今年の目標を一人ずつ宣言し合う、アメリカの新年の抱負の文化と英語|『フレンズ』S05E11で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 今年の目標を一人ずつ宣言し合う、アメリカの新年の抱負の文化と英語|『フレンズ』S05E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン5第11話は、年越しパーティーのあと、部屋に残った6人が新しい年の抱負を言い合うところから話が動き出す回です。新しいことに挑む、ギターを習う、噂話を減らすといった目標が、その後の場面にもつながっていきます。

日本でいう「今年の抱負」にあたる習慣が、英語ではどんな言葉で語られるのか。仲間内のやりとりを手がかりに、場面に沿って見ていきます。

目次

「That, my friends, is my New Year’s resolution.」仲間の前で抱負を宣言する

年越しパーティーの客が帰ったあと、モニカとレイチェルの部屋には仲間の6人だけが残っています。ロスは、その日ごとに「新しいこと」をひとつ実行するという目標を語り、こう締めくくります。

Ross: That, my friends, is my New Year’s resolution.
(それがな、みんな、俺の新年の抱負だ。)
Phoebe: Ooh! That’s a good one. Yeah.
(わあ!それいいわね。うん。)
Phoebe: Mine is to pilot a commercial jet.
(私のは、旅客機を操縦すること。)
Friends Season5 Episode11(The One with All the Resolutions)

resolution には「解決」「決議」などの意味もありますが、ここでは「決意」の意味です。New Year’s resolution で「新年の抱負」「新年の誓い」を表し、目標を立てることは make a resolution と言われることが多い語です。

フィービーの That’s a good one. の one は、直前の resolution を受けた代名詞です。続く Mine is to ~. は My resolution is to ~ を短くした形で、to のあとに動詞の原形を置いて目標の中身を言います。

英語圏では、年が明けるころにその年の目標や心がけを New Year’s resolution として立てる習慣がよく知られているとされます。作中のように親しい人の前で口にする人もいれば、自分の中にとどめておく人もいて、立て方は人や家庭によってさまざまです。この場では、フィービーの大きな目標をきっかけに、チャンドラーが仲間をからかわずにいられるかをめぐってロスと賭けをするところまで話が広がります。

「Maybe your resolution should be to ~」抱負の理由を尋ね、人の抱負を提案する

同じ場で、ジョーイも自分の抱負を発表します。

Joey: All right, my New Year’s resolution is to learn how to play guitar.
(よし、俺の新年の抱負は、ギターを弾けるようになることだ。)
Phoebe: Really? How come?
(本当?どうして?)
Friends Season5 Episode11(The One with All the Resolutions)

ジョーイの learn how to ~ は「〜のやり方を身につける」で、learn how to play guitar は「ギターを弾けるようになる」という目標を表します。How come? は Why? とほぼ同じ意味で、理由を気軽に尋ねる言い方です。ジョーイは理由として、履歴書の特技の欄を持ち出します。抱負を聞いた相手が「どうして?」と返し、理由が添えられることで、目標の発表がそのまま会話のきっかけになる流れです。フィービーは、自分が教えようかと申し出ます。

続いて、モニカはレイチェルの話を受けて、こう切り出します。

Monica: Hey, Rache, maybe your resolution should be to, um… gossip less.
(ねえ、レイチ、あなたの抱負は、えっと……噂話を減らすことにしたら?)
Rachel: I don’t gossip.
(噂話なんてしないわよ。)
Friends Season5 Episode11(The One with All the Resolutions)

Maybe your resolution should be to ~ は、相手の抱負を「〜にしたら?」と提案する形です。maybe を前に置くことで、押しつけではなく提案として響きます。gossip は「噂話」という名詞にも「噂話をする」という動詞にもなり、ここでは gossip less で「噂話を減らす」です。

抱負は本来、自分で決めるものです。それでも仲間内では、相手のくせを知っているからこそ「それなら、これを目標にしたら」と口を出す場面が生まれます。レイチェルの即座の否定も含めて、親しい間柄ならではのやりとりと言えます。

「Is that part of your resolution?」抱負を実行しているか確かめる

場面がカフェのセントラルパークに移り、ロスが店で話していた女性を誘ったことを、チャンドラーとジョーイに伝えます。

Ross: I just asked that girl out.
(今、あの子をデートに誘ったんだ。)
Joey: Nice… yeah.
(いいね……ああ。)
Joey: Is that part of your resolution? Your “new thing” for today?
(それも抱負のうち?今日の「新しいこと」ってやつ?)
Ross: Yes, it is.
(そうだよ。)
Friends Season5 Episode11(The One with All the Resolutions)

part of ~ は「〜の一部」で、Is that part of your resolution? は「それも抱負の一環?」と確かめる問いです。ジョーイは、ロスの抱負を “new thing” と言い直します。問いのあとに名詞句だけを足すこうした言い換えは、話し言葉で見られることがあります。Yes, it is. は Is that ~? に短く答える形です。

ロスはこのあと革のパンツをはいて仲間の前に現れ、その日の「新しいこと」が必要だったと説明します。ほかの抱負も、あとの場面で話題になります。モニカは写真を撮りながら、それが自分の新年の抱負で、みんなが一緒に写った写真をもっと撮ることだと話します。フィービーは仲間に、今日のレイチェルは噂話をまったくしなかったと報告します。抱負を宣言したあとも、周りが実行ぶりを確かめたり話題にしたりする流れが続いていくのが、この回の作りです。

まとめ|新年の抱負を言い合う英語

New Year’s resolution、Mine is to ~、Maybe your resolution should be to ~、Is that part of your resolution? と、抱負を宣言し、提案し、確かめる英語を見てきました。年明けの雑談で、そのまま使える形ばかりです。

抱負をめぐる6人のやりとりを追いながら観ると、新しい年を迎える空気も一緒に伝わってきます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語を取り上げます。

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