「Could you provide us with ~?」と「Do you think we can talk to ~?」はどう違う?|『メンタリスト』S05E15で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Could you provide us with ~?」と「Do you think we can talk to ~?」はどう違う?|『メンタリスト』S05E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第15話の聞き取りの場面には、相手に何かを頼む英語が二通り出てきます。ひとつは名前を出してもらう頼み方、もうひとつは会ってよいかを尋ねる頼み方です。

どちらも丁寧な依頼ですが、頼んでいる中身が違います。その違いは、動詞や文の組み立て、そして返ってくる言葉にも表れています。それぞれの返事とあわせて順に見ていきます。

目次

「Could you provide us with ~?」名前や情報を出してもらう頼み方

最初の例は、ある人物の主治医の名前を尋ねる場面です。

— Uh, could you provide us with your aunt’s doctor’s name? The one who called the security guard?
(あの、おばさんの主治医のお名前を教えていただけますか? 警備員に連絡した方です。)
— No, I didn’t know her doctor. I’m sorry.
(いえ、その主治医は知りませんでした。すみません。)
The Mentalist Season5 Episode15 (Red Lacquer Nail Polish)

provide A with B は「AにBを提供する」という形で、ここでは us が受け取る側、your aunt’s doctor’s name が差し出してほしいものです。頭に could you を置くことで、命令ではなく相手の都合を尋ねる形になります。冒頭の Uh, は、切り出す前のためらいを示す間投詞です。

後半の The one who called the security guard? は、the one who ~ で相手が思い当たる人物を絞り込む補足です。名前だけでは足りないとき、「誰のことか」を足して伝える形になっています。依頼の本体を先に言い、補足を後ろに付けるので、聞く側は何を頼まれているかを先に受け取れます。

返事の I didn’t know her doctor は、過去形の didn’t know で「知らなかった」と答えています。続く I’m sorry. は、期待に応えられないことへの詫びです。No で始めて事情を述べ、最後に詫びを添える流れになっています。頼まれたことに応じられないとき、短い理由と詫びの二つを並べる形として押さえておけます。助動詞を could にした依頼に対しては、Sure. のように引き受ける返事のほか、こうして事情を述べて断る返事も自然につながります。

「Do you think we can talk to ~?」会ってよいかを尋ねる頼み方

次の例は、話題に出た女性に会って話を聞きたいと頼む場面です。

— Do you think we can talk to her?
(その方とお話しすることはできるでしょうか?)
The Mentalist Season5 Episode15 (Red Lacquer Nail Polish)

Do you think ~? は「〜だと思いますか」という問いで、中に we can talk to her が入っています。can は可能性や許可を指し、「話をしてもよいか、できそうか」を相手に委ねる形です。talk to ~ は「〜と話す」で、相手を指す her は、直前のやりとりで話題に出た女性です。

先ほどの Could you provide us with ~? は、相手が持っている名前や情報を出してもらう頼みでした。こちらは、会えるかどうか自体を相手の見立てや段取りに任せています。差し出す物があるか、会える機会があるか、という違いが、動詞と文の組み立てに表れています。

Do you think を前に置くと、可能かどうかについて相手の見方を尋ねる形になり、断定的な依頼になりません。Can we talk to her? と直接尋ねる形もありますが、この場面では we can を Do you think で包み、相手の判断をうかがう言い方が選ばれています。

「I could tell her to contact you」取り次ぎの申し出と、受ける一言

この頼みに続いて、返事は次のように進みます。

— Uh, yeah. I mean, she’s usually here in the afternoons. I-I could tell her to contact you.
(ええ、その、午後にはたいていここにいますよ。私から連絡するよう伝えておけますけど。)
— Uh, we’d appreciate that.
(ええ、そうしていただけるとありがたいです。)
The Mentalist Season5 Episode15 (Red Lacquer Nail Polish)

she’s usually here in the afternoons の usually は「たいていは」で、確実ではない含みを残しています。here はこの会話の場所を指します。

I could tell her to contact you の could は、できることを控えめに差し出す言い方です。tell 人 to ~ は「人に〜するよう伝える」、contact は「連絡を取る」です。ここでは、本人から連絡してもらう形の申し出になっています。文頭の I mean, は、前に言ったことを言い直したり補ったりするときの前置きで、ここでは「たいていここにいる」という情報を足しています。

受ける側の we’d appreciate that は、we would appreciate that の短縮形です。appreciate は「ありがたく思う」で、that が直前の申し出を指します。Thank you. よりも、申し出の内容を受け止めて礼を述べる形になっています。

まとめ|二つの頼み方の働き

Could you provide us with ~? は物や情報を出してもらう頼み方、Do you think we can talk to ~? は会えるかどうかを相手に尋ねる頼み方です。返事の側にも、詫びる I’m sorry、申し出る I could ~、受ける we’d appreciate that と、役割の異なる言い方が並んでいます。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事も、あわせてご覧ください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次