喜んでくれた友達が話を勘違いしていたら、英語で何と言って訂正する?|『フレンズ』S06E02で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 喜んでくれた友達が話を勘違いしていたら、英語で何と言って訂正する?|『フレンズ』S06E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン6第2話では、モニカが「チャンドラーとここで一緒に住む」とレイチェルに伝えたところ、レイチェルは自分も一緒に住むものと受け取って大喜びします。モニカはその場では訂正せず、あとから改めて本当のことを伝えます。

相手がうれしそうにしているほど、勘違いは指摘しにくくなります。誤解の生まれ方、誤解を切り出す前置き、自分の言い方のせいにして謝る言い方を順に見ていきます。

目次

「The three of us」喜ぶ相手の受け取り方がずれていたら

モニカとレイチェルの部屋で、レイチェルは職場でみんなに「ラケル」と呼ばれてしまった、という話をしたばかりです。チャンドラーがその場をモニカに任せたあと、モニカが切り出します。

Monica: Okay, listen, um.. …Chandler and I..
(よし、聞いて、えっと……チャンドラーと私……)
Monica: …are going to live together. Here.
(……一緒に住むことになったの。ここで。)
Rachel: Oh, my God.
(うそ!)
Rachel: That’s so great!
(最高じゃない!)
Rachel: Oh! I’m so happy for you guys!
(やだ、二人のこと、すっごくうれしい!)
Monica: Really?
(本当に?)
Friends Season6 Episode2(The One Where Ross Hugs Rachel)

モニカは are going to live together のあとに Here. を一語で足し、住む場所を補っています。レイチェルは I’m so happy for you guys! と祝福し、モニカは Really? と聞き返します。ところが、レイチェルの次の言葉で、受け取り方がずれていたことが分かります。

Rachel: And that was so sweet of you to ask.
(それに、誘ってくれるなんて優しいじゃない。)
Rachel: Oh, my God! The three of us are gonna have such a good time living together!
(うそ!3人で住むの、すっごく楽しくなりそう!)
Monica: Yes, we are.
(ええ、そうね。)
Rachel: Oh, and, Chandler, you’re gonna have to watch those long showers you take in the morning ‘cause you know Raquel can’t be late.
(あ、それとチャンドラー、朝の長いシャワーは控えてもらわないとね。ほら、ラケルは遅刻できないから。)
Chandler: Rach.
(レイチェル。)
Monica: Yeah, he’s gonna work on that.
(ええ、そこは彼も直していくって。)
Friends Season6 Episode2(The One Where Ross Hugs Rachel)

that was so sweet of you to ask は「誘ってくれるなんて優しい」で、レイチェルは同居に誘われたと受け取っています。The three of us は「私たち3人」で、ここで誰が含まれているかの食い違いがはっきりします。モニカの Yes, we are. は、その受け取り方にそのまま合わせる返事です。チャンドラーが呼びかけても、モニカは he’s gonna work on that と話を合わせたままにしています。

「I think there was a little misunderstanding」誤解を切り出して言い直す

場面が移り、モニカはあとでチャンドラーに、さっきは言えなかったと話しています。レイチェルが帰ってくると、チャンドラーは部屋を出ていき、モニカは「大事な話がある」と切り出したうえで本題に入ります。

Monica: I think there was a little, uh, misunderstanding before.
(さっき、ちょっと、えっと、誤解があったと思うの。)
Monica: Um, when I said that, uh, that Chandler and I wanted to, uh, live together..
(その、私が、チャンドラーと、えっと、一緒に住みたいって言ったのは……)
Monica: …we meant alone together.
(……二人だけで、って意味だったの。)
Rachel: Oh! Oh, my God. Oh, that’s funny. I can’t believe I did that.
(やだ!うそ、おかしい。そんな勘違いしてたなんて信じられない。)
Friends Season6 Episode2(The One Where Ross Hugs Rachel)

I think there was a little misunderstanding は、誤解を切り出す前置きです。I think で言い切りを和らげ、a little で「少しの」と誤解の大きさを控えめに伝えています。文末の before は「さっき」で、どの時点の話かを示しています。

when I said ~, we meant ~ は、自分の前の発言を引いて、本来の意味を言い直す形です。said で言った言葉を、meant で意図していた意味を表し、二つを並べることで食い違いの場所を示しています。alone together は「二人きりで一緒に」という意味で、3人ではなく二人で、という点をこの一語で補っています。

レイチェルの I can’t believe I did that. は「そんなことをしたなんて信じられない」で、ここでは自分の勘違いを指しています。that’s funny と返していることから、この時点のレイチェルは訂正をおかしな行き違いとして受け止めていると読み取れます。

「This is my fault.」自分の言い方のせいにして謝る

レイチェルの返事を受けて、モニカは自分の側の問題として謝り、続けて相手を急かさない言葉を添えます。

Monica: This is my fault. I, I wasn’t clear.
(私のせいよ。私、はっきり言わなかったから。)
Monica: I, uh, I’m really sorry.
(その、本当にごめんね。)
Monica: And-and listen..
(それと、聞いて……)
Monica: …you take as much time as you need to move out, okay? There’s absolutely no rush.
(……出ていくのは、必要なだけ時間をかけていいからね。全然急がなくていいの。)
Friends Season6 Episode2(The One Where Ross Hugs Rachel)

This is my fault. は「私のせい」と責任を自分に引き受ける言い方で、続く I wasn’t clear. で理由を添えています。clear は「はっきりした」で、自分の伝え方があいまいだったと認める形です。相手の聞き違いを指摘する代わりに、言った側の説明不足として話を収めています。作中では、モニカは最初の報告のときに Yes, we are. と話を合わせていて、その流れを踏まえた謝り方になっています。

take as much time as you need は「必要なだけ時間をかけて」という意味で、as much ~ as … の形で量の上限を相手にゆだねています。There’s absolutely no rush. の rush は「急ぐ必要」で、absolutely を入れて「まったく急がなくていい」と強めています。謝罪のあとに、出ていく時期を相手に任せる一言が続いています。

まとめ|勘違いを訂正する英語

I think there was a little misunderstanding で誤解を切り出し、when I said ~, we meant ~ で言い直し、I wasn’t clear で自分の側の問題として謝る流れを見てきました。言い直しと謝罪をセットにすると、相手を責めずに誤解を解けます。

知らせが思わぬ形で伝わったときの英語が、二人のやりとりから見えてきます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語も取り上げています。

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