仲間のからかいを、さらりと受け流すときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E16で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 仲間のからかいを、さらりと受け流すときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン12 第16話から、仲間にからかわれたときの返し方を取り上げます。シャトナーとの対面がうまくいかなかったシェルドンと、上機嫌な顔を突っ込まれるレナードが、それぞれのやり方でからかいをかわします。

からかう側の言い回しと、受け流す側の一言を対にして見ると、仲間内で交わされる軽口の応酬にある型が分かってきます。

目次

からかう側の「make fun of」

シェルドンが来る前、レナード・ハワード・ラージの3人がこんな相談をしています。

Leonard: Look, Sheldon’s pretty embarrassed, so when he gets here, we should
(いいか、シェルドンはかなり恥ずかしがってるから、あいつが来たら、僕たちは……)

Howard: Make fun of him?
(からかうってか?)

Leonard: A lot.
(思いっきりね。)

Raj: Guys, don’t you think that’s a little mean?
(みんな、それってちょっと意地悪じゃない?)

Howard: Yeah.
(だな。)

Raj: Okay, just so we’re all on the same page.
(オッケー、みんな同じ考えか確認しただけ。)

TBBT Season12 Episode16

make fun of ~ は「〜をからかう・ネタにする」です。レナードが言いかけた文をハワードが引き取り、レナードが A lot. と乗る流れから、3人がからかう方向で話を進めていることが分かります。

ラージの a little mean は一見たしなめているようですが、すぐに just so we’re all on the same page(全員同じ認識か確かめただけ)と続けます。on the same page は「同じ認識を持っている」という意味で、ここでは止めるどころか足並みをそろえる確認になっているのが面白いところです。

「Very funny」と認めて前を向く返し

到着したシェルドンは、ハワードのからかいにまずこう返します。

Sheldon: Very funny, get it all out.
(実に面白い。気が済むまで言いたまえ。)

TBBT Season12 Episode16

Very funny は文字どおりなら「とても面白い」ですが、からかわれた直後に平板な調子で言うと「はいはい、面白いね」という皮肉になります。笑ってはいないけれど怒ってもいない、と示す短い返しです。

続いてシェルドンは、失敗そのものを認めます。

Sheldon: I will admit the meeting did not go the way I wanted.
(認めよう、あの対面は僕の望んだとおりにはいかなかった。)

TBBT Season12 Episode16

ハワードがもう一度からかうと、シェルドンは次に目を向けます。

Sheldon: Well, the next time I meet him, it will go better.
(まあ、次に会うときはもっとうまくいく。)

Raj: Next time? What makes you think there’s gonna be a next time?
(次? なんで次があると思うわけ?)

Sheldon: Wil will give me another chance. He thinks the world of me.
(ウィルがもう一度チャンスをくれる。彼は僕を高く買っているからね。)

Leonard: Aw. One of the reasons I love you is you actually believe that.
(ああ。君のそういうところが好きなんだよ、本気でそう信じてるところがね。)

TBBT Season12 Episode16

I will admit ~ は「〜なのは認める」、did not go the way I wanted は「思いどおりにいかなかった」です。認めてから the next time ~, it will go better と次に向けると、からかう材料が減ります。レナードの One of the reasons I love you is ~ は、からかいに愛情をにじませる言い方です。

「make your jokes」で動じないと伝える

後の場面では、レナードがからかわれる側に回ります。

Sheldon: What are you smiling about?
(何をにこにこしているんだ?)

Leonard: What? This is my regular face.
(え? これがいつもの顔だよ。)

Howard: No, it’s not. Y-Your regular face is more like this
(いや、違うね。お前のいつもの顔はもっとこんな感じだろ)

Raj: No, no, i-it’s-it’s more in the eyebrows, like this
(違う違う、もっと眉毛のとこだよ、こんな感じ)

Leonard: Okay, make your jokes. I’m still in a great mood.
(はいはい、好きにからかえば。それでも僕は最高の気分だから。)

TBBT Season12 Episode16

This is my regular face. は表情を突っ込まれたときのとぼけ方です。make your jokes は「好きなだけ冗談を言えばいい」と相手に許可を出す形で、続く I’m still in a great mood で、からかわれても気分は変わらないと示しています。

まとめ|受け流しの一言を持っておく

make fun of でからかわれたら、Very funny で軽くいなす、I will admit で認めて the next time に向ける、make your jokes で動じないと伝える、という3つの返し方が見えてきます。どれも相手との関係を壊さずに軽口を終わらせる言い方です。

からかい合う4人の会話に、英語の軽口の温度が表れています。

同じ回のほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この話の英語がまた違った角度から見えてきます。

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