海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン11エピソード10は、遅れて着いたことを謝るひと言から始まる場面をはじめ、「うっかり忘れていた」という言葉が何度も出てくる回です。今回はそうした台詞を手がかりに、夢中になって何かを忘れていたと伝える英語を読み解きます。
忘れ物や食事の抜けは、誰にでも起こることです。理由をひと言添える型を知っておくと、謝るときも、笑い話にするときも、気持ちよく伝えやすくなります。
「so focused on ~ that I forgot」で理由を添える
終盤には、ふと気づいたように次の言葉が出てきます。
— Oh, my God. I just realized I was so focused on this case that I forgot to eat today.
(いけない、今気づいた。この件に夢中で、今日は何も食べるのを忘れてた。)BONES Season11 Episode10 (The Doom in the Boom)
be so focused on ~ that … は「〜に集中しすぎて…してしまった」という意味で、so … that の構文に focused(集中している)を入れた形です。前半で「何に夢中だったか」、後半で「その結果何を忘れたか」を言うので、聞き手は事情をひと息で理解できます。
同じ型は、研究所の場面にも出てきます。
— Well, actually, I’ve been so focused on these remains, I’ve forgotten to call in an intern.
(実を言うと、この鑑定に集中しすぎて、インターンを呼ぶのを忘れていました。)BONES Season11 Episode10 (The Doom in the Boom)
こちらは that を省き、現在完了形で「ずっと集中していて、まだ呼んでいない」という今につながる状況を表しています。日常では、次のような言い回しもよく使われます。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| I was so busy that I forgot to ~. | 忙しすぎて〜するのを忘れた |
| I got so caught up in ~ that I forgot ~. | 〜に夢中になって〜を忘れた |
| I lost track of time. | 時間を忘れていた |
| It completely slipped my mind. | すっかり忘れていた |
「I realized that I forgot」で気づいた瞬間を語る
序盤には、忘れ物に気づいたいきさつが順を追って語られます。
— Actually, I was here on time, but I was going through security, and I realized that I forgot my badge,
(本当は時間どおりに着いていたんです。でも保安検査を通るときに、身分証を忘れたことに気づいて。)— so I had to drive home, grab my badge, and just floor it to get back.
(それで家まで取りに戻って、大急ぎで引き返してきたんです。)BONES Season11 Episode10 (The Doom in the Boom)
I realized that I forgot ~ は「〜を忘れたことに気づいた」で、気づいた瞬間を出来事の流れの中に置く言い方です。続く so I had to ~ で「だから〜しなければならなかった」と、その後の行動へつなげています。floor it は口語で「急いで向かう」ことを表すくだけた言い方とされています。
少しあとには、理由をもう一度添える言葉も出てきます。
— Look, I’m so sorry I forgot my badge, but the only reason I did it is because I’ve been so hyper-focused on studying up on this case.
(本当にすみません、身分証を忘れてしまって。でもそれは、この件の下調べに集中しすぎていたからなんです。)BONES Season11 Episode10 (The Doom in the Boom)
hyper-focused は focused を強めた言い方で、「周りが見えなくなるほど集中していた」という響きがあります。the only reason ~ is because … は「〜した理由はただ一つ、…だから」と、言い訳ではなく事情の説明であることを強調する形です。
「I could’ve sworn」で記憶とのずれを伝える
中盤には、記憶と違う状況に出くわしたときの言葉があります。
— I could’ve sworn I put my phone in my purse before we left the office.
(事務所を出る前に、確かにバッグに電話を入れたはずなのに。)BONES Season11 Episode10 (The Doom in the Boom)
I could’ve sworn ~ は直訳すると「〜だと誓うこともできたのに」で、「確かに〜したはずなのに」という戸惑いを表すとされています。I thought I ~ よりも自信の強さが伝わり、それが外れた驚きがにじむのが特徴です。
終盤の場面では、夢中で忘れる型がそのまま冗談に使われます。
Aubrey: What are you doing?
(何してるんだ?)— Relax, tough guy. I’ll buy you another one.
(落ち着いて。新しいのを買ってあげるから。)— Are you sure? Because you might be so focused on eating it that you forget.
(本当に? 食べるのに夢中で、それも忘れちゃうかもよ。)BONES Season11 Episode10 (The Doom in the Boom)
さっき出た言い回しを受けた軽口として読むと、同じ型が笑いを生むことが分かります。
まとめ|夢中で忘れたことを、ひと言で伝える
今回は『BONES』シーズン11エピソード10から、so focused on ~ that I forgot で理由を添える型、I realized that I forgot で気づいた瞬間を語る言い方、I could’ve sworn で記憶とのずれを伝える英語を読み解きました。
うっかりの場面にも、言い方ひとつで誠実さやユーモアが表れます。そんな言葉の選び方に注目しながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
同じ回の英語は、先を越されたときの返し方や、持ち帰りの文化を扱ったコラムでも取り上げています。


コメント