「手作りに見えるもの、何かない?」と友達に聞かれたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S06E17で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「手作りに見えるもの、何かない?」と友達に聞かれたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S06E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン6第17話では、チャンドラーがモニカへの贈り物に悩み、仲間に助けを求めます。今年は贈り物を手作りし合う約束をしたものの、何を作ればいいのか、なかなか決められずにいます。

困っている友達から「何かない?」と頼まれたとき、英語ではどんな言葉が返ってくるのか。案を出す言い方、名乗り出る返事、手持ちの品を勧める言い方を、場面の順に見ていきます。

目次

「Why don’t you ~?」案を出して、その案に乗る

カフェのセントラルパークで、チャンドラーはモニカへのバレンタインの贈り物が決まらないと仲間に打ち明けます。バレンタインデー当日、モニカは仕事だったため、二人は今夜あらためて祝うことにしています。そこでジョーイが案を出します。

Joey: Oh, hey, why don’t you book a day for both of you at one of those romantic spas?
(おっ、そうだ、二人でどこかのロマンチックなスパに1日予約したらどうだ?)
Phoebe: Ooh, Joey, that’s actually a really good idea.
(わあ、ジョーイ、それって意外と本当にいい考えね。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)

Why don’t you ~? は「〜したらどう?」と相手に案を出すときの言い方です。形は「なぜ〜しないの?」という疑問文ですが、ここでは理由を尋ねているのではなく、提案として使われています。book a day は「1日分を予約する」という意味で、for both of you で二人一緒に行くことを添えています。

フィービーの That’s actually a really good idea. の actually は「実は」「意外にも」というニュアンスを足す語です。案そのものをほめながら、ジョーイがいい案を出したことへの軽い驚きも込められていると読み取れます。

ただ、チャンドラーはこの案を採りません。今年は贈り物を作り合うと約束しているからです。お店で買えるものや予約できるものでは、二人の約束には合いません。いい案だと賛成が集まっても、相談する側の事情に合わなければ採れないことがあります。

「Have you guys made anything ~?」手柄を借りられないかと頼む

ロスに「どうするつもり?」と聞かれたチャンドラーは、仲間にこう頼みます。

Ross: So what are you going to do?
(じゃあ、どうするつもりなんだ?)
Chandler: Well, have you guys made anything that maybe I could take credit for?
(なあ、みんなが作ったもので、俺の手柄にできそうなもの、何かないか?)
Phoebe: Ooh, I have. I have. Um, I started making these little sock bunnies.
(あっ、あるわ、あるわよ。えっとね、この小さな靴下のうさぎを作り始めたの。)
Phoebe: Oh, for crying out loud.
(ああ、もう。)
Rachel: Hey, wait a minute. That is my sock.
(ちょっと待って。それ、私の靴下よ。)
Phoebe: Now it’s your little bunny friend.
(今はあなたのうさぎのお友だちよ。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)

ロスの So what are you going to do? は、相談相手にこの先どうするかを尋ねる、話を前に進める問いです。チャンドラーの take credit for ~ は「〜を自分の手柄にする」という意味で、anything that maybe I could take credit for で「自分が作ったことにできそうなもの」を探しています。maybe と could を重ねることで、頼みにくい内容を控えめに切り出しています。

フィービーは I have. I have. と、現在完了の問いに合わせて短く名乗り出ます。Have you made ~? と聞かれたら I have. と助動詞で返せる、という基本の形がそのまま使われています。

そこへレイチェルが Wait a minute. That is my sock. と、材料が自分の靴下だと気づいて声を上げます。wait a minute は相手の話をいったん止める呼びかけで、気づいたことを言う前置きにもなります。フィービーの返事 Now it’s your little bunny friend. は、now で「今はもう」と、靴下がうさぎに変わったことを示しています。

「Do you have anything around here that looks homemade?」手近なものを探して頼む

場面がロスの部屋に移り、チャンドラーはモニカに何を作ればいいか分からないと打ち明けます。そして、ロスにこう頼みます。

Chandler: I’m going crazy, okay? Do you have anything around here that looks homemade?
(どうにかなりそうなんだよ、いいか? この辺に、手作りっぽく見えるもの何かないか?)
Ross: She’d love this.
(彼女ならこれを気に入るよ。)
Ross: It’s an exact replica of Apollo Eight. I made it in the sixth grade.
(アポロ8号の精巧な模型なんだ。6年生のときに作ったんだよ。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)

Do you have anything around here that ~? は「この辺に〜なものはない?」と、相手の手元にあるものを探して頼む言い方です。looks homemade は「手作りに見える」で、実際に手作りかどうかよりも見た目さえそれらしければいい、という頼み方になっています。ロスの She’d love this. は、仮定の would を使って「彼女はきっと気に入る」と勧める返しです。an exact replica of ~ は「〜の精巧な複製」という意味です。これを受けて、チャンドラーはこう返します。

Chandler: Wait a minute, I can’t give this to her.
(待てよ、これは彼女に渡せない。)
Ross: Why not?
(なんで?)
Chandler: Because it says “Captain Ross” on the side…
(だって、横に「キャプテン・ロス」って書いてあるし……)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)

it says ~ on the side は「側面に〜と書いてある」という意味で、say は人だけでなく、物に書かれた文字にも使えます。勧められた品を断るときに、理由を物の表示で示す返し方です。

ロスの Why not? は「どうして(だめなの)?」と、否定の理由を聞き返す短い問いです。相手が「〜できない」と言ったときに、そのまま Why not? と返せば、理由を求める問いになります。それに対してチャンドラーは Because ~ で文を始め、理由だけを答えています。この流れのあとも、チャンドラーはモニカに渡すものを探し続けます。

まとめ|贈り物に困った友達とのやり取り

Why don’t you ~? で案を出し、take credit for で手柄を借りられないかと頼み、Do you have anything around here that looks ~? で手近なものを探す流れを見てきました。頼む側と応じる側の言葉が、場面ごとに対になっています。

次回も『フレンズ』の仲間同士の会話から、日常の英語を見ていきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の別の場面の英語を扱っています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次