「misplace」と「lose」はどう違う?「なくす」を言い分ける英語|『BONES』S09E15で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「misplace」と「lose」はどう違う?「なくす」を言い分ける英語|『BONES』S09E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード15は、ブースとブレナンの家の朝、書類の間から高額の小切手が出てくる場面で始まります。今回は、そこで交わされる「うっかり置き忘れるような物じゃない」という一言を手がかりに、日本語ではどちらも「なくす」になる misplace と lose の違いを読み解きます。

鍵や財布が見つからないとき、英語でどう言えばいいのか迷う人は少なくありません。2つの動詞の守備範囲を知っておくと、「どこかに置いた」と「なくしてしまった」を言い分けられるようになります。

目次

「misplace」は置き場所が分からなくなること

朝の支度の最中、書類の間から1枚の小切手が見つかります。それを見て、こんな言葉が出てきます。

— I wondered where that went.
(どこへ行ったのかと思ってた。)

BONES Season9 Episode15 (The Heiress in the Hill)

I wondered where ~ went. は「〜はどこへ行ったのかと思っていた」で、物の行方が気になっていたことを伝える言い方です。物が自分で動くわけではありませんが、英語では Where did my keys go? のように、物を主語にして「どこへ行った?」と言うのが自然です。

続いて、その小切手の中身が明かされます。

— It’s a check for $75,000.
(7万5,000ドルの小切手だよ。)

— That’s not just something you misplace.
(うっかり置き忘れるような物じゃない。)

BONES Season9 Episode15 (The Heiress in the Hill)

misplace は「置き場所を間違える」「どこに置いたか分からなくなる」という意味です。mis(誤って)と place(置く)の組み合わせで、物そのものは家のどこかにあるはずだ、という含みがあります。ここでは not just something you misplace で、「そんな大金の小切手を、うっかり置き忘れる人はいない」という響きになっているのが分かります。

「lose」はなくす・失うまで広く使える

一方の lose は、物が手元から消えてしまうことを広く表します。どこかに置いたのか、落としたのか、盗まれたのかを問わず使えるうえ、人や機会を「失う」ときにも使えるのが特徴です。

別の場面では、家族をめぐる話の中で、こんな一言が出てきます。

— But the fact is a person doesn’t just lose a brother.
(でも実際のところ、人は兄弟をうっかりなくしたりしない。)

BONES Season9 Episode15 (The Heiress in the Hill)

ここでの lose は、物を落とすような「なくす」ではなく、「存在を見失う」に近い使い方です。小切手の場面の misplace と同じく not just / doesn’t just と組み合わされ、「そう簡単に起きることではない」という意味になっているのが面白いところです。

表現 意味 ニュアンス
misplace 置き場所が分からなくなる どこかにあるはず。一時的
lose なくす・失う 見つからない。人や機会にも使う
can’t find 見つからない 今探しているが出てこない
leave ~ behind 置き忘れてくる 場所が分かっていることが多い

物が見つからないときの言い方と返し方

日常会話で一番よく使うのは、I can’t find my phone.(スマホが見つからない)です。まだなくしたと決まっていない段階では、この言い方が無難です。

I’ve misplaced my glasses.(メガネをどこかに置いちゃった)は、家の中にあるはずだと分かっているときに向いています。少し丁寧で、職場でも使いやすい言い方です。

置いてきた場所が分かっているときは、I left my umbrella on the train.(電車に傘を置き忘れた)のように leave を使います。この場合は「なくした」というより「置いてきた」で、取りに戻れる見込みがあることも伝わります。

I lost my wallet.(財布をなくした)は、出てこない可能性が高いときの言い方です。落とし物の届け出などでは、この lose を使います。

探している相手には、Where did you last see it?(最後に見たのはどこ?)や Did you check your bag?(かばんの中は見た?)と返すと、一緒に探す気持ちが伝わります。見つかったら There it is!(あった!)と言えば十分です。

まとめ|「どこかにある」と「なくした」を言い分ける

今回は『BONES』シーズン9エピソード15から、物の行方を気にかける I wondered where that went.、置き場所が分からなくなる misplace、なくす・失うまで広く使える lose を読み解きました。

「見つからない」の中にも、まだどこかにある場合と、もう出てこない場合があることが見えてきます。

同じエピソードの他のコラムでは、言いたいことがありそうな相手に話を促す英語や、小切手の裏書きの文化も取り上げています。

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