「少しだけなら」と条件をつけてOKするときの英語|『BONES』S08E09で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「少しだけなら」と条件をつけてOKするときの英語|『BONES』S08E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード9には、研究所にやって来た知人の頼みを、条件つきで聞き入れる場面があります。今回は、短く「だめ」と断る言い方から、「2分だけ」「触らないこと」と条件をつけてOKする言い方まで、許可をめぐる英語を読み解きます。

頼みごとをされたとき、きっぱり断るか、そのまま引き受けるかの二択だけでは、うまく収まらないこともあります。条件をつけて応じる言い方を知っておくと、角を立てずに線を引けます。

目次

まずは短く断る「Okay, come on, no.」

この回の前半、研究所に「5分だけ時間がほしい」という頼みが持ち込まれた場面では、こんな短い言葉が返されます。

— Okay, come on, no.
(いやいや、だめだよ。)

BONES Season8 Episode9 (The Ghost in the Machine)

ここでの Okay は「分かった」という承諾ではなく、話を区切るための前置きです。come on は「ちょっと」「勘弁して」と相手をたしなめる響きで、最後の no で結論をはっきり伝えています。断るときは、理由より先に結論を短く言い切るほうが伝わりやすいのが分かります。丁寧に断りたいときは I’m afraid I can’t let you do that.(申し訳ないけれど、それはさせられません)のように言えます。

その後、知人のアヴァロンが再び研究所に姿を見せると、ホッジンスが驚いて名前を呼び、許可を確かめる言葉が続きます。

Hodgins: Avalon, what…?
(アヴァロン、何を…?)

— Did Angie sign you in?
(アンジーが入館の手続きをしたの?)

— Because I doubt that Cam would allow this.
(カムがこれを許すとは思えないから。)

BONES Season8 Episode9 (The Ghost in the Machine)

sign in は、建物に入るときに名簿などに名前を書いて手続きすることで、sign someone in は「誰かの来訪を自分の名前で受け付ける」という意味になります。アンジーはアンジェラの愛称です。I doubt that ~ would allow this. は「〜がこれを許すとは思えない」で、許可を出す立場の人の名前を挙げて、簡単にはOKできない事情を伝える形です。

条件をつけてOKする「You have two minutes.」

アヴァロンが頼みごとを切り出し、短いやり取りが続いたあと、ホッジンスがため息まじりに名前を呼びます。そこから出てくるのが、条件つきの許可です。

Hodgins: Avalon…
(アヴァロン…。)

— I’ll tell you what…
(じゃあ、こうしよう…。)

— I’ll go get a cup of coffee.
(コーヒーを取りに行ってくる。)

— You have two minutes. Do not touch.
(2分だけ。触らないこと。)

— Yes!
(やった!)

BONES Season8 Episode9 (The Ghost in the Machine)

I’ll tell you what は「じゃあ、こうしよう」と提案に入る前置きで、ここから条件の話が始まる合図になっています。I’ll go get a cup of coffee. で、その間はその場を離れることを先に伝えています。

You have two minutes. は直訳すると「あなたには2分ある」で、使える時間の上限を示す言い方です。You’ve got five minutes. のように have got を使っても同じ意味になります。Do not touch. は禁止の条件で、Don’t と縮めずに Do not と言うと、注意書きのようにきっぱり響きます。時間と禁止事項を1つずつ添えるだけで、「少しだけなら」という許可の範囲がはっきりするのが見どころです。

条件のつけ方と、OKをもらったときの返し方

条件をつけて許可するときの言い方は、ほかにもいくつかあります。

表現 意味 使いどころ
Only for a minute. 少しだけね 時間を区切る
You have five minutes. 5分だけだよ 時間を区切る
As long as you ~ 〜するならいいよ 守ってほしいことを添える
On one condition. 1つ条件があるよ 条件をはっきり示す
Just this once. 今回だけだよ 例外だと伝える
Okay, but don’t ~ いいけど、〜はしないで 禁止事項を添える

たとえば You can borrow my car, as long as you fill it up.(ガソリンを満タンにして返すなら、車を貸してもいいよ)のように、as long as のあとに守ってほしいことを置きます。

許可をもらった側は、Yes! のように喜びを返すほか、Deal.(それで決まり)、I promise.(約束する)、I’ll be quick.(すぐ済ませるね)、Thanks, I owe you one.(ありがとう、借りができたね)と返すと、条件を守る気持ちも伝わります。

まとめ|「だめ」を「少しだけなら」に変える英語

今回は『BONES』シーズン8エピソード9から、短く断る Okay, come on, no.、入館の手続きを確かめる sign in、条件つきで許す You have two minutes. と Do not touch. などを読み解きました。

時間とひとつの約束を添えるだけで、「だめ」が「少しだけなら」に変わることが見えてきます。

このエピソードの英語は、bug と bother の違いを扱ったコラムや、ミックステープの文化を扱ったコラムでも読み解いています。

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