出勤前の時間や職場からの連絡を、短い言葉で伝え合う場面の英語|『メンタリスト』S06E04で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 出勤前の時間や職場からの連絡を、短い言葉で伝え合う場面の英語|『メンタリスト』S06E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第4話には、仕事に出かけるまでの時間を確かめる会話と、その続きで届くリズボンからの連絡、さらに終盤の伝言をめぐる短いやりとりが出てきます。

時間の言い方、連絡への向き合い方、伝言と許可の言い方を、場面ごとに順を追って見ていきます。どれも日常で使いやすい短い言葉で、同じ話題でも、見込みや助言の強さが言い方で変わる点にも、あわせて注目します。

目次

「we don’t have to leave for work for another hour」出かけるまでの時間を伝える形

最初の場面は、ひとつの報告から始まります。

— Finally got him back to sleep.
(やっと、また寝かしつけた。)
— Good job, Mr. Rigsby.
(お見事です、リグスビーさん。)
— And we don’t have to leave for work for another hour.
(それに、仕事に出かけるまで、まだ1時間ある。)
The Mentalist Season6 Episode4 (Red Listed)

Finally got him back to sleep. は、主語の I が省かれた形です。get 人 back to sleep で、「人をまた眠らせる」という意味になります。Finally が付くことで、時間がかかったあとの報告という響きが出ます。him が誰を指すかは、台詞には出てきません。

Good job, ~. は、Good job. に呼びかけを添えた労いの形です。短い褒め言葉の後ろに相手の呼び名を置くと、特定の相手に向けた一言になります。

三つ目の we don’t have to leave for work for another hour は、細かく分けると読みやすくなります。don’t have to ~ は「〜しなくてよい」、leave for work は「仕事に向けて出かける」、for another hour は「さらに1時間のあいだ」です。つまり、出かける時刻まで、まだ1時間あるという意味になります。

another hour は「もう1時間」で、for のあとに期間を置くと、その長さのあいだ続くことを表します。have to の否定は「〜してはいけない」ではなく「〜する必要がない」を表します。

「She can wait」と「It must be important」連絡への向き合い方

同じ場面の少しあとで、リズボンからの連絡をめぐるやりとりが出てきます。

— It’s Lisbon.
(リズボンから。)
— She can wait 10 minutes.
(彼女は10分待てる。)
— Lisbon.
(リズボン。)
— It must be important. You should get it.
(きっと大事なことだ。出たほうがいい。)
The Mentalist Season6 Episode4 (Red Listed)

It’s ~. は、連絡してきた相手を告げる形です。It’s のあとに名前を置くと、「〜からだ」「〜だ」と相手を知らせられます。続く She can wait 10 minutes. の can wait は、「待つことができる」、つまり後回しにしてもよいという見込みを述べています。10 minutes のように、wait のあとに時間の長さを置くと、待つ長さを示せます。

その次の It must be important. は、must を使った推量です。must be ~ は、状況から「〜に違いない」と強く推し量る形で、should は助言を表します。You should get it. の get it は、鳴っているものや呼ばれているものに応じる場面で使われる言い方で、ここでは連絡に応じるよう勧めています。

並べると、向きの違いが見えます。

台詞 働き
She can wait 10 minutes. 待たせても大丈夫だという見込みを述べる
It must be important. You should get it. 大事だろうと推し量り、応じるよう勧める

前者は後回しにできるという見込み、後者は重要さの推量と助言です。can は可能性や許容、must は強い推量、should は助言と、助動詞を替えるだけで、話の向きが変わります。台詞の中では理由まで説明されないため、なぜそう言ったのかは分かりません。

「You can probably go, too」伝言と、帰ってよいという許可

終盤にも、リズボンからの連絡が話題になる場面があります。こちらは、伝言をめぐるやりとりです。

— Hey. Lisbon called.
(ねえ、リズボンから連絡があった。)
— They’re not coming back into the office tonight.
(彼らは今夜、オフィスには戻ってこない。)
The Mentalist Season6 Episode4 (Red Listed)

この伝言のあとには、次の一言が続きます。

— You can probably go, too.
(そちらもたぶん帰っていい。)
The Mentalist Season6 Episode4 (Red Listed)

Hey. は、呼びかけに返すあいさつにも、話を切り出す前に注意を向けるときにも使われる一言です。… called. の call は「電話をかける」の意味で、過去形にして「かけてきた」と伝えています。用件より先に、誰から連絡があったかを述べる形です。

They’re not coming back into the office tonight. は、be 動詞 + coming という進行形で、近い予定を表しています。come back into ~ は「〜に戻ってくる」、tonight は「今夜」です。進行形にすると、すでに決まった予定のように伝わります。into the office のように場所を into で示すと、中へ入る動きまで含めて「戻ってくる」を言い表せます。

次の You can probably go, too. では、can が許可を表しています。probably が付いているので、言い切らずに見込みとして伝える形です。末尾の too は「そちらも」の意味で、戻らない人たちと同じ扱いになることを示しています。

まとめ|時間・連絡・許可を短く伝える言い方

don’t have to ~ で時間の余裕、can wait と must be で連絡への向き合い方、can probably go で許可を伝える言い方が出てきました。短い言葉でも、見込みや助言の度合いは使い分けられます。

次回も『メンタリスト』の場面を観ながら、英語を学んでいきましょう。

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