海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン8エピソード23の冒頭では、研究所の面々が作業に取りかかる前に、道具や機材の用意を一つずつ確かめていきます。全員分のスーツはあるか、必要な機材はそろっているか、といった短い問いと答えが続く場面です。今回はこのやり取りから、用意がそろっているかを確かめる英語と、その返し方を読み解きます。
会議やイベント、旅行の支度など、始める前の確認はどんな場面でも起こります。決まった言い方を知っておくと、確認の会話がぐっと楽になります。
「Do we have enough ~ for everyone?」で人数分を確かめる
冒頭の研究所では、全員分のスーツがあるかを尋ねる声に、短い答えが返ります。
— Do we have enough suits for everyone?
(全員分のスーツはある?)— Just.
(ぎりぎり足りる。)— These last two are for us.
(最後の2着は私たちの分。)BONES Season8 Episode23 (The Pathos in the Pathogens)
Do we have enough + 名詞 + for everyone? は、人数分そろっているかを確かめる定番の聞き方です。ここでの suits は、作業用のスーツを指しています。返事の Just. は「ぎりぎり(足りる)」という一語の答えです。These last two are for us. の last は「残っている最後の」という意味で、最後の分を誰が使うのかまで伝えています。数を確かめるときは、次のような返し方もできます。
| 返し方 | 意味 |
|---|---|
| Yes, plenty. | うん、たっぷりある |
| Barely. | なんとか足りる |
| We’re one short. | 1つ足りない |
| Not quite. | 少し足りない |
「I have a ~ up there?」で機材がそろっているかを確かめる
場面が変わって、研究所では機材の置き場所の確認が続きます。まず確かめるのはホッジンスです。
Hodgins: I have a mass spec up there?
(上に質量分析計はあるんだよな?)BONES Season8 Episode23 (The Pathos in the Pathogens)
mass spec は mass spectrometer(質量分析計)を縮めた言い方です。この文は I have ~? と、語順を平叙文のまま語尾を上げて尋ねています。Do I have ~? と疑問文の形にするより、「〜はあるんだよね?」と念を押す響きになるとされています。このあと遠心分離機もあるかを尋ねる声があり、次の答えが返ります。
— Yes, Dr. Hodgins, it’s all up there.
(はい、ホッジンス博士、全部上にそろっています。)BONES Season8 Episode23 (The Pathos in the Pathogens)
it’s all up there は「全部そこ(上)にある」。Yes で請け合ってから名前を呼び、短く「全部そろっている」と伝える返事です。同じ場面なら It’s all set.(準備は全部できています)と言い換えることもできます。
「has been set up」と「They’re finishing ~ now.」で済んだことと途中のことを伝える
続いて、アンジェラに向けて、機材の設置が済んだことが伝えられます。
— Angela, all your camera equipment and scanning equipment’s been set up next to the light table.
(アンジェラ、カメラとスキャンの機材は全部、ライトテーブルの隣に設置してあります。)— And the direct Ethernet link to the servers in my office?
(それと、私のオフィスのサーバーに直接つなぐ回線は?)— They’re finishing cabling now.
(今、配線を仕上げているところです。)— Okay.
(分かった。)BONES Season8 Episode23 (The Pathos in the Pathogens)
‘s been set up は has been set up の短縮で、「設置してある」と作業が済んでいることを伝える現在完了の受け身です。機材を主語にすることで、誰がやったかより「もう使える状態か」に焦点が当たります。
次の問いは And the ~? だけで始まっています。確認したい項目を And でつなげば、動詞をくり返さずに「それと、〜は?」と次の項目へ進めます。
答えの They’re finishing ~ now. は、まだ終わっていないものの、今まさに仕上げている途中だと伝える形です。It’s almost done.(もうすぐ終わります)や It’ll be ready in a few minutes.(数分で準備できます)も同じ場面で使えます。最後の Okay. で、確認がひと区切りついたことが分かります。
まとめ|数える、確かめる、済んだことと途中のことを伝える
今回は『BONES』シーズン8エピソード23から、Do we have enough ~ for everyone? で人数分を確かめる聞き方、has been set up や They’re finishing ~ now で済んだことと途中のことを伝える返し方を読み解きました。短い問いと答えを重ねるだけで、準備の確認はきちんと進みます。
作業前のちょっとしたやり取りにも、確認のための英語の型がそろっていることが見えてきます。
同じエピソードの他のコラムでは、「まだ何もない」と伝える返し方や、lucky と fortunate の違いも読み解いています。


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