同窓会で近況はどう伝える?アメリカの高校の同窓会の文化と英語|『BONES』S05E17で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 同窓会で近況はどう伝える?アメリカの高校の同窓会の文化と英語|『BONES』S05E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード17では、捜査のためにブレナンの母校がある町を訪れたブースとブレナンが、ちょうど開かれる高校の同窓会に顔を出します。今回は、アメリカの高校の同窓会の文化と、そこで交わされる近況報告の英語を紹介します。

久しぶりに会う同級生に、今の自分をどう伝えるか。日本とも通じる同窓会ならではの悩みを通して、アメリカ流の空気が見えてきます。

目次

同窓会に「行く」か「行かない」か

アメリカの高校の同窓会はclass reunionやhigh school reunionと呼ばれ、同じ年に卒業した学年(class of +卒業年)単位で開かれるのが一般的とされています。卒業から10年、20年といった節目に開かれることが多く、会場は母校の体育館やホテルの宴会場などさまざまです。劇中の同窓会も1994年卒業の学年のもので、母校の体育館に卒業生たちが準備に集まる様子が描かれています。

町に着いたばかりのブレナンは、同窓会への出席に気が進まない様子です。そんなブレナンに、ブースはこう声をかけます。

Booth: You gotta go to your reunion, Bones. We already flew all the way out here.
(同窓会には行かなきゃだめだぞ、ボーンズ。わざわざ飛行機でここまで来たんだから。)

BONES Season5 Episode17 (The Death of the Queen Bee)

それでも行かないと言うブレナンに、ブースは同窓会とは何のためにあるのかを持ち出します。

Booth: Which is exactly why you have to go now. Reunions are made for you to smear your successes in other people’s faces.
(だからこそ、今行かなきゃいけないんだよ。同窓会ってのは、自分の成功をみんなの目の前で見せつけるためにあるんだ。)

BONES Season5 Episode17 (The Death of the Queen Bee)

smear … in someone’s faceは、直訳すると「…を人の顔に塗りつける」。成功を相手の目の前に突きつける、という誇張した言い方です。ブースの冗談に、近況報告をめぐる同窓会の独特な緊張感が表れています。

近況は「さりげなく」伝える

母校で同級生と再会したブレナンは、ブースの助言どおりに近況を伝えます。捜査のため、ブースはこの町ではブレナンの夫として振る舞っています。

Brennan: Yes, but now I’m a wealthy author and a successful scientist. Did I do that right?
(ええ、でも今の私は、裕福な作家で、成功した科学者よ。これで合ってた?)

Booth: No. I’m, uh, her husband. Bobby Kent. Temperance’s lesser half.
(違う。あー、僕は彼女の夫で、ボビー・ケントです。テンペランスの「出来の悪いほうの片割れ」ですよ。)

BONES Season5 Episode17 (The Death of the Queen Bee)

ブースのlesser halfは、配偶者を指す決まり文句better half(よりよい半分=妻や夫)をもじった言い方です。自分を下げて、ブレナンの直球すぎる自己紹介を冗談で包んでいます。

捜査を終えたあと、研究所の仲間とのバーで、ブレナンは「成功ぶりを話しても同級生の印象は変わらなかった」と振り返ります。スイーツに「どうしてそんなことを言ったのか」と聞かれ、ブースが口をはさみます。

Booth: You know what? She didn’t do it right.
(いや、それはな。やり方がまずかったんだよ。)

Hodgins: You told her to do that.
(そうしろって言ったの、君だろ。)

Booth: Well, look. It had to be subtle.
(まあ、ほら。さりげなくやらなきゃいけなかったんだ。)

BONES Season5 Episode17 (The Death of the Queen Bee)

subtleは「さりげない、控えめな」。成功を並べるより、What have you been up to?(最近どうしてた?)と相手に話を振りつつ、I’m working as …(今は〜として働いている)と軽く伝える程度がちょうどよい、とされています。

同窓会が終わって

同じテーブルでは、同窓会そのものへの意見も分かれます。

Angela: I am so never going to my high school reunion, ever.
(私は高校の同窓会には絶対行かない。一生ね。)

Wendell: I think it’d be fun to see how everybody turned out.
(みんながどうなったか見るのは、楽しそうだと思うけどな。)

BONES Season5 Episode17 (The Death of the Queen Bee)

see how everybody turned outは「みんながその後どうなったかを見る」で、同窓会に行く理由としてよく使われる言い方です。

そして最後に、ブレナンはこう振り返ります。

Brennan: It didn’t bother me. I found the reunion to be quite educational. And you were right. It was good to go back.
(気にしていないわ。同窓会はとても勉強になった。それに、あなたの言うとおりだった。戻ってよかったわ。)

BONES Season5 Episode17 (The Death of the Queen Bee)

I found … to be ~は「…が~だと分かった、感じた」という、少し改まった感想の言い方です。この後ブレナンは、今そばにいる仲間との友情に目を向けて場面を締めくくります。

まとめ|同窓会は「今」を確かめる場

アメリカの高校の同窓会は学年単位で節目に開かれることが多く、近況報告はsubtleに、という感覚があることを見てきました。go to your reunion、see how everybody turned out、lesser halfといった表現も、同窓会の会話でそのまま使えます。

次回も『BONES』と一緒に、英語と文化を楽しみながら学んでいきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事を合わせて読むと、同窓会の場面の英語がいっそう立体的に見えてきます。

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