「Not until we have an airtight case.」と言われたら、何と返す?慎重論に「それじゃ面白くない」と返す英語|『メンタリスト』S04E16で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Not until we have an airtight case.」と言われたら、何と返す?慎重論に「それじゃ面白くない」と返す英語|『メンタリスト』S04E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン4第16話には、物事の進め方をめぐる短い台詞が、いくつかの場面に分かれて出てきます。慎重に進める方針、待ったをかける一言、軽く切り返す一言、時間がないという事情、気をつけてという送り出しなど、言い方の幅も広く出ています。

短い台詞ばかりですが、三つの場面の台詞を順に取り上げて、それぞれの言い方の組み立てと、返し方の違いを確かめていきます。

目次

「We need to proceed carefully and slowly.」進め方の方針を言い切る

最初の場面で、進め方についての方針が示されます。

— We need to proceed carefully and slowly.
(慎重に、ゆっくり進める必要があります。)
The Mentalist Season4 Episode16 (His Thoughts Were Red Thoughts)

We need to ~ は「〜する必要がある」と、方針や条件をはっきり示す形です。We should ~ よりも、そうしなければならない事情があるように聞こえることが多い形です。

proceed は「進める」という意味の動詞で、go ahead や move on と比べて、改まった場面で使われることの多い語です。ここでは、あとに続く carefully and slowly と組み合わさって、進め方の枠を決める役目をしています。

carefully は「注意深く」、slowly は「ゆっくり」で、二つの副詞が and でつながっています。前者は丁寧さ、後者は速度を表しているため、同じ方向の語を重ねて、急がないことを二重に示す言い方です。

この台詞に続いて、同じ会話の少しあとで、進め方をめぐるやり取りが続きます。次の節で順に見ていきます。

「Not until we have an airtight case.」と「Where’s the fun in that?」

同じ会話の少しあとで、提案、待ったの一言、切り返しが三つ続きます。

— We should pay Bret a visit.
(ブレットを訪ねるべきです。)
— Not until we have an airtight case.
(確実な立件材料がそろうまでは、だめです。)
— Where’s the fun in that?
(それのどこが楽しいんです?)
The Mentalist Season4 Episode16 (His Thoughts Were Red Thoughts)

We should ~ は「〜したほうがよい」と提案する形で、pay ~ a visit は visit を言い換えた「〜を訪ねる」という言い回しです。

返ってくる Not until ~ は、前の提案を Not で受け止め、until 以下で「そうしてよい条件」を示す形になっています。airtight は「すき間なく閉じた」という意味の形容詞で、ここでは case を修飾して、穴のない立証の材料を指す言い方として使われています。

この Not until ~ は、「〜するまでは、しない」という意味で、条件を満たす前の動きを止める働きがあります。この台詞では理由まで語らず、条件を出すだけで待ったをかけています。until のあとに we have ~ と主語を置くことで、「自分たちが〜を手にするまで」という、組として動くときの言い方になっています。

その次の Where’s the fun in that? は、文の形としては疑問文ですが、答えを求める問いではありません。「それのどこが楽しいのか」と投げかけることで、「それでは面白くない」と受け流す、反語の形になっています。冗談めかした響きにも読めますが、声の調子は文面だけでは分かりません。

「We don’t have that much time.」と「be careful」

ここまでとは別の場面にも、進め方を決める言葉が出てきます。まず、時間の制約を伝える台詞です。結果が出るまでに三、四日かかるという話が出たあとの場面になります。

— We don’t have that much time. We need something else.
(時間がそれほどありません。ほかの手が必要です。)
The Mentalist Season4 Episode16 (His Thoughts Were Red Thoughts)

that much は、否定文で使うと「それほど多くは〜ない」という意味になります。We don’t have that much time. は、時間がまったくないのではなく、待つ余裕が足りないという言い方です。

続く We need something else. の something else は「ほかの何か」で、具体的な中身は言っていません。時間がないという事情を述べてから、別の手が要ると続けているので、事情と要求がひと続きになっています。

もう一つは、さらにあとの場面です。話を聞きに行くという申し出が出て、短いやり取りをはさんだあとに、次の台詞が続きます。

— Okay. Take another run at him, but be careful.
(分かりました。もう一度、当たってみてください。ただし、気をつけて。)
The Mentalist Season4 Episode16 (His Thoughts Were Red Thoughts)

Okay. は、それまでの流れを受け止める短い一言です。take a run at ~ は「〜に挑む」という言い回しで、another が入ると「もう一度」の意味になります。

but be careful は、了承したうえで注意を添える形です。but を挟むことで、動くことは認めつつ、慎重さは手放さないという組み立てになっています。最初の場面の carefully と同じ語の仲間が、ここでは送り出しの言葉として出てきます。

まとめ|慎重論とそれへの返し、時間の制約を伝える英語

We need to proceed carefully and slowly. で方針を示し、Not until ~ で待ったをかけ、Where’s the fun in that? と切り返す流れを見てきました。We don’t have that much time. と but be careful も、進め方を決める場面の言葉です。

次回も『メンタリスト』と一緒に、英語を学んでいきましょう。

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