「How you doin’?」と「How’s it going?」はどう違う?気軽なあいさつを言い分ける英語|『BONES』S09E02で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「How you doin'?」と「How's it going?」はどう違う?気軽なあいさつを言い分ける英語|『BONES』S09E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード2には、ブースとブレナンが夫婦向けの合宿に参加し、ほかの参加者たちに夫婦として紹介される場面があります。その短いあいさつの中に、How you doin’? と How’s it going? という、似ているようで形の違う2つの声かけが続けて出てきます。

どちらも「元気?」と訳されることが多い表現ですが、文の形やくだけ具合には違いがあります。今回は、この2つに How are ya? を加えた3つのあいさつを、聞かれたときの返し方とあわせて読み解きます。

目次

紹介のあとに続く3つのあいさつ

2人が参加者の輪に紹介されると、次のようなあいさつが立て続けに交わされます。

— How you doin’?
(どうも、元気?)

— How you doin’?
(やあ、元気?)

— How’s it going, eh? How are ya?
(調子はどう? 元気かい?)

— What’s your problem, kids? Too beautiful?
(で、あんたたちの問題は何? 美男美女すぎるとか?)

— Oh, thank you. You flatter.
(まあ、ありがとう。お上手ですね。)

BONES Season9 Episode2 (The Cheat in the Retreat)

How you doin’? が2回続き、そこへ How’s it going, eh? How are ya? というあいさつが重なります。3つとも、本気で近況をたずねているというより、「どうも」「やあ」に近い初対面の軽いあいさつとして使われているのが分かります。文末の eh は「ね」「だろ?」と軽く同意を求めるようなひと言です。

続く2行は、夫婦の悩みに向き合う合宿ならではの冗談です。「どこが問題なの、美男美女すぎるとか?」とからかわれ、You flatter.(お上手ですね)と軽く受け流すやり取りになっています。ほめ言葉を真に受けずにかわす、くだけた返しの一つと言えます。

「How you doin’?」と「How’s it going?」の違い

How you doin’? は、How are you doing? から are が落ち、doing の語尾が「ドゥーイン」と短くなったくだけた形です。主語は you で、聞いているのは「相手自身の調子」です。話し言葉そのものの形なので、メールや改まった場面では How are you doing? と書くのが自然とされています。言い方によっては、親しげで少しおどけた響きにもなります。

一方の How’s it going? は How is it going? の短縮形で、it は特定の何かではなく「物事」「最近の状況」をばくぜんと指しています。直訳すると「どんな感じで進んでいる?」で、相手の近況や調子全般をたずねる定番のあいさつです。くだけた表現ですが、同僚や知り合いにも広く使えるとされています。it を具体的な名詞に替えて How’s the project going?(プロジェクトの進み具合はどう?)のように言えるのも、この形の便利なところです。

表現 元の形 たずねていること くだけ具合
How are you? — 相手の調子 ふつう(丁寧にも使える)
How are ya? How are you? 相手の調子 くだけた
How you doin’? How are you doing? 相手の調子・様子 かなりくだけた
How’s it going? How is it going? 近況・物事の進み具合 くだけた定番

How are ya? は you を「ヤ」と軽く発音した形で、意味は How are you? と同じです。3つのうちどれを選ぶかは、相手との距離と場の雰囲気で決まると考えると整理しやすくなります。

聞かれたら、何と返す?

こうしたあいさつは、詳しい近況報告を求めているわけではありません。短く答えて、同じ質問を返すのが基本の流れです。

How you doin’? や How are ya? には、Good, you?(元気だよ、そっちは?)、Pretty good. How about you?(まあまあ元気。あなたは?)、Not bad.(悪くないよ)などと返します。Can’t complain.(特に不満はないよ)も、気軽な返事としてよく使われます。

How’s it going? には、It’s going well. や Going great. のほかに、Good. や Pretty good. と短く答えることも多いとされています。たとえば次のようなやり取りです。

A: Hey, how’s it going?(やあ、調子はどう?)
B: Pretty good. How about you?(いい感じだよ。そっちは?)
A: Not bad, thanks.(悪くないよ、ありがとう)

初対面で紹介された場面なら、あいさつのあとに Nice to meet you.(はじめまして)を添えると、ぐっと自然な流れになります。

まとめ|3つの「元気?」を場面で選ぶ

今回は『BONES』シーズン9エピソード2から、相手の調子をたずねる How you doin’?、近況全般をたずねる How’s it going?、軽い How are ya? の違いと返し方を読み解きました。形の違いを知っておくと、聞かれたときにも迷わず短く返せるようになります。

次回も『BONES』と一緒に、会話の入り口になる英語を学んでいきましょう。

同じエピソードからは、励ましの言葉やお金と信用の英語を扱ったコラムもあわせて読めます。

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