてきます。次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやエピソードまとめでも取り上げています。


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