「All I’m asking is」と「All I ask is」はどう違う?心配する相手に、最低限のお願いを伝える英語|『BONES』S11E22で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「All I'm asking is」と「All I ask is」はどう違う?心配する相手に、最低限のお願いを伝える英語|『BONES』S11E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード22には、ブレナンとブースの会話で、一緒に行くという申し出が断られたあと、お願いを1つに絞った言葉が続く場面があります。今回はこの場面を手がかりに、よく似た形の All I’m asking is と All I ask is の違いを読み解きます。

心配な相手にあれこれ言いすぎると、かえって反発されてしまうことがあります。「これだけは」と要求を絞る英語を知っておくと、押しつけにならずに気持ちを伝えやすくなります。

目次

申し出を断られたあとの「All I’m asking is」

会話は、こんな申し出から動きだします。

— Okay, you know what? I’m coming with you.
(よし、こうしよう。一緒に行く。)

— No, Booth, I am a full-grown adult. I don’t need you to babysit me.
(いいえ、ブース。もう立派な大人だから。お守りは必要ない。)

— Okay, all I’m asking is that you keep your phone on you so I can reach you at any time.
(わかった。頼みたいのは、いつでも連絡がつくように、電話を手元に持っていてほしいってことだけ。)

BONES Season11 Episode22 (The Nightmare Within the Nightmare)

You know what? は「ねえ、こうしよう」と、何かを思いついて切り出すときの前置きです。I’m coming with you. は現在進行形で、「一緒に行くことにした」と、もう決めた予定のように伝える言い方になります。

申し出がきっぱり断られると、言葉は All I’m asking is that ~ に切り替わります。直訳すると「私が頼んでいるのは〜ということだけ」で、要求を1つに絞って差し出す言い方です。so I can reach you at any time(いつでも連絡がつくように)と、なぜそれを頼むのかを so I can で添えているため、受け入れてもらいやすい形になっています。

進行形の All I’m asking is には、「今、この場で、あなたに頼んでいること」という響きがあるとされています。相手が渋っている具体的な場面で、「大したことは求めていない」と歩み寄るときによく使われます。

そのあとには、次の言葉が続きます。

— My father will be back shortly. When he is, you can leave for work.
(父はじきに戻る。戻ったら、仕事に行ってかまわない。)

BONES Season11 Episode22 (The Nightmare Within the Nightmare)

When he is は When he is back の後半を省いた形で、「戻ったら」と条件をつける言い方です。英語では、直前に出た語句を繰り返さずに省くことがよくあります。

決まりごとのように示す「All I ask is」

別の場面では、よく似た形の言葉が出てきます。

— All I ask is that you don’t talk.
(お願いはひとつだけ、おしゃべりはしないこと。)

— It ruins the whole experience.
(せっかくの楽しみが、台なしになるから。)

BONES Season11 Episode22 (The Nightmare Within the Nightmare)

All I ask is that ~ は単純現在形で、「私が求めるのは〜だけ」と、いつも誰にでも示している条件のように聞こえるとされています。進行形の All I’m asking is が「今回のこのお願い」に焦点を当てるのに対し、単純形は「私の方針」「ここでの決まり」に近い響きになります。うしろに It ruins the whole experience.(せっかくの楽しみが台なしになるから)と理由を続けている点は、先ほどの so I can と同じ組み立てです。

二つの違いを表にまとめると、次のようになります。

表現 響き 例
All I’m asking is that ~ 今この場で頼んでいること All I’m asking is that you call me when you get there.(着いたら電話して、それだけ)
All I ask is that ~ いつも示している条件 All I ask is that you’re on time.(時間を守ること、それだけが条件)
All I’m saying is ~ 言いたいのはそれだけ All I’m saying is we should be careful.(気をつけたほうがいい、と言っているだけ)

どちらも that 以下に頼みたいことを置き、要求の小ささを強調する形です。日本語の「お願いはひとつだけ」「せめてこれだけは」に近い感覚で使えます。

「せめてこれだけ」を伝えるコツ

最初の場面で目を引くのは、断られたあとにお願いの大きさを下げていく流れです。一緒に行くという大きな申し出から、電話を持っていてほしいという小さなお願いへ。要求を絞ると、相手も「それくらいなら」と受け止めやすくなります。

同じ働きをする言い方には、At least ~(せめて〜して)や Just promise me one thing.(ひとつだけ約束して)などがあります。いずれも so I can ~ や because ~ で理由を添えると、心配している気持ちが伝わりやすくなります。

まとめ|お願いを絞ると、気持ちが届く

今回は『BONES』シーズン11エピソード22から、今この場のお願いを伝える All I’m asking is と、いつもの条件を示す All I ask is の違い、そして so I can で理由を添える言い方を読み解きました。

進行形か単純形かの小さな差で、お願いの聞こえ方が変わるのが英語の面白いところです。こうした言葉の選び方に注目しながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

このエピソードの英語は、話したがらない相手への返し方や、時間を取ってもらったお礼のコラムでも扱っています。

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