「ずっと寝てたよね」と旅の連れに責められたら、何と返す?埋め合わせを申し出る英語|『フレンズ』S06E01で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「ずっと寝てたよね」と旅の連れに責められたら、何と返す?埋め合わせを申し出る英語|『フレンズ』S06E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン6第1話では、ジョーイとフィービーがラスベガスからフィービーのタクシーで帰る場面があります。楽しい旅にしようと誘ったジョーイが寝てばかりで、フィービーに責められ、謝って埋め合わせを申し出るまでの会話が続きます。

約束を守れなかったとき、どう謝ってどう埋め合わせるかは、英語でも言い方が分かれるところです。誘う、責める、謝るの順に見ていきます。

目次

「This could be our chance to ~」長いドライブに誘う

ジョーイは飛行機で帰るつもりでしたが、借りていたタクシーは運転して返すようフィービーに言われます。all the way back by myself(はるばる一人で)運転して帰りたくないジョーイと、フィービーの間でこんなやり取りがあります。

Phoebe: I don’t know, it’s such a long trip.
(どうかなあ、すごく長い旅だよ。)
Joey: It’ll be great. We can talk and play games, huh? This could be our chance to, like, renew our friendship.
(絶対楽しいって。おしゃべりしたり、ゲームしたりさ。俺たちの友情を、なんていうか、新しくするチャンスかもよ。)
Friends Season6 Episode1(The One After Vegas)

フィービーの it’s such a long trip の such は長さを強調する言葉で、すぐには乗り気になれないことを伝えています。ジョーイはそれに It’ll be great. と言い切り、We can ~ で旅の中でできることを並べます。

This could be our chance to ~ は「〜するチャンスになるかもしれない」と、提案に前向きな意味づけを加える言い方です。could を使うことで、断定せずに可能性として差し出しています。renew は「新しくする」「更新する」という意味で、ここでは友情を改めて深めることを指しています。フィービーはこの誘いに応じ、二人でタクシーに乗って帰ることになります。

「You promised me a fun road trip」約束を持ち出して責める

帰りの道中、運転しているのはフィービーで、ジョーイは寝ています。フィービーは質問の数を数える遊びを続けようとして、Use them wisely.(よく考えて使って)と声をかけますが、ジョーイは眠ったままです。目を覚ましたジョーイに、フィービーはこう言います。

Phoebe: Well, you promised me a fun road trip and we’ve been on the road for six hours and you’ve been asleep for five and a half.
(ねえ、楽しいドライブ旅行にするって約束したよね。6時間も走ってるのに、あなたは5時間半も寝てるじゃない。)
Phoebe: We are switching at the next rest stop and you are going to drive the whole way back. That will be your punishment, you greedy sleeper.
(次の休憩所で交代して、帰りはずっとあなたが運転するの。それが罰よ、この欲ばりな寝坊助。)
Joey: All right, all right.
(わかった、わかったよ。)
Friends Season6 Episode1(The One After Vegas)

You promised me ~ は、相手がした約束を持ち出して「〜って約束したよね」と責める形です。続けて we’ve been on the road for six hours と時間を並べ、約束と現実の差を具体的に示しています。be on the road は「移動中である」「車で走っている」という意味です。

switch は、ここでは運転を交代することを指します。the next rest stop は道路沿いの休憩所のことです。That will be your punishment は「それが罰」と条件を言い渡す言い方で、you greedy sleeper と呼びかけを続けています。ジョーイの All right, all right. は、言い返さずに受け入れる短い返事です。

「Let me make it up to you」果たせなかった約束を認めて埋め合わせる

その後の道中、ジョーイはフィービーにこう頼みます。

Joey: Come on, Pheebs. I can’t take this anymore. Please talk to me. Let-let me make it up to you, huh?
(なあ、フィービー。もう耐えられないよ。話してくれよ。う、埋め合わせさせてくれよ、な?)
Friends Season6 Episode1(The One After Vegas)

Please talk to me. から、フィービーが口をきいていないことが分かります。I can’t take this anymore. は「もう耐えられない」と限界を伝える言い方です。make it up to ~ は「〜に埋め合わせをする」で、Let me ~ と組み合わせて、自分から償いを申し出る形になっています。謝ったジョーイは、さらにこう続けます。

Joey: I know I promised you a fun road trip with your friend and I didn’t deliver, okay, but-but-but now I know that you think being awake is an important part of friendship, so… So… so I will strive to-to stay awake for as long as I know you.
(友達と楽しい旅をするって約束したのに、できなかったよな。でも、でも、でも、起きてるのが友情の大事なところだって君が思ってるのが、今はわかった。だから……だから、君と知り合いでいる限り、起きてるよう努力するよ。)
Phoebe: You can still, like, sleep at night and stuff.
(夜とかは、普通に寝ていいんだよ。)
Joey: Well, thank you.
(そりゃ、どうも。)
Friends Season6 Episode1(The One After Vegas)

フィービーの You promised me と同じ約束を、ジョーイは I know I promised you ~ と自分の側から言い直し、I didn’t deliver と認めています。deliver は「届ける」のほかに、「約束したとおりの結果を出す」という意味でも使われます。I will strive to ~ は「〜するよう努める」というかしこまった言い方で、それを大げさな誓いに使っているのが笑いを誘います。

フィービーの You can still ~ は「それでも〜していい」と条件をゆるめる返しで、and stuff は「〜とか」とぼかす言葉です。

Joey: So, can we play 20 Questions now? I got a really good one. I’ve been thinking about it since Kansas.
(じゃあさ、20の質問、今やってもいい?すごいの思いついたんだ。カンザスからずっと考えてたんだよ。)
Phoebe: Is it… a kind of hot sandwich?
(それって……温かいサンドイッチの一種?)
Joey: Yes.
(うん。)
Phoebe: Is it a meatball sub?
(ミートボールのサブ?)
Joey: That is incredible. You are the master.
(すげえ。名人だな。)
Friends Season6 Episode1(The One After Vegas)

仲直りのあと、ジョーイが持ち出したのは 20 Questions(20の質問)です。Is it ~? は Yes か No で答えられる質問で、答えを絞り込んでいく遊びの形です。フィービーが2問で言い当てると、ジョーイは You are the master. とほめています。

まとめ|約束を果たせなかったときの英語

This could be our chance to ~ で誘い、You promised me ~ で約束を持ち出され、I know I promised you ~ and I didn’t deliver と認めて Let me make it up to you と申し出る流れを見てきました。同じ約束を両側から言う形を並べると、責める側と謝る側の違いがはっきりします。

長い帰り道の二人のやり取りを観ていると、謝り方の英語の幅も見えてきます。

この回のほかの場面の英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも読むことができます。

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