「I’m gonna need to ~」と「I’ll have to ~」はどう違う?|『メンタリスト』S06E02で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「I'm gonna need to ~」と「I'll have to ~」はどう違う?|『メンタリスト』S06E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第2話には、「〜する必要がある」「〜しないといけない」「〜したい」に近い言い方が、ノートパソコンをめぐる確認や、研究の理由を尋ねる場面など、いくつかの話題で出てきます。

どれも「〜する」の前に置く似た形ですが、誰の事情を述べているかが少しずつ違います。形の似た三つの言い方が、会話の中でどう使い分けられているのかを、場面ごとに順に見ていきます。

目次

「I’m gonna need to ~」自分の必要を告げ、「I’ll have to ~」で確認が要ると返す

あるノートパソコンをめぐる場面で、次のやりとりが出てきます。

— If that’s Stone’s laptop, I’m gonna need to take it.
(それがストーンのノートパソコンなら、持っていく必要がある。)
— Ooh, uh, I’ll have to ask. It probably has some classified material on there.
(うーん、ええと、確認しないと。たぶん機密扱いの資料が入っているので。)
The Mentalist Season6 Episode2 (Black-Winged Redbird)

最初の発言は、If that’s ~ で前提を置いたうえで、I’m gonna need to take it. と続けます。gonna は going to の話し言葉の形で、need to ~ は「〜する必要がある」です。自分がしなければならないことを、ためらわずに告げる形になっています。

返す側は I’ll have to ask. と答えています。have to ~ は「〜しないといけない」で、ここでは「自分の一存では決められず、確認が要る」という事情を述べています。文頭の Ooh, uh, は、すぐには応じにくい様子を含んだ前置きです。

並べると、need to は言う側の必要、have to は答える側の事情として配置されています。どちらも日本語では「〜しなければならない」と訳せますが、need は「必要」、have to は「そうせざるを得ない状況」に重心がある、と整理すると違いが見えやすくなります。

続く It probably has some classified material on there. の probably は、断定を弱める副詞です。classified は「機密扱いの」という意味で、ここでは確認が必要な理由として添えられています。

「Why would you want to ~?」望みや意図を聞く

別の話題では、昆虫の飛び方をまねたドローンの話が出てきます。

Cho: Why would you want to mimic insect flight?
(どうして昆虫の飛び方をまねたいんだ?)
— So you can make the drone really small, like the size of a mosquito. It could land on your shirt and you wouldn’t even notice.
(そうすれば、ドローンを蚊ほどの大きさまで小さくできるんです。シャツに止まっても、気づかないくらいに。)
The Mentalist Season6 Episode2 (Black-Winged Redbird)

ここで使われているのは、義務や必要ではなく「望み」を表す want to ~ です。Why would you want to ~? は、「そもそもなぜ〜したいのか」と、相手の意図を尋ねる形です。would が入ることで、「なぜ〜しようとするのか」と理由を知りたい聞き方になっています。

答えは So you can ~ で始まります。so you can ~ は「〜できるように」で、目的を述べる言い方です。make the drone really small は make A B(AをBにする)の形で、「ドローンをとても小さくする」を表します。

さらに like the size of a mosquito で、大きさの例を添えています。It could land on your shirt の could は可能性を示し、you wouldn’t even notice の wouldn’t even ~ は「〜することさえない」という強めの否定です。

このやりとりでは、want to が「何がしたいのか」という意図の話に使われています。need to や have to が「しなければならない」側の話だったのに対し、want to は自分で選ぶ側の話です。

「we only wanted to ~」と「They’re cool with it」望みを限定して伝える

ノートパソコンの話は、あとのやりとりにも出てきます。

— Any problems with security clearance?
(機密取扱いの許可のほうは、問題ないか?)
— No, we told the F.B.I. we only wanted to look at his calendar and correspondence. They’re cool with it.
(ない。FBIには、彼の予定表とやり取りを見たいだけだと伝えてある。向こうも問題なしだ。)
The Mentalist Season6 Episode2 (Black-Winged Redbird)

最初の Any problems with ~? は、「〜に問題はあるか」と支障の有無を聞く形です。problems と複数形で、「何か問題はあるか」と広く尋ねています。

返事は No, で先に否定してから、理由を続けています。we told the F.B.I. ~ は「FBIに〜と伝えた」で、伝えた中身が we only wanted to look at ~ です。only が付くことで「見たいだけ」と範囲を絞り、wanted と過去形になっているのは、伝えた時点の望みだからです。calendar は予定表、correspondence は手紙やメールなどのやり取りを指します。

最後の They’re cool with it. の cool with ~ は、「〜で問題ない」「〜で構わない」というくだけた言い方です。it は直前に述べた内容を受けています。

ここまでの表現を、誰の事情を述べているかで整理すると、次のようになります。

表現 述べていること
I’m gonna need to ~ 自分の側の必要
I’ll have to ~ せざるを得ない自分の側の事情
Why would you want to ~? / we only wanted to ~ 望み・意図

同じ「〜する」の前に置く形でも、必要・事情・望みのどれを述べるかで、選ぶ語が変わります。

まとめ|need to・have to・want to の使い分け

I’m gonna need to ~ は自分の必要を告げ、I’ll have to ~ は確認が要る事情を伝え、want to は望みや意図を述べます。同じ形でも、誰のどんな事情かを意識すると、場面ごとの違いが見えてきます。

『メンタリスト』を観ながら、短い一言に隠れた使い分けを探していくのも、英語の楽しみ方の一つです。

このエピソードのほかのコラムやフレーズ記事も、場面ごとの英語を取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次