「You’re just saying that」と言われたら、何と返す?励ましが本心だと伝える英語|『BONES』S09E02で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「You're just saying that」と言われたら、何と返す?励ましが本心だと伝える英語|『BONES』S09E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード2では、カムが身に覚えのない請求に追われ、研究所の仲間たちがその様子を気づかう場面が描かれます。今回は、落ち込む人にかけた励ましを「そう言ってくれるだけでしょ」と受け流されたとき、励ました側がどう返せば本心だと伝わるのかを読み解きます。

心から言った言葉ほど、気休めだと受け取られると伝え直すのが難しくなります。短く切り返すひと言と、言葉を重ねて支える言い方を知っておくと、励ましが届きやすくなります。

目次

「You’re just saying that」はどんな気持ちで言う?

研究所で、請求の件をめぐって「家を失うかもしれない」と打ち明けた人に、励ましの言葉がかけられます。そこから、こんなやり取りが続きます。

— I might lose my house.
(家を失うかもしれない。)

— All of that is true… but none of it is really you.
(それは全部本当だ…でも、どれも本当のあなたじゃない。)

— You’re just saying that because you love me.
(愛してるから、そう言ってくれてるだけでしょう。)

— I do.
(そうだよ。)

BONES Season9 Episode2 (The Cheat in the Retreat)

You’re just saying that. は「そう言ってくれているだけ」「お世辞でしょう」という意味で、励ましやほめ言葉を、本心ではなく気づかいから出た言葉として受け流す言い方です。just が「ただ口で言っているだけ」という響きを加えています。照れや謙遜から言うことが多い一方で、本当に信じきれずに言う場合もあるのが、この表現の難しいところです。

ここでは because you love me と理由まで添えられていますが、返ってくるのは I do. のひと言です。理由の部分をそのまま認めて短く返しているのが印象的です。否定して言い争うのではなく、相手の言葉を受け止めたうえで気持ちを伝える返し方と読み取れます。

本心だと伝える返し方

You’re just saying that. と言われたときの代表的な返し方を整理すると、次のようになります。

返し方 意味 響き
No, I mean it. いや、本気だよ 短く打ち消す定番
I’m not just saying that. ただ言ってるわけじゃない 相手の言葉をそのまま否定
I really mean it. 本当にそう思ってる 気持ちを強める
I’m serious. 真面目に言ってるよ 冗談ではないと伝える
I’d tell you if it weren’t true. 違うならちゃんと言うよ 正直さで裏づける

伝わりやすくするコツは、打ち消したあとに具体的な理由を1つ添えることです。たとえば I’m not just saying that. Your presentation was really clear.(ただ言ってるんじゃないよ。プレゼン、本当に分かりやすかった)のように言うと、気休めではないことがはっきりします。

作中の励まし方にもヒントがあります。All of that is true… but ~ は、まず相手の言う厳しい事実を「全部本当だ」と認め、そのうえで but から本当に伝えたいことを言う形です。いきなり「そんなことない」と否定するより、事実を認めてから励ますほうが、相手も言葉を受け取りやすくなります。You’re right, it didn’t go well. But that doesn’t change how good you are.(確かにうまくいかなかった。でも、それで君の実力が変わるわけじゃない)のように応用できます。

言葉を重ねて支える英語

その後、研究所では、助けを受け取ろうとしないカムに向けて、こんな言葉がかけられます。

— You’ve got friends here, Cam.
(ここには友達がいるでしょう、カム。)

— People who love you.
(あなたを大切に思う人たちが。)

BONES Season9 Episode2 (The Cheat in the Retreat)

You’ve got ~ here. は「ここには〜がいる」と、相手のそばにいる存在を思い出させる言い方です。2行目の People who love you. は文ではなく名詞のかたまりで、前の言葉に付け足して意味を強めています。会話ではこうした短い追加がよく使われます。

— It’s not a burden for any of us to help you.
(あなたを助けるのは、誰にとっても負担じゃない。)

— It’s time you start accepting that.
(そろそろ、それを受け入れて。)

— I just didn’t want people to…
(ただ、みんなに…してほしくなくて。)

— Yeah, we don’t need to hear the reasons.
(うん、理由は聞かなくていい。)

BONES Season9 Episode2 (The Cheat in the Retreat)

It’s not a burden for ~ to … は「〜にとって…するのは負担ではない」で、相手の遠慮を先回りして打ち消す言い方です。It’s time you start ~ing は「そろそろ〜していいころだ」という促しで、書き言葉では It’s time you started ~ と過去形にする形が一般的とされています。理由を言いかけたところで「聞かなくていい」とさえぎるのも、気持ちを疑う必要はないと伝える一つの方法と言えます。

まとめ|「本気だよ」を短く、具体的に

今回は『BONES』シーズン9エピソード2から、励ましを受け流す You’re just saying that. と、それに返す I do. や I mean it.、言葉を重ねて支える It’s not a burden などを読み解きました。短い打ち消しに理由を1つ添えるだけで、励ましの重みが変わることが見えてきます。

心のこもった言葉が気休めで終わらないための英語は、ドラマの会話の中にも息づいています。

あいさつやお金と信用の英語を扱った同じエピソードのコラムも、あわせて読むと場面の流れがつかみやすくなります。

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