勤続10年の記念日を思いがけず祝われたとき、驚きと感謝を伝える英語|『メンタリスト』S05E13で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 勤続10年の記念日を思いがけず祝われたとき、驚きと感謝を伝える英語|『メンタリスト』S05E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第13話の序盤では、リズボンがCBI(カリフォルニア州捜査局)に入って10年になる節目を、周囲が祝う場面が描かれます。祝う声かけ、状況を尋ねる一言、驚きを伝える一言、礼の返し方が、短いやりとりの中に次々と並びます。

記念日の祝い方と、祝われたときの返し方、さらに年数の話題への受け答えを、場面ごとに見ていきます。

目次

「Happy anniversary!」祝う声と、状況を尋ねる一言

祝いの場では、まず次のやりとりが交わされます。

— Happy anniversary!
(記念日おめでとう!)
— What’s goin’ on?
(何事だ?)
The Mentalist Season5 Episode13 (The Red Barn)

anniversary は「記念日」を指す語で、Happy anniversary! は祝いの言葉としてそのまま使えます。Happy のあとに祝いたい日を置く形は、Happy birthday! と同じ並びです。年や日付を添えずに、anniversary だけで祝いが成り立っている点も見ておきたいところです。

What’s goin’ on? は What’s going on? の語尾の g を落とした書き方で、目の前で起きていることの説明を求める言い方です。going が goin’ と書かれているのは、くだけた話し言葉の発音を字面に写したものです。この形に出会ったときは、What’s going on? と同じ意味で受け取れます。

続く口上では、10年前にリズボンがサンフランシスコ市警を離れ、CBI に入ったと語られます。口上の前後で、次の声が上がります。

— Happy anniversary, boss.
(記念日おめでとう、ボス。)
— Hear, hear.
(賛成!)
The Mentalist Season5 Episode13 (The Red Barn)

boss は、上の立場の人への呼びかけです。祝いの言葉のあとに添えると、祝う相手が誰かが一言で伝わります。最初の Happy anniversary! は呼びかけなしの形で、こちらは boss を添えた形です。同じ祝いの言葉でも、呼びかけの有無で距離感が少し変わります。

Hear, hear. は、スピーチなどに賛成を示す掛け声として使われます。口上を聞き終えた側が、祝いの気持ちに同調するときの短い返しです。長い文を組み立てなくても、場の空気に加わる言い方があると分かります。

「I had no idea.」と「Thank you, Ron.」驚きと礼の言い方

音楽を始めてほしいと促す声のあとで、次のやりとりが続きます。

— I had no idea.
(まったく知らなかった。)
Rigsby: Let’s party!
(さあ、パーティーだ!)
— Congratulations, Lisbon.
(おめでとう、リズボン。)
— Thank you, Ron.
(ありがとう、ロン。)
The Mentalist Season5 Episode13 (The Red Barn)

I had no idea. は、「見当もつかなかった」という意味で、事前に知らされていなかったことを伝える言い方です。idea の前の no が、知らなかったことを強く打ち出します。I didn’t know. よりも、「まったく見当がつかなかった」という強さが出ます。思いがけない祝いを受けたときに、驚きをそのまま伝える形として使えます。

Congratulations は、末尾に s を付けて使う語です。ここでは相手の名前を添えて、名前つきで呼びかける形になっています。受ける側も Thank you のあとに名前を添え、同じ形で返しています。

少しあとにも、似た組み合わせが出てきます。

— Congratulations.
(おめでとう。)
— Thank you, Ray.
(ありがとう、レイ。)
The Mentalist Season5 Episode13 (The Red Barn)

この例では、祝う側は名前を添えず、礼の側が名前を添えています。前の例と並べると、名前を添える位置が入れ替わっているのが分かります。祝われたときの返しは、Thank you. だけでも成り立ちますが、名前を添えると、誰に向けた礼かが明確になります。

「Ten years, huh?」年数への相づちと言い直し

祝いの場から場面が移ったあとにも、10年という年数が話題に上ります。

— Ten years, huh?
(10年、か。)
— More, actually.
(実のところ、もっとだ。)
— Every year with you counts as two.
(あなたといる1年は、2年分に数えられる。)
The Mentalist Season5 Episode13 (The Red Barn)

huh は、軽い相づちや確認に添える語です。Ten years, huh? は、聞いた年数をそのまま繰り返しながら、「10年か」と受け止める形になります。

More, actually. は、相手の言った数字を訂正する短い返しです。actually は、言い直すときに添える語で、「実際には」と事実を示す働きがあります。

最後の Every year with you counts as two. では、count as ~ が「〜として数える」という意味で使われています。with you が付くことで、相手と過ごした年に限った数え方になっていると分かります。10年を2倍に数え直す形です。ここでは、数字を言い直したあとに、数え方を言い換える一言がそのまま軽口につなげています。

三つの発言は、どれも短い文でできています。年数の話題に相づちを打つ、数字を言い直す、数え方を言い換える。その三つが短い文で順に並び、年数の話題が軽口へとつながっています。

まとめ|祝う言葉と受ける言葉

Happy anniversary! で祝い、I had no idea. で驚きを伝え、Thank you に名前を添えて返す形が並びました。年数の話題には、Ten years, huh? と相づちを打つ形も出てきます。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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