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『フレンズ』シーズン6第17話では、モニカとチャンドラーが、仕事の都合で当日に祝えなかったバレンタインデーを、日をずらしてあらためて祝います。二人は今年、贈り物をお互いに手作りするという取り決めをしています。
恋人同士のバレンタインデーの過ごし方は、国や家庭によってさまざまです。作中の二人の取り決めを追いながら、祝う日の決め方から贈り物の交換までの英語を見ていきます。
「We’re celebrating it tonight」当日に祝えなかったときは日をずらして
カフェのセントラルパークで、チャンドラーは仲間にこう相談します。
Chandler: Look, I need your help– I don’t know what to get her for Valentine’s Day.
(なあ、助けてくれ。彼女にバレンタインに何をあげればいいか分からないんだ。)
Rachel: Well, Valentine’s Day was two weeks ago so I wouldn’t get her a calendar.
(そうね、バレンタインは2週間前だったから、私ならカレンダーはあげないわね。)
Chandler: She was working on Valentine’s Day so we’re celebrating it tonight.
(モニカはバレンタインの日は仕事だったから、今夜祝うんだよ。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)
what to get her for Valentine’s Day は「バレンタインに彼女に何をあげるか」で、get は「(贈り物を)買ってあげる・用意する」の意味で使われています。レイチェルは、行事がもう過ぎていることを、贈り物の案にかけた冗談で指摘しています。I wouldn’t get her ~ は「私なら彼女に〜はあげない」と、自分ならどうするかを仮定の形で言う言い方です。
チャンドラーの説明では、モニカがバレンタインデー当日に仕事だったため、二人は2週間ほど遅れて今夜祝うことにしています。we’re celebrating it tonight は現在進行形で、すでに決まっている予定を表す形です。
仕事や予定の都合で当日に会えないときに、別の日にあらためて祝うかどうかは、カップルによって異なると言われます。この二人の場合は、日をずらして祝うことを選んでいます。贈り物を買うか作るかといった中身の決め方も、作中では二人の間の取り決めとして描かれています。
「We promised we’d make each other gifts」二人で決めた手作りの約束
ジョーイがスパの予約を勧めると、チャンドラーはその案を採れない理由を話します。
Chandler: We promised we’d make each other gifts this year.
(今年はお互いに贈り物を作るって約束したんだ。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)
make each other gifts は「お互いに贈り物を作る」で、each other によって二人が作り合うことを表しています。We promised we’d ~ は「〜すると約束した」という形で、we’d は we would の短縮です。this year とあることから、毎年のことではなく今年の取り決めとして話していると分かります。
場面がモニカとチャンドラーの部屋に移ると、チャンドラーはモニカに約束の中身を確かめます。
Chandler: Do we have to make the entire thing?
(全部作らなきゃいけないのか?)
Monica: Yes. Why, did you forget to make yours?
(そうよ。どうして、自分の分を作るの忘れたの?)
Chandler: Of course… of course not.
(まさか……まさか、そんなことないよ。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)
the entire thing は「全部」で、一部を買ったもので済ませられないかを探る問いになっています。モニカの did you forget to make yours? の yours は「あなたの分(の贈り物)」で、同じ名詞をくり返さずに済ませる言い方です。モニカの答えは Yes. の一言で、取り決めは「全部手作り」です。続けてモニカは、これまでで最高のバレンタインデーになると口にします。手作りの贈り物をどこまで手作りとみなすかは、作中では二人の約束として決められています。
「You ready to exchange gifts?」その夜の贈り物の交換
その夜、二人は部屋で贈り物を交換します。チャンドラーが You ready to exchange gifts? と声をかけ、モニカが「あなたから」と促します。チャンドラーは、仕上げたばかりなので包んでいないと言って、テープを差し出します。
Chandler: But I made you a tape of what I think are all romantic songs.
(でも、俺がロマンチックだと思う曲を全部入れたテープを作ったんだ。)
Monica: What a great gift.
(なんてすてきな贈り物なの。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)
make someone a tape of ~ は「人のために〜を録音したテープを作る」という形です。モニカの What a great gift. は「What a+形容詞+名詞」の感嘆の形で、贈り物を受け取ったときのお礼の前に添えやすいひと言です。曲を選んで1本のテープにまとめたものが、作中では手作りの贈り物として扱われています。ただし、このテープは実はチャンドラーが自分で作ったものではありませんでした。続いてモニカの贈り物が開けられます。
Chandler: It’s a sock bunny.
(靴下のうさぎだ。)
Monica: Yeah, yeah, you remember how I call you “bunny”?
(そう、そう、私があなたを「バニー」って呼ぶの、覚えてる?)
Chandler: Not really.
(あんまり。)
Monica: Well, I did one time and I want to start doing it more.
(まあ、1回呼んだことがあるだけだけど、もっと呼ぶようにしたいの。)
Friends Season6 Episode17(The One with Unagi)
チャンドラーの Not really. は「あまり(覚えていない)」と、はっきり否定しすぎずに答える返事です。英語では、恋人を動物の名前などの愛称で呼ぶ人もいます。モニカは贈り物の意味を、その呼び名に結びつけて説明しています。このあとモニカも、このうさぎは自分で作ったものではなく、今夜のことも作り合う約束もすっかり忘れていたと打ち明けます。
まとめ|日をずらして祝うバレンタインデー
we’re celebrating it tonight で祝う日を伝え、make each other gifts で二人の取り決めを示し、exchange gifts で贈り物を交換する流れを見てきました。行事の過ごし方は、カップルごとの約束で形が変わります。
二人の取り決めの行方を追いながら観ると、贈り物をめぐる英語がより身近に感じられます。
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