「Stop trying to force it.」――関係を修復したい二人に、夫婦がそれぞれの体験から助言する英語|『CHUCK』S05E08で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「Stop trying to force it.」――関係を修復したい二人に、夫婦がそれぞれの体験から助言する英語|『CHUCK』S05E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『CHUCK』シーズン5 第8話のゲームナイトから、すれ違うアレックスとモーガンに、エリーとデヴォン(オーサム)が手分けして声をかける場面を取り上げます。エリーはモーガンに、デヴォンはアレックスに、自分たちがかつて距離を置いた時期の話を聞かせます。

二つの会話は交互に切り替わります。体験談の切り出し方から、手を尽くした話、取りなしの言葉、押しすぎを止める助言までを見ていきます。

目次

呼び止めて、自分たちの体験を切り出す

アレックスは、メッセージで別れを告げられたことを挙げて、もう一度信じる方法がわからないと打ち明け、帰ろうとします。デヴォンはそのアレックスを呼び止め、帰るのは間違いだと告げます。同じころ、エリーはモーガンに声をかけ、本題に入ります。

Ellie: Um, I actually wanted to talk to you about Alex.
(えっと、実はアレックスのことで話したかったの。)

Morgan: I don’t think you’re gonna understand what I’m going through here.
(俺が今どんな思いでいるか、わかってもらえないと思うよ。)

Ellie: I don’t know if you know this, but when Devon and I first started dating, we took a break for a while.
(知ってるかどうかわからないけど、デヴォンと付き合い始めたころ、私たち、しばらく距離を置いてたの。)

CHUCK Season5 Episode8 (Chuck Versus the Baby)

I actually wanted to talk to you about ~ は「実は〜の話がしたくて」と本題に入る言い方です。エリーの I don’t know if you know this, but は、相手が知らないかもしれない話を切り出す前置きで、take a break は交際を一時休むことを指します。

デヴォンのほうも、何があったのかとアレックスに尋ねられ、当時の自分の振る舞いを振り返ります。一方のエリーはモーガンに、記念日の贈り物をきっかけに別れを告げたと話します。続くのは、アレックスに向けたデヴォンの言葉です。

Devon: I had to win her back. You know, I couldn’t lose a woman like that. So I pulled out all the stops.
(彼女を取り戻さなきゃならなかった。あんな女性を失うわけにはいかないだろ。だから、ありとあらゆる手を尽くしたんだ。)

CHUCK Season5 Episode8 (Chuck Versus the Baby)

win someone back は「(離れた相手の心を)取り戻す」という句動詞です。pull out all the stops は「できる手はすべて打つ」という意味の慣用句です。

取りなしの言葉と、押しすぎを止める助言

エリーの側では、モーガンが、なぜデヴォンとよりを戻したのかを尋ねます。エリーは、仕事から帰るとデヴォンが花束を手に玄関先で待っていて、電話で母親と優しく話していたと語り、モーガンにこう結びます。

Ellie: I just remembered that that was the man I fell in love with.
(そのとき思い出したの。これが私の好きになった人だったって。)

CHUCK Season5 Episode8 (Chuck Versus the Baby)

that was the man I fell in love with は、関係詞を省いて「私が恋に落ちた人」と、相手の本来の姿を言い表す形です。

デヴォンの側では、それでも帰ろうとするアレックスを、デヴォンが引き止めます。

Devon: Yeah, we all make mistakes, and Morgan made some big ones.
(そうさ、誰だって間違いはする。モーガンはかなり大きな間違いをしたけどな。)

Alex: Yeah.
(そうね。)

Devon: Trust me, he loves you.
(信じてくれ。あいつは君を愛してるよ。)

CHUCK Season5 Episode8 (Chuck Versus the Baby)

we all make mistakes で誰にでもあることだと一般化し、Morgan made some big ones と相手の言い分も認める組み立てです。Trust me, を頭に置くと、根拠を並べる代わりに自分を信じてほしいと伝えられます。

そしてエリーは、モーガンにこう助言します。

Ellie: She’s in pain, Morgan, but if she’s the one that you love, just… you just have to be yourself. Stop trying to force it.
(アレックスはつらいのよ、モーガン。でも、彼女があなたの愛する人なら、ただ……あなたは自分らしくいればいいの。無理に押し進めようとするのはやめて。)

CHUCK Season5 Episode8 (Chuck Versus the Baby)

force it は「無理にこじ開ける」イメージから、物事を力ずくで進めようとすることを表します。Stop trying to ~ は「〜しようとするのはやめて」と、頑張りすぎを止める助言の形です。

まとめ|体験から押しすぎを止める助言の英語

take a break や pull out all the stops で自分たちの過去を語り、we all make mistakes で取りなし、Stop trying to force it. で頑張りすぎを止める流れでした。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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