熱くなった相手に「落ち着いて」と伝えるときの英語|『BONES』S08E12で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 熱くなった相手に「落ち着いて」と伝えるときの英語|『BONES』S08E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード12には、捜査の手続きをめぐって話が熱を帯びる場面があります。キャロラインとのやり取りがこじれかけたところで、ブースはフルネームで呼ばれ、Slow your roll と声をかけられます。今回は、熱くなった相手に「落ち着いて」と伝える英語を読み解きます。

「落ち着いて」と言いたいとき、まず浮かぶのは Calm down. ですが、言い方しだいで相手の受け取り方は大きく変わります。場面に合った言い換えを知っておくと、角を立てずに場を収めやすくなります。

目次

「Slow your roll」は「そう焦らないで」

キャロラインは、何を探しているのかを示せないうちは手続きを進められない、という立場です。それに対して、こんな言葉が返ります。

— We can’t tell you what we’re looking for until we go back there and find it.
(何を探してるかなんて、戻って見つけるまで言えないんだ。)

BONES Season8 Episode12 (The Corpse on the Canopy)

少しして、キャロラインに向かって食い下がる声があります。

— Come on, Caroline. It’s just a piece of paper.
(ねえ、キャロライン。たかが紙切れ一枚の話だよ。)

BONES Season8 Episode12 (The Corpse on the Canopy)

話はさらに熱を帯び、突き放すような言葉が続いたところで、ブースはフルネームで呼ばれます。

— You know what? You don’t want to help? Fine.
(もういい。手を貸す気がないなら、それで結構。)

— You can just foxtrot out of here.
(フォックストロットでも踊って、出て行ってくれればいい。)

— Slow your roll, Seeley Booth.
(まあ落ち着きなさい、シーリー・ブース。)

BONES Season8 Episode12 (The Corpse on the Canopy)

Slow your roll. は「そう焦らないで」「落ち着いて」という意味のくだけた言い方です。roll は転がるような勢いを指し、その勢いを緩めて、と伝えるイメージとされています。命令の形でも響きが軽く、相手の熱をやわらかく受け流す言い方と言えます。

ここで Seeley Booth とフルネームで呼びかけているのも見どころです。英語では、相手をフルネームで呼ぶと、親が子どもをたしなめるときのような改まった響きが加わると言われています。なお、直前の foxtrot は社交ダンスの名前で、少し前の会話に出てきた言い回しをそのまま使った言葉遊びと考えられます。

「落ち着いて」の言い方と響きの違い

「落ち着いて」にあたる英語は、強さや距離感によって使い分けられます。

言い方 ニュアンス
Calm down. 基本の形。言い方によっては見下した響きになることも
Take it easy. 「気楽にいこう」と力を抜かせる
Easy. / Easy there. 短く制する。勢いを止めたいときに
Hold on. 「ちょっと待って」といったん止める
Hold your horses. 「はやる気持ちを抑えて」というくだけた言い方
Slow your roll. 「そう焦らないで」というくだけた言い方

Calm down. は最も分かりやすい言い方ですが、怒っている相手に向けると「感情的になっている」と決めつけるように聞こえ、かえって相手の怒りをあおることがあるとされています。親しい相手なら Slow your roll. や Hold your horses. のように少し遊びのある言い方、仕事の場面なら Let’s slow down a bit.(少しペースを落としましょう)のように自分も含めた形にすると、角が立ちにくくなります。

落ち着くよう促したあとは、話を前に進めるひと言が続くと場が収まりやすくなります。この場面でも、やり取りの終わりに次のように続けられます。

— So you come back with something I can work with and I will get you that warrant.
(だから、こっちが使えるものを持ってきてくれたら、その令状は取ってあげる。)

BONES Season8 Episode12 (The Corpse on the Canopy)

勢いを止めるだけで終わらせず、次に何をすればいいかを添えると、話がこじれたまま途切れずに済むことが分かります。

まとめ|勢いを止めるひと言を使い分ける

今回は『BONES』シーズン8エピソード12から、Slow your roll をはじめ、Calm down、Take it easy、Hold your horses など、熱くなった相手に落ち着くよう伝える言い方を読み解きました。同じ「落ち着いて」でも、言葉の選び方ひとつで相手の受け取り方が変わることが見えてきます。

フルネームでの呼びかけのような細かな言い回しにも注目しながら、次回も『BONES』の英語を一緒に読み解いていきましょう。

このエピソードの英語は、Love you. と I love you. の違いを扱うコラムや、いつからそこにあるかを伝える英語のコラムでも読み解いています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次